【動画感想文】「頑張りすぎ」にも応用できそう 『自動思考の罠 脳の暴走を止めるには?』
適応障害で休職して丸2ヶ月が経ち、メンタルもだいぶ落ち着きました。
まだまだ波はありますが、何とか飲み込まれずに戻ってこられる日も増えました。
ところが自分が元気だと思うとつい調子に乗ってしまい、後から頑張りすぎている事に気付く、といったパターンも出てきました。
基本的に私、今している仕事は好きな事なので、
・集中しすぎて時間を無視し、昼食を取りそびれる
・「今ノッてるから出来るとこまでやりたい」と自主的にサービス残業し、帰宅したら疲れすぎて動けなくなる
こんなことが休職前から度々ありました。
いくら好きなこととはいえ「頑張りすぎ」だな、という自覚はあるのですが、どうしても止められません。
適応障害になった直接の原因は、昇進したことですが、それ以前から「頑張りすぎ」が常態化していた所にも問題があったのかなと考えています。
復職にあたって調子が良いときの「頑張りすぎ」もコントロール出来るようになりたいのですが、何とかならないか…。
そう考えていたところで、私の心のオアシス、名越康文先生の動画シリーズでヒントになりそうな内容を見つけました。
名越康文TV シークレットトーク youtube分室
自動思考の罠 脳の暴走を止めるには?
「マイナス思考から抜け出せない自分を変えたいが、どうすれば良いか」
といった質問に答えている動画ですが、調子が良いときの「頑張りすぎ」にも応用できそうに感じたので、感想を残します。
視聴した感想(キーワード抜き書き)
・マイナス思考は「自動思考」であり、自動思考と言うのは「脳の働き(暴走)」である
私は名越先生の動画で知った「自動思考(automatic thoughts)」という言葉ですが、認知行動療法で使われる言葉のようです。
自動思考(じどうしこう、英:automatic thoughts)とは、状況に対応して非常にすばやく、自分の意志とは関係なく自動的に湧き出る思考を指す。
引用:「自動思考」wikipedia
・思考には2種類ある。「自分が」考えている事なのか?「脳が」考えている事なのか?を分けて考える必要がある。
「自分が」考える事は「heart」とも言い換えていらっしゃいましたが、要は身体感覚を伴ったような、全身的なものを指すようです。
「自分が」考える事には「苦悩」はあまりないそうです。(悲しみ、寂しさなどはある)
動画はネガティブな思考についての話ですが、
調子が良くて頑張りすぎている場合にも応用して考えられそうです。
自分(heart)は「お腹空いた」「身体が凝って痛い、疲れた」「眼精疲労で頭痛がする」と訴えるのに
脳(mind)が「今ノッてるから、お昼もトイレも後回し」「もっとやりたい」と自分(heart)を追いやって暴走してしまっている状態なのかな、と私は受けとりました。
・脳が暴走し始めたら、まず切り替える。切り替える方法を3つくらい持っていると良い。
脳の暴走には、身体的なアプローチがやはり効くようです。
動画で上がっていた具体例は
・冷たい水で顔を洗う
・シャワーを浴びる、半身浴をする
・散歩する
・深呼吸をする
これでも切り替えられないなら、本格的に運動する
(筋トレなど)
とにかく一度切り替えて、「違う地平に出る」事が必要なのだそう。
ネガティブな雑念を深呼吸で追い出す、ということは何度か成功しているので、何となく感覚はつかめます。
メンタルが好調な日、っていうのがここ最近ようやく出てきた感じなので、そういった意味でも脳の暴走が始まったら、試してみたいと思います。