mio akamatsu

🗽→🇫🇷 海外に住んで3年目、今はパリ。映画をつくる、アートとコーヒーが好き。週末に投稿✍️

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マガジン

  • パリ生活の夢、時々悪夢

    クスって笑えるような日常を細かく記す。とにかく、一人暮らし最高。

  • ニューヨークの悪夢

    ニューヨークでの生活をまとめました。色々挑戦して楽しんでたつもりなのに、思い出すのは嫌な思い出が多いのはなんでだろう?

  • フランスのワーホリのこと

    フランスのワーホリに関すること。ビザ、アパート問題、職探しなどの困難など、主に辛かったことを振り返ってシェアします。

  • わかるかわからないかの境界

    なんか、心が動いた瞬間

最近の記事

パリで美味しい「白いケーキ」を求めて

「白いケーキが一番美味しいよね、結局」 私のお気に入りのセリフの1つである。 今書いている物語に登場するんだけども。 この発言は約8年ほど前に、一緒にケーキを選んでいた人からのもの。 そしてその時食べた白いケーキが、ものすんごく美味しかったのだ。 それ以降私は「白いケーキが一番美味しい説」の隠れ信者である。 白いケーキの魅力は一言では語りきれない。 私が好きな点は、 「白いケーキのシンプルな見た目から、味が想像できないドキドキ感」と 「白(クリーム)とその他の素材との繊細

    • 不思議ちゃんから、映画監督へ

      肩書きというものは、便利であり厄介だ。 私、映画監督になったらしい。 なっているのには、薄々気づいていたけども。映画が完成して、映画祭で上映されて、ついにそれになったと言えるらしい。 最近「こちらは映画監督の〜」と紹介されることが増えて実感している。 日本だったらあまり見かけない肩書きであるので、そう紹介されることにかなり恐縮していたのだけど。 「映画監督(cineast,filmmaker)」という職業は、パリでは違和感なく通用するみたい。 私は映画制作で生計を立てて

      • 光溢れるジヴェルニーの夏、モネの夏

        冬が近づいている。 私は冬が苦手なので、光が溢れていた夏の話でもしよう。 今年の8月、ちょうどパリでのオリンピックが終わった頃にジヴェルニーを訪ねた。もう睡蓮が咲き終わってしまう頃かなぁ、出遅れたなぁと思いながら。 ジヴェルニーは印象派の先駆者、クロード・モネが人生の後半を過ごした場所。 私は好きを通り越して、印象派を崇め奉っているくらい尊敬している。19世紀後半パリ、保守的な絵画界に反して、モネたちは新しいグループを立ち上げる。それがのちに「印象派」と呼ばれるものになる

        • 海外生活、ずっと体調悪い

          胃腸炎になりました。多分。 今年でめでたく2回目。 5日間くらいほぼ寝たきりで、トイレとベッドと近所のスーパーに行くのみ。 数分動き続けるとお腹が痛くなるので、ただベッドに寝転がって空を見つめている。 今は自分には必要な休息期間なんだと諦めて、「何もしないを、する」。 思えば日本を出て3年目、ずっと体調悪い。 今年パリに来てからは、特に体調が優れない。 家探し、職探し、学校探し、社交、仕事、、、 日々の生活の中に、「やらなきゃいけないリスト」が溢れてしまう海外生活。 私

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        • パリ生活の夢、時々悪夢
          13本
        • ニューヨークの悪夢
          3本
        • フランスのワーホリのこと
          3本
        • わかるかわからないかの境界
          1本

        記事

          絵の中に入る夢を叶える場所/Atelier des Lumières

          なんだか疲れていて、現実逃避したくなっていた。 大好きなパリに住んでいても、そういうこともある。 旅行嫌いの私には珍しく、どこかヨーロッパ旅行するかと、飛行機のチケットを探し始めた今日この頃。 そんな時にパリの11区にある「Atelier des Lumières」に、ゴッホの作品を全身で感じに行く。 一歩その空間に足を踏み入れた瞬間、ゴッホの青が全身を流れた。 部屋中が隙間なく、ゴッホで埋め尽くされている。(おそらく)彼が描いた年代通りに映し出される作品たちは、どこか寂

          絵の中に入る夢を叶える場所/Atelier des Lumières

          【フランスワーホリ】銀行口座開設の長い道のり

          なんと近々、私の友達2人がワーホリでパリにくる!(いえい!) 彼女たちに質問されたことは、きっとワーホリ準備中の多くの人が知りたいことだろう!と思い、書いていく。誰かの役に立ちますように。 前置き フランスにはいくつか大手銀行があり、オンラインで開設できる口座もあります。私は友人におすすめされたLCLと言う銀行で口座を作ることにしました。街の至る所にATMを見かける、大手銀行の1つです。 また、パリ内に「ジャパンデスク」と言う日本人の方が日本語で対応してくれる支店がある

          【フランスワーホリ】銀行口座開設の長い道のり

          『アメリ』の魅力再考と、モンマルトル散歩。

          フランス映画が好き!と言うと100%、こう言われる。 「おすすめのフランス映画はなに?」と。 正直、こんなにつまらない質問はない。 本気で好きなフランス映画を言っても大抵は、「は?」と言われて会話は続かない。 なので私はよく「『アメリ』という映画が好きだよ〜」とこなす。 実際何度も何度も見ているし、好きなのは嘘ではないし、知名度が高い名作だ。 ただし、「あ〜〜みたことあるんだけど、よくわからなかったんだよね〜」か「おしゃれだよね〜」と言われて会話終了。 『アメリ』と言う映

          『アメリ』の魅力再考と、モンマルトル散歩。

          オリンピック直前、パリに住んでる人の今

          パリの最近の街。 国旗マークがついたジャージで歩いている人、オリンピック限定デザインのグッズを持っている人、本名が書かれた札を首から下げている人… 歩いている人はほとんど、オリンピック関係者。 もしくは、すでにバカンスを終えて労働に戻ってきた人たち。そしてもしくは、バカンスを手に入れることができない労働者たち(私のこと)。 大抵のパリジェンヌとパリジャンはすでに休暇中、パリから去っている。私のアパートの隣人は、7月の頭から不在だ。下の階に住む大家さんは、9月にパリに帰って

          オリンピック直前、パリに住んでる人の今

          傷心の応急処置

          傷口からしたたたり落ちる血を見つめていた。 想像よりも、赤かった。 彼が何か凶器を持っているのは気づいていた。 でも、まさかこんな鋭利な刃だったとは。 朦朧とする意識の中、彼との記憶が蘇る。 ありきたりの走馬灯に吐き気。 床のラグの上に座り込む。 私は今、家に1人。自分で何とかするしかない。 この傷、どうする? 第1処置 状況把握 奈落の底に行く前に、 自分がこの世に存在することを確認しよう。 身体の中から空気を出し、地球の酸素を吸収。 叫ぶ。 私の第一声は「は?」

          傷心の応急処置

          パリの病みタイム20時と、遠距離友情

          これまで複数回、遠距離恋愛を経験してきた。過去の恋愛を振り返りたくないタイプなので数えるのはやめたが、何度も何度も懲りずに遠距離恋愛に挑戦していた自分がいる。 その一方で。どんなに遠く離れてても、温かい眼差しで見守ってくてているお友達との「遠距離友情」はなかなか形が変わることがない。 私はパリに友達がいない。(まだ少ない、と言っておこう。) しかしながら、朝起きたら日本の友達から「おはよう」があるし、夜寝る時はニューヨークの友達から「おやすみ」がある。孤独を感じた朝でも、

          パリの病みタイム20時と、遠距離友情

          プライド月間と、紛らわしいフランス語🌈

          6月はプライド月間(でしたね。この投稿は本当は6月中に公開したかった涙) 6月29日(土)には、パリでもパレードがあったみたい。その日の電車はレインボーの服を身につけた人がちらほら。 私が何かのマイノリティーであるかどうかはここでは言うつもりはないけれど、レインボーカラーに私は興味津々なのです。彼らは自分自身のことをよく理解していて、自分自身が自分自身でいることに誇りを持っているところを尊敬している。 そういうこともあって私は日常生活において、例えば見た目が男性だけど、

          プライド月間と、紛らわしいフランス語🌈

          ビザ狂いだった、2年間のニューヨーク生活

          ニューヨーク。移民同士でのおしゃべりが、よく行き着く話題は「ビザ」のこと。あなたは何のビザでここにいるの?どうしてそのビザを取れたの?などなど。彼らは、「ビザ」「家賃」「次のホリデー」のことで頭がいっぱいだ。 私だって、そのうちの1人だった。 5年間という期限付きの学生ビザで始まったニューヨーク生活。毎朝毎朝、目を開けた瞬間にその終わりが近づいているのを感じていた。 学生ビザで入国した瞬間から、次のビザはどうする?と私が悩んでいたことを、改めて整理するために記す。誰かの役

          ビザ狂いだった、2年間のニューヨーク生活

          「できるけど、しない」を選択すること/フランスでシャンプーをやめてみた

          「やらないで後悔より、やって後悔」、「とにかく全力で挑戦!」という、熱血スポ根漫画のような精神で生きてきた私。でも最近、全力で生きていることに疲れている自分に気づく。 自由に生きているように見える、フランス人の影響かもしれない。昼過ぎからテラスでビールを飲んでいる優雅さを、なんだか羨ましくなったのかもしれない。そう、最近「できるけど、しない」の選択をしている自分が増えている。 最初に思いつくのはシャンプーをやめたこと。 フランスの水が合わないのか、シャンプーが合わないのか

          「できるけど、しない」を選択すること/フランスでシャンプーをやめてみた

          引き籠りが選ぶ、パリが舞台のNetflixラブコメドラマ3選

          パリに来てすぐ、引きこもりでした。 アパートが見つからない、天気が安定しない、話し相手がいない、つまり、精神不安定になり、家から出たくなくなる。壁の外では、見たことのない素晴らしい景色が広がっているのに。 そんな私を外に連れ出したのは、パリが舞台のNewflixのラブコメドラマでした。 私、この人たち(ドラマの登場人物)と同じ街に住んでいるんだ!と、部屋に引きこもりながら感じてました。この人たちも切磋琢磨して生きてるし、私もそろそろ現実世界に生きるかぁと思わせてくれた。

          引き籠りが選ぶ、パリが舞台のNetflixラブコメドラマ3選

          ニューヨークとパリ、どちらが好き?という難問

          私は昨年末まで2年間、ニューヨークに暮らしていた。 そして今年、パリに引っ越してきた。 もうすぐ3ヶ月が経つ。 パリで出会った人々には「ニューヨークとパリ、どっちが好き?」と必ず聞かれる。これはきっと今後、私に付き纏う難問だ。 「ニューヨークとパリ、どっちが好き?」 と言う質問そのものについて、とても違和感を感じる。 そもそも、私は「どっちが好き?」と言う問いに、どちらか一つを選ばない。なぜなら、どちらも好きだから。 例えば「チーズケーキとエクレアどっちが好き?」も決

          ニューヨークとパリ、どちらが好き?という難問

          【フランスワーホリ】ビザ申請時に大使館で詰められること

          朝11時、広尾駅の前のコンビニのカフェスペース。私はやたらと緊張していました。今から、ビザの申請にフランス大使館に行くところ。 とにかくその時の私は日本での住所不定、無職、というなんとも面倒くさい状況。ビザが拒否されることは許されない、という自ら課したプレッシャーに毎日押しつぶされそうだった。自業自得! ただ、そんな緊張をする必要なんてなかったので、当日感じたことをここにシェアします。 *ワーホリ申請情報は大使館のHPが全て正しいです。  下記は私の体験談です、何かあり

          【フランスワーホリ】ビザ申請時に大使館で詰められること