あの人は、優しい。 とっても優しい。 優しすぎる。 どんな時にも、気遣った声をかけてくれる。 絶対に誰も傷つけたくない。 と、言わんばかりに言葉を選び、場を荒げることはしない。 誰にでも優しくて、優しすぎて。 その優しさは、無責任な優しさ。 まるで、水に映った花火のように、綺麗に見えているのに、そこにはない。 その人はそこにいるのに、本当のその人はそこにはいない。 私は、あの人のつかめそうでつかめない優しさからそろそろ離れなければ行けない時なのかもしれない。 弱い私にそんなこ
昔から「永瀬は男の趣味が悪い」で有名だ。 旦那も全くさえない。 まあ、私がさえない女だからなのだが(笑) 精神的に繊細な部分もあるのか、すぐやめてしまったりと収入も不安定。 ギャンブルもするし、若かりし頃の私に数百万の借金を返させた強者。 でも、暴力はなかったし、大きい声で威嚇するようなこともなく、穏やかで、女関係も無かった(はず…私が知らないだけかもw) 不満は私に興味がないことぐらい。 お金関係も不満だったが、私が頑張ればなんとかなった。 そんな時に不覚にも初めて会ったゆ
ゆうちゃんと私は同じ職場で働いていた同僚。 私は永瀬望。30代半ばの既婚子供なし。 ゆうちゃんは、金山裕二。私より2つ年上。既婚、子ども2人。 私がバイトしていたリラクゼーションサロンに、ゆうちゃんが初めて出勤してきた日のことはよく覚えている。 強面のおじさんがお店に入ってきて、受付に座っている私に 「青木さん、いてますか?」 と、ぶっきらぼうに聞いてきた。 青木は、このお店のオーナー。オーナーは姉弟でしていて、姉は、洋子、弟は洋一郎。 私は 「洋子でしょうか?洋一郎でしょ
昨日、一昨日と久しぶりにアルを飲んでいるが、飲みだすと制御が効かない体質は変わってないみたい。 風邪ひいて体調悪いけど、これはアルのせいではない。 これは、体力、免疫ともに落ちてたところに6連勤したからだ。 ウイルスは見えないからね〜 私の職場にはウイルスがいっぱいいる。 今日聞いてみたら、あちこちでゲロってる人がいるらしい。 ちなみに、私も日曜日ゲロった。 カレーたべて、ポテトチップス食べたからだと思っていたが、もしかしたら、普通になんかに感染しているのかも? 職場復帰して
骨折して1か月。 薬の関係とか、気分的なものもあってアルやめてたんだけど、そろそろ飲んでみようか!と飲んだ!!!ん、だ、け、ど… 5%のお茶サワーがめちゃくちゃアルコール度数高く感じた。 え?ストロング? ぐらいに感じた。 けど、そんなの一瞬ですぐにいつもの大好きなお茶サワー(笑) 1回飲んでしまえば、すぐに元にもどる。 350缶4本と500 缶1本。 あー、具合悪いw 一昨日くらいから怪しかったけど、酒のんでウトウトして起きたら、がっつり風邪症状。 今、現時点では、もうしぱ
私が初めてお酒を飲んだのは多分高校生かな? もう、大昔のことだし、そんなことみんなしてて許される時代だった。 小学生の頃にワインなのか忘れたけど、ガラスの綺麗な瓶で、コルク栓が付いていたお酒が私にはとっても魅力的で☆そのコルクを度々抜いては(あーいい匂い)と嗅いでいたヤバい子どもだった。 もう、このへんから酒飲みの片鱗がうかがえる。 高校生の時には、父親にビール飲みたいと言えば、ほれ!と瓶を渡される環境。 父親は、毎晩酔っ払ってリビングでゴロンと寝落ちしてた。 それが当たり前
次のお店に着いた。 亜美はめちゃくちゃ機嫌が悪い。 「私、帰ろうかな…」 「気にしなくていいんじゃない?」と、彼。 そんなやりとりをしながら、2人でお酒を飲んでいた。 正直、記憶はほとんどない。 お前、いい加減、帰れよ!!! 亜美がキレた。 ここだけは覚えている。 私はベロベロに酔っ払って1人帰った。 彼と彼の友達は、次に人に会う予定があることを私は知っていた。なので、そこはすぐに切り替えた。 私はブチギレてる亜美を見ながら、はいはいと、さっさと帰り支度をした。 帰り
この辺からは、酔っ払っていてほとんど覚えていない。 どういう流れか気付いたら前のお店をでて、5人でどこかに向かって歩いていた。 数メートル先には、明らかに怒り心頭、頭から湯気が見えるくらいの迫力で男友達2人と3人並んで歩いている亜美。 私と彼はぴったりくっついて、手をつないでいた。 そりゃ、亜美は面白いはずがない。 私が「亜美さん、私のこと邪魔だろうね。はじめからずーっと邪魔だったろうね。」とつぶやく。 「別にいいんじゃない。」と、彼。 そうなのだ。 別に亜美は彼の恋人で
私たちが、テーブルの下の隠されたところで、何をしていたのか他の3人は気付いていなかった。まさか、裸足の足の裏を触っていただなんて誰も思わないだろう。 でも別にたいしたことじゃない。 酔っ払った大人が子どもみたいに戯れてただけ。 彼の男友達も亜美の男友達もタバコを吸ってる彼と私の会話になんか全く無関心で、男同士盛り上がりゲラゲラ笑っていた。 ただ、私たちをチラチラ監視していた亜美だけは、タバコを吸い出した彼と私がなんの話をしているのか気にして聞き耳をたてていた。ムッとした表情
彼はポケットからタバコを出して吸い始めた。 火を付ける角度、横顔、吸って吐く仕草。 全部かっこよかった。 酔いの回っている私は思ったことをそのまま口にだす。 「タバコは卑怯だわ。」 「ん?」 煙をくゆらせながら酔って潤んだ可愛い目で私を見る。 「かっこよすぎる…」 不意打ちすぎたのか、吹き出すように笑う彼。 それからは、照れながら「かっこいい」を意識した様子でわざとらしく吸っていた。 私はきっとデレデレしてたと思う。 グラスを両手で持ち、デレデレニヤニヤ彼を見ていた
この日は暑くて、全員、Tシャツだったりサンダルだった。 私はTシャツにスニーカー。 彼はTシャツにサンダル。 みんなラフな格好をしていた。 私はアルコールの力を借りないとろくに話せない。 ぐるぐる考えすぎて、黙りこくってしまう。 彼も酔わないと敬語が抜けなくて、人懐っこいくせにシャイで繊細な感じの人だった。 2人でお酒を飲みながらポツポツおしゃべりをしているうちに、彼も酔って気が緩んできたのか左太腿に右足を置く感じで脚を組み出した。サンダルの脱げた裸足の右足の裏がこっちを
私が所在なげに立っていると、彼が「ここに座ったらどうですか?」と人懐っこい笑顔で彼の隣の席の椅子を引いてくれた。 このニコニコ、大好き。 どうしていいのかわからなくて困っている私を気遣ってくれたようだ。 そう。彼は優しい。 でも私は戸惑った。 「え?でも、亜美さんはどこに座るのかな?」「適当に座ると思いますよ?」「でも、ここ…」「もういいじゃん、座りなよな。ほーら!」 彼に促され、隣に座る。 緊張と恥ずかしさを隠すように、私はどんどんお酒を飲んだ。 私は自分でも呆れるほど
ずいぶん前。私が若かった時のこと。 私は大好きな人に会えることになって浮かれていた。その時、私には恋人もいたが長年付き合っていてマンネリ化していた。 大好きな人と彼の友達(男)、他に彼のことを好きであろう女の人(亜美)とその男友達、5人で会うことになった。 しかも、会う3時間くらい前に彼の友達から、よかったらありんこさんも来ない?と突然のお誘いだった。僕達の他にもくるんだけど。とのことだったが、そんなことどうでもよかった。私はただ彼に会いたかった。 その時彼に会うのはまだ3
お父さん、大好きだった。 数年前、大病を患って闘いながらも家族に愛されて旅立った。 お父さんのお通夜の時、白杖をついた初老の男性が訪れた。誰も知らない人だった。 男性が言うには、お父さんに救われた。と。 お父さんは、小さな町の教育長をしていた。 その時に、男性は、教職員をしていたそうだ。 ある日、事故にあい、視力を失う。 そして、職も失うことになったそうだ。 それを知ったお父さんが、教員が教職を失うなんてダメだ!と、色々なところに手を回し、どのような形かはわからないが、
自己肯定感を高めましょう。 なんだ、これ? 自分を好きになろう。 自分を甘やかそう。 自分を大切にしよう。 自分は自分でいい。 みんな、違って、みんな、いい。 なんだ、これ? ほんとに、そうか? 違うから、 『でもね』理論が始まる。 相手のことも尊重しましょう。 世間が勝手に決めた良し悪しの価値観を頭に叩き込んで、自分の心を傷つけてでも、その価値観が正しいと思い込みましょう。 そうしなきゃ、あなたは、生きていてはいけないの。 私なんて なんにも出来ない ほん
はじめまして、ありんこです。 おばさんです。 もともと、snsが好きで無収益のものをぽつぽつとやっていたのですが、長くやっていると何だかわずらわしさも出てきて、思ったことを書きにくくなったので、こっちに来てみました。 よろしくお願いしまーす☆