反戦ムードでロシア内もウクライナ内でのロシア軍も上官に逆らいバラバラに。
戦地の状況ではなく戦争状態自体がその国にとって大きなマイナスであることにいつ気付くのでしょうか。
気付いていたなら戦争を止める選択肢が取れないのはなぜなんでしょうね。
この数か月でロシアが得たものは何かあったのでしょうか。
周りから見ても皆が皆そう思うのに、現地のロシア兵が考えていない訳がありません。
毎日毎日仲間を失い続ける日々が続き、祖国ロシアでは外国の産業が次々撤退。外国と繋がっているクレカも使えない。マクドナルドすらない。
戦争が終わりロシアに帰っても何か嬉しいことがあるのでしょうか。
戦利品はあるのか。
余程の戦闘狂や強奪、略奪が好きな人でもない限り得られるものはないでしょう。
戦地での内紛は激化しているようです。
ロシア軍内の内紛です。
記事では6/12に電撃首脳会談が!トルコでゼレンスキー大統領と会談をして停戦の可能性がとの話もありますが、5月の終戦記念日でも同じようなこと言っていたので明確な公式発表が出るまでは気にしていても仕方ないと思います。
こういう区切りごとにニュースやエンタメで取り上げられますが一々振り回されることはないでしょう。
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とにかくプーチン支持が多いと言われていたロシアでももうプーチンの求心力が失われていることを止めることが出来なくなりました。
元々若者はそれほどプーチンに思い入れもない上に自由主義でしたが、ロシア国内の不便さがたった数ヶ月でこれほど際立ってきたのでメリットよりも莫大なデメリットを直視できる様になってきたのでしょう。
…というよりも普通に生活していれば嫌でも分かるということでしょう。
2000年ごろ、プーチンが大統領となった頃、原油価格の需要が膨らんでいったことでロシアは大成長を続ける日々が続き、プーチンは人々から大きな支持を得ました。
そこから20年も波に乗れていればそりゃプーチン支持となるのも頷けます。
もちろん行動も関係していたでしょうが、たまたま時代とロシア国内の産業がマッチした結果とも言えます。
ですが少しずつ経済は傾いていきます。
2014年に一瞬で急襲して戦争とならず一方的にクリミア併合を成し遂げた成功体験、コロナによる経済悪化、ウクライナ国内の情勢が安定せず内紛を繰り返して民主主義国家の形を整えている最中の為 中々NATOに加盟できない現状、アメリカがイランイラクから引き世界の警察をやめて対中国に夢中となっているタイミング、北京オリンピックにより世界の目が逸れているタイミングにより今なら実質支配できると突撃の決定を下してしまいました。
2014年に辛酸を舐めたウクライナが兵士の育成や大量の罠を張っていましたが、相手も学ぶということを見落としていたロシアはウクライナを包囲して一斉に攻撃を仕掛けてしまったのです。
ウクライナは2014年から国策として鍛え続けた武器を扱える兵士を確保しつつ大量の罠と更に大量に見せる為のダミーも多数配置、時間を稼げたことにより各国より物資や武器を支援してもらい量より質でここまで戦えています。
対抗が継続できているのはウクライナは量も質も世界のあちこちから補充できているからですね。
ロシア兵士は最初、施設や一般市民は攻撃しないとか軍事訓練に行くだけだから実際に戦うことはないとか言われ連れていかれたという事実があり、士気が引くく、逆にウクライナは今度は絶対に奪われないという高い士気を持っていました。
そしてそれが今でも引きずられて佳境になってきているというニュースです。
プーチンは6/12に会談して「ロシア国民や未来のことを一番に考えて…」など綺麗ごとを言いながら停戦に持っていくのでしょうか。
これほど強硬な姿勢を崩さなかった彼ですから普通に平行線になることもあり得ます。
今後も毎日とは言わなくとも定期的に状況を追っていきましょう。
では今回はこんなところでノシ
メルカ