1995年のバックパッカー#31 カンボジア2 シェムリアップープノンペン たまにはちゃんと考えた。
アンコール遺跡群からの帰り道、森の道が終わり、シェムリアップの町に入ってすぐの広場で、ムエタイの野試合が開催されていた。夕暮れの空の下、その素っ気ない四角いリングは、日本の盆踊りの櫓と重なった。
シェムリアップの、屋根もない広場でのムエタイは、本場バンコクのルンピニースタジアムとは規模も内容も雲泥の差があるが、そこにはメコンの田舎興行の長閑さがあって、別物として十分楽しめた。
選手は概ね小柄であり、少年選手の姿もあった。
僕はリングサイドや主催者席などを、自由にうろついて写真