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#読書感想文

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文芸書から自己啓発書まで、読書感想文として書き留めています。ご参考になれば幸いです。
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2021年10月の記事一覧

井上忠司『「世間体」の構造 社会心理史への試み』の読書感想文

井上忠司『「世間体」の構造 社会心理史への試み』の読書感想文

井上忠司の『「世間体」の構造 社会心理史への試み』を読んだ。初出は、1977年に日本放送出版協会より出版され、2007年に講談社学術文庫になった本である。

世間とは、実体があるようで、ないものでもある。あると思えばあるし、ないと思えばない。非常に主観的なものであるがゆえに影響力も強い。

たとえば、SNSでの誹謗中傷に苦しむ人は少なくない。その当事者は、世界中が敵のように思え、好奇の目にさらされ

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カル・ニューポート(2016)『大事なことに集中する』の読書感想文

カル・ニューポート(2016)『大事なことに集中する』の読書感想文

カル・ニューポートの『大事なことに集中する 気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法』を読んだ。2016年にダイヤモンド社より出版された単行本で、原著のタイトルは『DEEP WORK』である。

著者は、MITでコンピューター・サイエンスの博士号を取得し、ジョージタウン大学で働いている大学の先生である。

同じ著者の『デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方』を読み、こちらも

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ミシェル・クオ(2020)『パトリックと本を読む 絶望から立ち上がるための読書会』の読書感想文

ミシェル・クオ(2020)『パトリックと本を読む 絶望から立ち上がるための読書会』の読書感想文

台湾系アメリカ人のミシェル・クオ(Michelle Kuo)の『パトリックと本を読む 絶望から立ち上がるための読書会』を読んだ。2020年に白水社から出版された本である。原題は『Reading with Patrick: A Teacher, a Student, and a Life-Changing Friendship』である。

彼女は台湾系アメリカ人、いわゆる移民二世である。アメリカにお

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カル・ニューポート『デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方』の読書感想文

カル・ニューポート『デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方』の読書感想文

カル・ニューポートの『デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方』を読んだ。著者はジョージタウン大学の准教授である。わたしは、2019年に出版された単行本で読んだ。

世界中の人たちが、こんな悩みを持っているのではないかと思う。

「実行に移したいアイデアがたくさんあるのに、いざ腰を下ろして、取りかかろうとすると、なぜかスクリーンにネットフリックスが現れるんです」
p.86 『デジタル・ミニ

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ジュンパ・ラヒリ(2019)『わたしのいるところ』の読書感想文

ジュンパ・ラヒリ(2019)『わたしのいるところ』の読書感想文

ジュンパ・ラヒリの『わたしのいるところ』を読んだ。2019年に新潮社より出版された本である。

ジュンパ・ラヒリは1967年生まれ、2015年からプリンストン大学で創作を教えているのだという。

この本はイタリア語で書かれたものの翻訳である。第二言語で書いたものが出版されるというのは、やはりすごいことである。

といっても、ラヒリの母語はベンガル語と英語だから、マルチリンガルであることは、それほど

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スローマン、ファーンバック『知ってるつもり 無知の科学』の読書感想文

スローマン、ファーンバック『知ってるつもり 無知の科学』の読書感想文

スティーブン・スローマン 、フィリップ・ファーンバック『知ってるつもり 無知の科学』を読んだ。単行本は、2018年に早川書房より出版されている。

この本を読んで「なるほど」と思ったのは、人類は何も知らない。無知であることに無自覚で生きている。わたしたちは「知識」を外部、ほかの人々に委ねている、という点である。コミュニティの中で知識は分散されるのでなく、共有されている。これは、当たり前のことなのだ

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『私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2』の読書感想文

『私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2』の読書感想文

『私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2』を読んだ。朝日新聞社から出版されている朝日新書の一冊である。

語り手が豪華だったので、思わず手に取ってしまった。

阿川佐和子、東浩紀、岩田健太郎、宇佐見りん、オードリー・タン、カーメン・ラインハート、金原ひとみ、桐野夏生、金田一秀穂、クラウス・シュワブ、 グレン・ワイル、瀬戸内 寂聴、多和田葉子、筒井康隆、出口康夫、西浦博、パオロ・ジョルダーノ、

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