「パリっ子の食卓」を読んだ話
「書く習慣」1ヶ月チャレンジのネタ以外のことも書きたくなってきました。
ネガティブな内容が続いたので、もう少しニュートラルな話題を投稿します。
熱心とは言えないかもしれませんが、読書が好きです。
読書好きを自称してますが、名作と呼ばれるような小説はあまり読んでません。夏目漱石の作品だけは、全て読みました。夏目漱石の関連作品も読んでる方だと思います。
そんな名作知らずの自称読書家が、最近読んだ本について書こうと思います。
最近出版されたわけではないようですが、書店で実物を見て、気になって、購入。
こういう出会いがあるから、私にはリアル書店は絶対に必要です。
地方都市在住なので、リアル書店では買えない参考書や洋書の購入は、ネット通販のお世話になってます。リアル書店も注文すれば取り寄せてもらえるとは思いますが。
パリ在住の日本人が、普段お家で作ってる料理のレシピを紹介されてます。料理のレシピだけでなく、料理に合う酒(主にワイン)も一緒に紹介されてます。こういうのって、お酒が大好きな人には嬉しい情報では?
私自身は家で酒を飲まないし、酒が無くても生きていけるタイプなので、「料理作る度に合わせる酒のことまで考えるのは、大変だな」と思いました。
飲み会🍻でも無い限り飲酒の機会はありませんが、料理に合う酒を考えたことがありませんでした。黒ビール、ハイボール、梅酒ソーダ割、ウォッカトニックがあれば充分です。
料理とお酒のマリアージュを考えることも、作る上での楽しみが増えるかもしれません。
この本のレシピは、素材毎ではなく、季節毎に掲載されてます。
読むだけで、フランス(特にパリ)の旬の食材や季節毎の習慣を知ることができます。
これって、薬膳に通じる部分があります。薬膳は、旬の食材をいただくことも住む土地の習慣も大切にします。陰陽五行だけを意識すれば良いというわけではありません。
陰陽五行は学ぶ必要がありますが、『旬の食材をいただく』ことも『自分が住む土地の習慣を
大切にする』ことも即実践できるので、それらを実践するだけでも薬膳を取り入れた生活になります。薬膳では、『身土不二』と言いますが、地元食材を消費する『地産地消』も薬膳の大切なコンセプトでもあります。
春から始まるわけですが、春の食材に臓物系の食材が頻出することに驚きました。
臓物系のスープ(煮込み?)が多かったので、福岡名物のもつ鍋がフランスでもウケるかも…と思いました。福岡のもつ鍋スープの味もウケると思いますが、スープにバターとか生クリームとか使うと、喜ばれそうな気がします。
あと、驚いたのが、ウサギ。
フランスでウサギ肉を食べる習慣があることは知識としては知ってましたが、肉屋にウサギと分かる状態で置いてあるようで驚きました。買うときに、切り分けてもらうというような表現が数回出てきました。
皮を剥いで、血抜きした状態のウサギが店頭にあるんだと読み取りました。どんな感じでウサギがフランスの肉屋の店頭で扱われてるのか見てみたいですが、食べたいと思うかは別の話です。
夏になると、魚料理が増えます。
バカンスだか何かでパリから離れることもあるからだと思いますが、南仏やポルトガルの料理も登場します。
魚のレシピが多く、日本人にも受け入れられそうな印象でした。勿論、料理と一緒にお酒も紹介されてます。
ポルトガルでは、イワシを七輪で焼いて食べることもあるそうです。それだけで、ポルトガルに行きたいと思いました(笑)。勿論、イワシには、マテウスワインの白を合わせます。←他にポルトガルのお酒を知りません。
春のパートを読んでる時は、「臓物系が苦手だからフランスには行けないし、行っても食べられるモノが無さそう」と思いました。
夏のパートから、一転。めちゃくちゃ行きたくなりました🤣
秋になると、デザートのレシピが増えます。
梨や栗が旬の時期なので、果物を使ったレシピが多くなるようです。
デザートにもお酒を合わせていただくのが、フランスのオトナ流デザートの楽しみ方のようです。コーヒーや紅茶でも良さそうなのに…と思ったのですが、ディナー後のデザートなのでお酒がお供として紹介されてます。
スイーツ好きなら、秋にフランスに行くといいかもしれません。
そして、冬。
やはりポトフが登場します。
どの季節でも煮込み料理やオーブン料理が多いのですが、冬は特に煮込み料理が多い印象です。日本の鍋物みたいな感じかもしれません。
パリという土地柄からだと思いますが、世界中の色んな所から来た人たちから教わったレシピが登場します。
アフリカの料理とか、日本では馴染みの無い土地のレシピも登場します。
色んな所のレシピが掲載されてるので、日本では入手不可能な食材もあるかもしれません。元々パリ在住の日本人向けの雑誌に掲載されていたレシピを書籍化したそうなので、日本で料理を作ることを想定して書かれてません。
食材が無いなら、代用品で作るのもアリです。代用品で作ってみて、いつか現地で本物を食べればいいんです。
それが旅のきっかけになると思います。私なら、いつか本物を現地で食べようとブツブツ言いながら作ります。
家庭料理のレシピ本ですが、いつかフランスに行って、現地で味わってみたいと思いました。お手頃価格のレストランに行けば、家庭料理っぽいモノが食べられるのでは?と期待してます。
行くなら、春以外を希望します。
夏だとシーフードが美味しそうです。
夏はサッカーのシーズンオフなのが残念ですが、6月ならル・マン24時間レースがあります。それに合わせて渡仏するのもいいな…とニヤニヤしてます。
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