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👠シンデレラ曲線 ~小説・漫画・映画
絵だけでなく脚本もゼロからのスタートでした。
最近は先生のアドバイスで脚本の本を愛読しております。
どうやら漫画や映画、小説には、数種の型がありそれに沿っているというのです。
複数種のうち、私が製作中の読み切り漫画は下図のシンデレラ型!
苦難と成功の間に大きな動きがあるのが特徴です。
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漫画において、読み切りでの成功事例は決して多くありません。しかし、映画の世界では『君の名は。』『天気の子』『君の膵臓を食べたい』のような作品が、限られた時間の中で観客の心を震わせています。
映画という媒体は、観る人に「物語の設定を長々と読まされている」と感じさせることなく、映像と音楽の力でスムーズに物語へと引き込むことができます。
一方で、日本の漫画作家は「つかみが命」だと考えているため、序盤で退屈させるような構成にはしません。だからこそ、画力やギャグを駆使して読者を一気に惹きつけることで、シンデレラ型の物語も漫画として成立し得るのではないかと私は考えています。
シンデレラ曲線を描いた物語には、大きなメリットがあります。
序盤で舞台やキャラクターの説明をしっかりと済ませることで、中盤以降、物語は息つく間もなく加速度的に展開し、読者を一気に物語のクライマックスへと運ぶのです。
私が今構築しているストーリーは、「起承転承転結」の形をとっています。小さな波と大きな波を絶妙なバランスで組み込み、読者を引き込むことが鍵。そのために重要なのが「主人公の不幸」です。物語に強い落差をつけるためには、悪逆非道な敵キャラクターを描き、その行為の残虐性や非道さをしっかりと表現しなければなりません。
シンデレラ型の物語は、主人公がどれだけ深く落ちるかによって、その後のカタルシスが決まります。
短ページ・限られたコマ数の中で、それをどこまで表現できるのか。
2回目の「承転」における展開は、まだ解決できていない大きな課題です。
でも、課題があるということは、面白さの成長の余地があるということ。
以上、今の自分の考えのアウトプットです。まだまだ試行錯誤の途中ですが、きっと答えを見つけます。頑張ります。
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