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あなたは「自分」を生きていますか?
ネットや本屋に並ぶ書籍を眺めていると、
「引き寄せの法則」「潜在意識の書き換え」「脳科学を使って自己実現」
など、これらに書かれていることをマスターし、使いこなせるようになれば、あなたも幸せになる!ということがコンセプトとなっている情報があります。
結論から言うと、これらの情報のほとんどは嘘偽りなく書かれています。
なぜならば、「思考癖を変えることで、自分の望みを実現させること」は可能だからです。
それなら、ネットや本から得た情報を元に、書かれている情報すべてをやれば、自分の望みが実現できるんだ!全部実行するぞ!
と、書かれている情報を、闇雲に取り入れ実行するだけでは、残念ながら効果を得られないケースが多いです。
重要なのは、内面の変化!
今回は、「思考癖を変える」最初のステップとして、セルフイメージについてお話します。
あなたは「自分」を生きてますか?
自分は自分以外の何者でもないよ!
自分なんだから自分を生きて当たり前でしょ?
タイトルをご覧になって、そう思われた方もいるかと思います。
確かに、幽体離脱で他者と入れ替わらない限り、外見姿形は「自分」に間違いありません。
ところで「自分」とは何でしょう?
「あなたはどんな人ですか?」と聞かれて、明確に答えることができますか?
おそらく、大半の人はぼんやりとしたイメージを持っているだけで、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
学生時代に進路を決めるとき、就活や転職を考えるときに「やりたいこと」を見つけるために、
「自分」とは何なのか?
と、自己分析をしたことがある人もいると思いますが、果たして、その時に見つけた「自分」や「やりたいこと」は本物だったのでしょうか?
実は私達、知らず知らずのうちに
「他人の考え」を主軸として生きていることがあるのです。
「あなたはどんな人ですか?」の返答になる、自分が持っている「セルフイメージ」
私達の「セルフイメージ」は、外部から与えられた情報を元に形成されていきます。
例えば、産まれたての赤ちゃんは、自分の身の回りの情報を認識することができません。
認識できることといえば、もともと本能として備わっている感受性から、自分に関わる人の「喜怒哀楽」くらいです。
産まれたばかりの赤ちゃんは、自分の名前、出生地や誕生日なんてことは、もちろん知りませんし、「自分という存在」が人間であることさえも分かりません。
では、なぜ私達は「自分」という人間を認識できるようになったのか?
私達は、成長するにつれて、自分の立ち位置や 自分がどんな存在なのかを「他者の反応」から認識していく能力が備わり、
他者から「自分の存在」を教わります。
時には、自分の近親者などからの話によって「自分はこういう人なんだ!」と、自分自身を認識することもあります。
つまりは、外部や他者から「自分という情報」を与えられてきたからなんです。
乳幼児から幼稚園くらいの幼いときの記憶が残っていたとしても、
実はその記憶、当時の話を近親者から聞いた情報から形成されたものだったり、他者の反応から認識してしまった「自分像」だったりします。
人によっては、自我が芽生えた頃に、妹や弟が産まれた、など自分が生きていくうえでの大きな変化を経験した場合は、「外部から与えられた記憶」ではなく、「自分がその当時感じた記憶」として残っていることもあります。
ですが、自分がその当時感じた記憶であっても、記憶の情報部分には「他者の価値観」だったり、「他者目線の見方」という情報が差し挟まれている場合があるのです…!
幼い頃の記憶の大半は「外部からの情報」=「他者目線から見たあなたの人物像(イメージ)」や「他者の反応から認識した自分の人物像(イメージ)」
要するに、「他者から刷り込まれた情報」が多いんですね。
そして、幼い頃の記憶と同じように、今自分が持っている「セルフイメージ」も「外部から刷り込まれた情報」を元に創り上げられている可能性が大いにあるのです。
人間の脳というのは、過去に自分が見聞きした情報や自分が感じ取った情報はもちろん、他者や外部から刷り込まれてきた情報を、繰り返し利用しながら、物事を判断しています。
今自分が持っている「セルフイメージ」は本来の自分にとって誤った情報を信じたうえで形成されていることがあります。
そのため、「自分」を生きるためには、今自分が持っている「セルフイメージ」について、意識化し、「本当に自分が感じていることなのか」深堀して確かめる必要があるのです。
しかし、そもそも多くの人は、自分の「セルフイメージ」が「外部からの刷り込まれた情報」を元に創り上げられてきたものだと、気づいていません。
今の自分が持つ「セルフイメージ」って、いつ、どこで、誰からの情報で、できたもの?
今自分が持っている「セルフイメージ」を挙げてみてください。
文字にして視覚化すると、今自分はどんなセルフイメージを持っているのか意識化しやすくなるので、紙やスマホのメモなどに書き出すことをおすすめします。
例えば、
例① 努力や我慢を重ねても結果を出せないダメな自分
例② 適齢期を過ぎても結婚できない魅力のない自分
という、セルフイメージを持っていたとします。
例① 努力や我慢を重ねても結果を出せないダメな自分
努力を重ねているのに結果がでないのは、本当にあなたの能力不足なのでしょうか?
そもそも、努力を重ねていることは「本当に自分がやりたい」と心から思っていることなのでしょうか?
〇〇するためには、努力して△△しなければならない。
ダメな私は××で結果を出さなければならない。
上記のような思考に囚われてないでしょうか?
日本の教育、社会システムは、「個性をのばす」ことよりも、周りの人と同じことをして競い合い、「結果を残す」ことが重要視されています。
そのため私達は、幼い頃から「周りの人と同じことをしなければならない」「努力して勝つことこそ美徳」ということを刷り込まれてきました。
例えば、学校で出された宿題をやらなかったとします。
すると、「やりたくないからやらない」「やる意味あるのかな?」という考えが浮かんできます。
ところが、
上記のように、みんながやっていることに反する自分の意見から「自分らしさ」を表現すると、
「自分らしさ」=個性は評価されず、むしろ「なぜ、みんなと同じことができないんだ!」と怒られて、個性を否定されてしまいます。
私達は、このような現場(現実)を目の当たりにすると、
「やりたくないことでも、やらないとみんなの前で怒られたり、否定されるくらいなら、
たとえ、自分にとって苦手なことであっても、我慢しよう。だって、頑張って努力を重ねて結果を出せば周りからも認められるし。」
というような、「自分を守るため」の考えや対処方法が浮かび上がってきて、「自分を守るため」に自分の主張を打ち消してしまいがちです。
真面目な人ほど、「自分の気持ち」に蓋をして、「自分を守るため」にたゆまない努力をしてきたと思います。
苦手なことであろうと、何事にも努力することが好きな人は問題ありませんが、
好きでもない、むしろ苦手なことを無理矢理に努力をし続けることには、いずれ限界がやってきます。
これから先も、好きでもない、苦手とすることに対して、たゆまない努力を重ねていくことは、自分にとって「幸せ」なことなのでしょうか?
そして、「努力こそが美徳」と思い込んで、好きでもない、むしろ苦手なことに対してでも、真面目にたゆまない努力を重ねてきた自分は、本当に本当に「ダメな自分」なのでしょうか?
そもそも、「努力とは美徳」という考えは、いつ、どんな出来事で持ってしまった価値観なんだろうか?
ただただ、結果を出すだけのために、好きでもない、苦手なことを無理矢理に努力し続けていくことって、本当に幸せなことかな?
というような形で、何度も何度も自分に問いかけてあげてください。
上記のように、「自分が感じていること」「思っていること」に対して、疑問形での問いかけを繰り返していくことで、自分にとって間違った価値観を持たされていたと気づく場合もあるし、
世間で言われる常識に囚われて、××という結果を出さなければ、自分の価値が低下してしまう!
という考えを持ってしまったことによって、
「好きでもない、やりたくない、苦手なことを無理して頑張り続けていた」
ということが、浮かび上がってくるかもしれません。
例② 適齢期を過ぎても結婚できない魅力のない自分
そもそも、結婚適齢期とは何なのでしょうか?
メディア等の情報媒体で、30過ぎると女としての市場価値が落ちる!などと、
30歳を境に、結婚することを促すような情報がゴロゴロしていますよね。
でも、一度冷静になって、よーく考えてみてください。
自分にとって、大好きで大切な相手だからこそ、一緒にいて安心したり、居心地の良さを感じるから、この先も一緒にいたい!この人と一緒にいることが幸せ♡と思うから、結婚するのではないでしょうか?
メディア等の情報に焦り、躍らされ、煽られて、結婚したい!と思い込み、妥協して相手を見つけて急いで結婚した場合、本当にあなたは幸せですか?
実は、「適齢期」「30歳を過ぎたら女の市場価値が落ちる」などのフレーズは、結婚に関する業界(例えば、婚活イベント運営企業、ブライダル企業など)の売上を伸ばすための「売り文句」なんです…!!!
まさにこれは、「適齢期」「30過ぎたら女の市場価値が落ちる」といったフレーズから、
「早く結婚しないと、このままずっと独り身になってしまう!!!」と思い込まされている状態。
広告やCMなどの情報媒体から「早く結婚しなければ!!!」と、刷り込まれているんです…!!
それに、「自分の幸せ」を1番に考えたとき、結婚する「適齢期」など存在しませんよね。
いくつ歳をとろうが、あなたはあなたのまま。いつだって、計り知れないほどの「存在価値」をあなたは持っています。
いつでも、あなたは「魅力的な人」です。
本当は「他人の考え」なのに、「自分の考え」=「自分」と思い込んで生きていた!
「セルフイメージは幻想」という言葉があるように、私達の自己認識情報に、
「他人の価値観」や「外部からの情報」が差し挟まれていることが多くあります。
このセルフイメージは、いつどこで感じとったものなのかな?誰かに言われたことだったかな?
本当に自分が感じていることなのかな?
と、自分自身にゆっくり優しく問いかけてみてください。
自分が感じている気持ちや、自分の思考回路の発信源はどこなのか
ということを意識化(認識すること)は、自分自身を知るうえでとても大切なことですし、
自分の未来創造(自分が望む未来の実現)に繋がります。
自分はどのようなセルフイメージを持っているのか。
そのセルフイメージはどこで得たものなのか。
おそらく多くの方は、セルフイメージについて、深く追及したことがないと思います。
慣れない作業で、はじめは戸惑ったり、素直な気持ちが浮かび上がってこなかったりすることがあると思いますが、
慣れてくると、「自分の素直な気持ち」が面白いほどにポロポロ出てくるようになりますよ!
心理学についての記事を書いています! 下記マガジンからご興味のある記事をぜひ読んでみてください♡ ↓ ↓
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