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マルガスキーカンパニー

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脳内社員たちによって綴られた、2019年冬から春までの記録です。
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2019年4月の記事一覧

会社のおやつ 「あんみつ」

今日は番外編。社外にておやつをいただきました。 北海道は雨竜町。 とあるカフェにて、茶碗いっぱいのあんみつを。 つぶあんに寒天、 豆腐で練った白玉、リンゴのコンポート、 柑橘、そしてパンナコッタ。 そこへあんみつをとろり。 慎ましやかで、嬉しい気持ちになれました。 もてなしてもらうって、いいものですね。 まだ薪ストーブが欠かせない季節です。 薪が燃えるときに部屋を満たす香りは、 何かおいしいものを作っている時みたいなにおいです。 心安まりました。 ごちそうさま。

会社のおやつ 「汁なしおしるこ」

頂き物の白い小豆を使って、おしるこを作ろうと思いました。 しかし、途中で汁気が飛んでしまいました。 結果、おいしい小豆が炊けました。 まぁいいか。と思い、先月つきたてのお餅を焼いて、 その上にさらさらのせていただきました。 レンゲでは食べずらかったので、お箸に変えました。 そうだ、そもそもおしるこって、お箸で食べるものじゃないか。 おしるこという存在が久しぶりすぎて、 いろいろ戸惑ってしまいました。 胃袋が安心したい時、なんだかあんこを食べたくなります。 明日は白玉

弊社社長 長期休暇取得のお知らせ

まことに勝手ながら、 わたくし、長期休暇を取得させていただきました。 社長というものは有休がありませんゆえ、 こうして「休暇」という形でお休みをもらうことは、非常に心苦しい。 ゆえに、社員たちにも同じく休暇をとってもらうことにしました。 ええ、彼らはもちろん「有休」です。 しばらく日報もお休みになります。 休暇は、“休暇に飽きるまで”いただく予定です。 世界の市井を存分になめつくそうと思っています。 \ それではみなさん、ごきげんよう! /

日報    4月17日    おいしい冷やし中華の食べ方

記入者 :タラバミント 今日は「夏日」という予報だった。 予報は的中した。 窓から差し込む日差しに、 みるみる社内の温度は上昇していく。 気晴らしに、会社の敷地の雑草抜きをしてみた。 さすが夏日。暑さと汗でへろへろになった。 そのせいだろうか。 僕は午後に入ってから体調を崩してしまった。 パソコン仕事も手につかず、 初めて早退をすることにした。 家のソファでぐったりしていると、 半袖短パン姿のパン父ジュニアがやって来た。 「具合悪そうね」 「うん。でも腹は減って

日報    4月16日    “変化の兆し”をなかったことにしない

記入者:かくなみ みほ 体調が変化すると、 「それまでは快適に過ごせていた」ことがわかります。 4時間睡眠でも元気に活動できていたのに、 8時間は寝ないとスッキリ起きられなくなったり。 二日で治った打撲が、 一週間経ってもズキズキ痛んだり。 昨日の「バカじゃないの?」は聞き流せたけど、 今日の「バカじゃないの?」は心が折れたり。 昨日の体調は、 今日にも対応しているとは限りません。 今日の治癒能力は、 明日にも継続しているとは限りません。 生き物の細胞は、 あっ

日報 4月15日 ピュアだけじゃ生きられない

記入者:明明 「いい仕事してる人」の定義は何だと思う? 真面目で、謙虚? 気が利いて、一生懸命? 人当たりが良く、時間を守る? 仲間に信頼されていて、行動力がある? 自由な発想で、固定概念に囚われない? 信念を持ち、使命感がある……? 近頃いろいろな人とおしゃべりできる機会があって、 ミンミンは「いい仕事してる人の定義」を垣間見たような気がしたの。 いい仕事してる人は、 心の深〜いところに“ピュア”なものがある。 生きる活力の原石みたいなものでね、 表に

日報 4月14日 狩りに行かなくなったので、僕は人生に挑戦することにした。

記入者:タラバミント 僕の周りにいる男友達には、車好きが多い。 僕も車は好きだけど、 彼らの車への情熱は僕のそれとは比べ物にならない。 車にそこまでの興味がない男友達もいる。 彼らが情熱を注ぐのは、戦いである。 世にはびこる悪を倒すべく、 彼らは日夜戦い続け、世界の平和を守っている。 車好きの男友達の一人は言う。 「昔は馬が交通の手段や仕事をする上で大切な存在だったろう?  誰だって、自分にとっての名馬を持ちたいと思うだろうさ。  それが現代になると、車が交通の手

日報    4月13日    世界一長い3分と、世界一短い1時間

記入者:かくなみ みほ 人によって、場面によって、 時間というものの捉え方はまるで変わってしまいますね。 例えば「3分」。 近所のコンビニに歩いていく3分なら、 長いとも短いとも感じないかもしれません。 お腹が空いているときの3分なら、 2分半でカップラーメンを食べ始めてしまうかもしれません。 試験の残り時間3分なら、 内容の出来によって何を感じるか180℃変わるでしょう。 隣町までの電車一駅分の3分なら、 車内の混み具合が天と地を分かつかもしれません。 時間に

日報    4月12日    接骨院で釣りをする

記入者:明明 春のほこりっぽいにおいをかぐと、 中学校に通っていた時のことを思い出します。 部活動に夢中だった私は、 足を捻る、突き指するなんてことは日常茶飯事だったのね。 住んでいたお家の近くに接骨院があったので、 部活帰りに毎日のように通っていました。 「サラリーマンが酒屋で一杯ひっかけてから家に帰る」 みたいな感じでね。“病院に行く”っていう感覚は全くなかった。 接骨院に行くと、まず電気をかけてもらいます。 座ったまま治療できる患者は椅子に通されて、 横にな

日報 4月11日 お楽しみモードの無限

記入者:タラバミント 今日は、僕の「お楽しみモード」について話すこととする。 例えば僕は、 今年のお花見は各地でどのように過ごそうかと想像する。 旭川では、 常盤公園をくるくる歩いて、 ボート乗り場に集まるハトを眺めては休憩し、 それからだるまやのバナナ焼きを買って、その場で一本食べる。 札幌では、 お気に入りのパン屋で焼きたてのバターたっぷりのパンを買い、 札幌図書館の裏の広場にあるベンチでバターが温かいうちに食べ、 市電に乗って気になる駅で降り、ゆらゆら街をさまよ

日報 4月10日 お弁当に愛を込めて

記入者:かくなみ みほ 近頃、SNSでお弁当の投稿をよく見かけます。 私の周辺だけでしょうか。 それとも春の温かさのせいでしょうか。 わたしは、お弁当がある風景がとても好きです。 「お弁当」という言葉を見たり聞くだけで、 なんだか心が浮きたちます。 弁当箱の中に入っているおかずやおにぎりを食べるだけでなく、 お弁当の行為自体を「お惣菜パン」で済ませることもありました。 片手間で食事を終えてしまうのは、 ちょっともったいないような気もしますが、 お気軽に“はむはむ

日報 4月9日 「一生懸命やる」よりも、力が湧く魔法

記入者:明明 自分のことを棚にあげて、一生懸命働いてばかりの人がいます。 そんなに体力を消耗するような生き方して、疲れないの? と、ミンミンは思います。 何年か前に、 「ねぇねぇ、そんな体力を消耗するような生き方して、疲れないの?」 と、当時同じ職場だった人に聞いてみたことがあります。 その人は目をぐりっと見開いて、 引きつった笑顔でこう言ったよ。 「疲れるに決まっているでしょう?」 その引きつった笑顔が、今でも忘れられないの。 仕事にやりがいがあって、日々の暮

日報    4月8日    ハッピーな思考の停滞

記入者: タラバミント 今日は一日ハッピーすぎた。 ここで言うハッピーは、 「超楽しい〜!」みたいな感じじゃない。 日向ぼっこが気持ちよくて、 思考が停滞してしまうようなハッピーだ。 よって、今日は日報に特記すべき物事がない。 小さな気づきすらないのだ。万事オーケー。 何がハッピーって、一日中、 見たい世界が目の前に広がり続けたんだよ。 触れ合う人はみんな穏やかで、柔らかい芯があって、 温かくて、気さくで、それでいて人間クサかった。 天気も最高だった。 青空が清

日報    4月7日    いつも頑張っている人へ

記入者:かくなみ みほ 今日ここに書くことは、 世界にごまんとある“きっかけ”の一つだと思ってください。 わたしは会社のトイレに入るとき、 あえて電気をつけないことがあります。 「あ、電気いらないや」 と思うからです。 早朝や夕方に、その瞬間が訪れます。 会社のトイレには小窓がついていて、 そこから太陽の光が差し込むようになっています。 サンセットのトイレなんか、もう最高です。 夕陽の橙色に染まるトイレ内には、 貴族を思わせる雰囲気が漂います。 小窓から溢れる