日報 4月9日 「一生懸命やる」よりも、力が湧く魔法
記入者:明明
自分のことを棚にあげて、一生懸命働いてばかりの人がいます。
そんなに体力を消耗するような生き方して、疲れないの?
と、ミンミンは思います。
何年か前に、
「ねぇねぇ、そんな体力を消耗するような生き方して、疲れないの?」
と、当時同じ職場だった人に聞いてみたことがあります。
その人は目をぐりっと見開いて、
引きつった笑顔でこう言ったよ。
「疲れるに決まっているでしょう?」
その引きつった笑顔が、今でも忘れられないの。
仕事にやりがいがあって、日々の暮らしに満たされているなら、
疲れていても、きっと得るものがあるよね。
でも、その人は違った。
まるで、
「一生懸命働いていないと、私はダメになる」
という魔法にかかっているみたいだったの。
ミンミンが、
「そのやり方疲れない?」と聞いたとき、
「それを聞くのはタブーだよ」みたいなオーラを感じた。
疲れることは疲れるけど、目的があってその仕事をやってるなら、
疲れを労うのはタブーじゃないし、卑屈になんてならないよね。
どこかに不満があって、それを我慢しながらやっているから、
「疲れ」しか残らないんだ。
目的のない“一生懸命”は、人を壊しちゃうかもしれない。
一流大学に入学するとか、
大手企業に入社するとか、
そこだけをゴールにしない方がいいと思うの。
学びたいこと、知りたいこと、今必要なこと。
そういうことを一番に優先しても大丈夫だよ。
その先で、あなたを待っているものがたくさんあるよ。
今すぐに欲しいものが手に入らなくても、
ちょっと先の未来できっと待っていてくれているよ。
「一生懸命やる」のもいいけど、
「面白いからやる」方が、力を発揮してると思うのね。
どんなことでもいい。
「面白い!」って思ったら、その魔法にかかってみてよ。
きっと今までの「疲れ」とは違う、
たっぷり遊んだ後の“心地よい疲れ”を感じられるから。