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日報 4月7日 いつも頑張っている人へ

記入者:かくなみ みほ


今日ここに書くことは、
世界にごまんとある“きっかけ”の一つだと思ってください。



わたしは会社のトイレに入るとき、
あえて電気をつけないことがあります。

「あ、電気いらないや」
と思うからです。

早朝や夕方に、その瞬間が訪れます。

会社のトイレには小窓がついていて、
そこから太陽の光が差し込むようになっています。

サンセットのトイレなんか、もう最高です。

夕陽の橙色に染まるトイレ内には、
貴族を思わせる雰囲気が漂います。

小窓から溢れる夕陽を浴びて、
「今日も暮れゆくなぁ」と、ひとりごちる。

この春の日課は、
こんな風に電気をつけないでトイレに入ることです。



この習慣を続けていて、こんなことを考えるようになりました。

今、そこに、その電気は必要か?
なくても、気持ち良く暮らせるんじゃないか?

使い方を変えたら、普段の半分くらいの熱量で済んで、
普段見えなかったものが見えたりするんじゃないか?

そんなことを思い、日々実験検証をしてみています。
ですが同時に、電気は便利でありがたいエネルギーだと再認識しました。



もう一つ考えたことが、
人一人のエネルギーにも、同じことが言えるんじゃないか?ということです。

必要なときに必要なだけ、
人は自分のエネルギーを使うべきでしょう。

「いつもやっていること」が、
いつのまにか「いつもやらなきゃいけないこと」になっていませんか?

失敗しないように生きようとすればするほど、
人は完璧な状態を求めます。

真に完璧を目指そうとする人は、
「完璧にはなれない」と知っています。
だから失敗しても、そこから大いに学びます。

わたしは頑固な完璧主義者でしたので、
何事にも失敗したくなかった。

他人の目をとても気にしていたし、
結果、必要以上に自分のエネルギーを放出していました。

エネルギーを使っている状態が当たり前になると、
手癖でエネルギーを使えるようになります。

手癖はそのうち、
「やって当然のこと」と認識されます。

「やらなきゃいけない」「やって当然」にハマると、
手癖となって、自分の行動につきまとってしまうんです。



いつも頑張っている人へ。

「今、電気いらないな」と思えたときは、
意識して、電気をつけないで過ごしてみてください。

「自分のエネルギー、使いどころはここじゃないな」と思えたときは、
少し勇気を出して、エネルギーのスイッチをoffにしてみてください。

今まで見えなかったものを感じられるかもしれません。
トイレの小窓の夕陽みたいに。

エネルギーを手癖で使っちゃ、
それこそもったいないですもの。



今日ここに書いたことは、
世界にごまんとある“きっかけ”の一つだと思ってくださいね。

明日も良い一日を!







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