日報 4月16日 “変化の兆し”をなかったことにしない
記入者:かくなみ みほ
体調が変化すると、
「それまでは快適に過ごせていた」ことがわかります。
4時間睡眠でも元気に活動できていたのに、
8時間は寝ないとスッキリ起きられなくなったり。
二日で治った打撲が、
一週間経ってもズキズキ痛んだり。
昨日の「バカじゃないの?」は聞き流せたけど、
今日の「バカじゃないの?」は心が折れたり。
昨日の体調は、
今日にも対応しているとは限りません。
今日の治癒能力は、
明日にも継続しているとは限りません。
生き物の細胞は、
あっという間に変化するらしいじゃないですか。
「今日の自分」と「明日の自分」は、
たぶん同じ経験をしてきているけれど、
きっとまったく、別の人なんだと思います。
毎日少しずつ、体調が変化します。
心の状態も変化します。
みんなもれなく変化するんです。
「体調を崩す」という表現をすると、
「少し前の方が良い状態だった」というニュアンスが含まれます。
お薬やら治療を行って、
少し前の良い状態に戻そうとする人もいますが、
それは、日々の自分の変化を無視しているとも思うんです。
少し前の日々の状態を続けていたら、
身体や心のどこかに負担がかかり過ぎてしまう。
だから「体調を崩す」ことがサインとなって、表に出てきます。
生き物は歳を重ねるごとに変化に対応して、
体調を変化させ、整える力があると思います。
「体調を崩す」ことは、衰えではないです。
きっと、自分の身体や心が変化する“兆し”なんです。
変化の兆しに気づいたら、
無視しないで、なかったことにしないで、
お茶でも飲みながら寄り添ってみようと思いました。