【健忘録】 数カ月ぶりの散歩

どうも、どうも。今回も患者サイドからはわりと笑える? 結構ほっこりする? エピソードです。

散歩周辺のエピソード😊 あ、ただ出版前の本に書いている散歩内容は、ここでは飛ばしますね。

移植後再発後の治療後本退院の少し前。

たしか、まだ酸素は2L吸ってたんじゃないかな?

けど、久々に調子はいい。ということで、朝のこのタイミングを逃さなければ、ちょっと散歩に行けると確信した。

この日は何故か担当医がやけによく来る。

担当医Aにちょっと外に出てきて良いか尋ねると、院外はダメだけど、院内はOKと言われた。

朝検温等に回ってくる看護師さんを待っていると、担当医Bも珍しく私の部屋に来て、体調を聞く。ちょっと不思議に思いながらも、体調が良いことを伝えて一応担当医Bにも散歩の許可をもらう。

検温に来た看護師さんに散歩に行くと伝えてから出ようと、もう少し待っていると、もっと珍しい担当医Cまでが体調を聞きにやってきた。この人が一番上の指導医や上級医と呼ばれる立場。

(上級医の上級は、上級国民の上級ではなく、上(オーベン)、真ん中(チューベン)、研修医(ネーベン)の3人の医師がチームで患者を診ていたら、リーダー兼指導役が上、5年目くらいが中、初期ないし後期研修医が下ってな構成。ちなみに、オーベンはドイツ語の「Oben=上」、ネーベンはおそらくドイツ語の「neben=近く」から作ったであろう和製ドイツ語。チューベンはその名の通り「中ベン」とまさかのコントっぽい造語🤣ちなみに、ドイツ語で上級医はOberarzt(上の医師=責任者兼指導者)、Assistenzarzt=(アシスタント医師・研修医・インターン・レジデント)。ドイツ語圏でオーベンやチューベン、ネーベンと言っても、上、??、近くや隣といきなり場所を言い出した変な奴になっちゃうので、気をつけよう〜)

一応、医者の種類・立場の補足とトリビア

指導医に当たる担当医Cも、来てくれたついでに、総確認のために散歩の許可をもらった。

あとは、その日の担当看護師さんに病棟を少し離れると伝えてから、病院を好きなだけ散歩するだけ😄

しかし、普段の検温等の時間を大分過ぎても、この日に限って担当さんは現れなかった。

待った方が適切。

しかし、せっかく珍しく好調な短いウィンドウを逃したら、この日に散歩はできなくなってしまう💦

そして、翌日以降も再びこの日の絶好調っぽい体感が訪れるかは分からない。

すると、この一瞬を逃したら、せっかくの散歩ができなくなってしまい、ほどほどに先の帰宅後もいつ外に出れるか分からない。

ならば、メモに担当医3人全員に許可をもらったので、院内を散歩すると書き残し、机の上に置いて出れば、多分誰も心配しないし、探したり問題やインシデントにもならないだろうと考えた。

そして、酸素2Lなんて微量だし、短時間なら耐えられそうと判断して、ヒョイと外して病棟を飛び出した。

きっと、数カ月ぶりに病室外に出た私は、実に生き生きした目を輝かせていたことだろう。

こうして、目一杯散歩して自室に戻った。正直、散歩中にどうしても「もう少しイケる😄」と思いつつ、苦しくなってきても「あともう少しだけ」とちょ〜っとだけ自分の限界を引き上げて散策した。

帰宅後🤣🤣🤣

いんや、病室に戻った後に酸素を再びはめて、サチュレーションモニター(酸素)の数字を見たら90前後をフヨフヨしてる。(普段は2Lで98)、壁の酸素を3Lに上げた。

しばらくベッドで休んでいれば、何事もなく、全て大丈夫。そう考えて、大変充実した朝に満足して、眠りに落ちた。

その後、担当看護師さんにも散歩に行ったことや担当医らから許可をもらっておいたこと等は、きちんと報告した。まぁ、あまりにも楽しかったので、話さずにはいられなかったというのがより適切だろうか。

看護師さんもその時は喜びつつ、秘密ってことにしたんじゃなかったかな?

こうして、全てはパーフェクトで爽快感溢れる一日で終わるはずだった。

しかし、酸素流量を上げていたことを寝て起きたらうっかり忘れてしまっていた。

私は99%は従順で素直な患者なんだよなぁ(少なくとも、当時は礼儀正しくてルールにも従っていた。今も礼儀正しくて、必要かつ合理的なルールには従い、不合理なものでも許可が下りるまでは従っているよ。まぁ、ルールを破ってでも必要な早期発見早期介入や予防は私のQOLや命だけではなく、緊急対応やもっと大掛かりな対応を減らし、看護師や医師の仕事も病院の負担やリスクも低減するとも信じている。「減塩食で脳卒中を予防」した方が、「脳梗塞や脳出血で緊急入院+投薬+必要に応じて手術」になるよりも良いでしょう、と同じ理論。)

しかし、たま〜に、本当にたま〜に、目を瞑れないことをやらかしてしまう。

元々活発な、好奇心旺盛でノビノビした、自立心旺盛な若者……ということで……(そして、思春期から病院住まいで、精神発達が部分的に永久に子供なのかもしれない😅)

まま、ちょっと多めに見てちょ(十分多めに見てもらってる😅)

なにかの時に、酸素が3Lなのに気が付いた看護師さんが、私が流量を上げたのか尋ねた。

私も私で普通に正直に「散歩してたらちょっと後半苦しくなって、サチュレーション90前後で普段より落ちてたから、短期間だけ流量上げて対応し、そのまま寝てしまって流量を下げそこねてしまった。」と伝えたと思う。

この後、散歩に行ったことを怒られてしまった。アハハ、まぁ、散歩に行ったことよりも、看護師さんへの言伝がなかったこと、途中で辛くなったのに無理して、しかも一応医療行為に当たることをして黙ってたこと(忘れてた)に怒ったんだと思う。これも優しさ……

言われたことは真っ当で……

1)病棟の外に出ても良いけど、病棟から目が届く廊下まで(ショボン😞😿)

2)行く前にナースコール押してでも、口頭で伝えて(ナースコール😱)

ということだった。

そして、「苦しくなったら、走って駆けつけて対応するから」と励ましと慰め?応援?の言葉もかけてくれた。(私の第一声は、「酸素ボンベ持って走れるんですか?凄い😳」(←そこじゃない🤣)の後に、会話があり、「ありがとうございます」だったんじゃないかな?)

今思うと、散歩の前に珍しく検温が普段よりも遅かったおかげで、この日とってもとっても良い思い出ができた。だから、きっと神様が私にご褒美と希望、どうしても必要な心の充電をさせてくれるために、このウィンドウを与えてくれたのだと思う。(アハハ、そう思いたい。)

しかし、たしかに看護師さんには非常に可哀想なことをしてしまったとは思っている。いやね、本当に申し訳ないことに、数カ月間一度も薬を飲み忘れたことがなかった私が、薬を飲み忘れたのも、運悪くこの方の時だったのよ。その晩はやけに眠くなるのが早く、既に自室は消灯して寝る直前だった。寝る前に薬を飲むことを思い出して、いつもよりも少し早いけれども、ちょうど薬を飲むのにPTPシートを破った瞬間。ガラガラッとドアが開き、「自主消灯してたのね😊」と言いながら、薬飲んだか聞いてくれた。寝る直前の時だったので、寝る前でよかったと思い「ナイスタイミング🎶💕」と喜びつつ、「今飲むところです」と返事をした。その瞬間、なんか別の薬を先に飲んでから、その時飲もうとした薬を飲むことにしたんだよね。(何故?きっと、頭は既に夢の中。)翌朝、ちょっと色々あって、投薬変更が理由だと思っていたら、その前の晩に飲みかけて、飲んだつもりになっていたシート分数錠の薬を飲み忘れて寝てしまっていたことが発覚した。

数カ月間の入院中で、例外はこの散歩後の酸素流量上昇(と戻し忘れ)と、一回だけあった薬の飲み忘れのたった2つだけだった。

本当に心から申し訳なく思ってる。もう、本当に!2回とも同じ方の時だったなんて😭 本当にごめんなさーい🙏

しかも、色々話して和気あいあいとしてて、本気で遊んでくれて凄く好きな方だったんだよね。(当然、全員好きなんだけどさ。各々思い出って違って、好きなところや親近感や共感するところも色々じゃん? あと、本気で遊びで勝負するのが大好き❤)

ちょっと脱線したが、いや、もう、本当に申し訳なかったなぁ。

やるなら、きちんと痕跡を消そう!

いえいえ、これは嘘。

集団生活は上手くガス抜きしながら、上手くルールにも従おう。(そして、許可変更時は、ちゃんと全員にOKをもらってから行動しよう😉)

今を大切に生きよう!


番外編:
私が激励を受けた直後に廊下から
「先生勝手にそういう許可出して放置しないで、そういうことはちゃんと私達にも伝えてください。一番近くでみてて、対応するの私達なんですからね!」という感じの声が聞こえてきた。

いや、本当に反省。

インシデントレポート、そんなに気に病まないでね……🙏

看護師さんには悪いとは思ってるけど、この日の散歩自体は、本当に感謝している大切な思い出。散歩できたことには、感謝もしてるし、これもこの瞬間には非常に大切な心の充電で、これ自体が治療になるくらい重要だったと思っている。担当看護師さんには、悪かったとも、可哀想だったとも思っているけれども、この散歩が実現したことには、本当に感謝してるんだよなぁ。結果的には、病状に悪影響なく、危険なことにもなってない。結果良ければ全て良し?…… めでたしめでたし? ということにしたい😅お願い🙏 マジごめ〜ん🙏

ぜひサポートよろしくお願いします。 ・治療費 ・学費 等 に使用し、より良い未来の構築に全力で取り組みます。