「天神様で七五三」ー詩ー

彩ちゃん　七五三だったの
父さん　母さんと　手つないで
天神様に　お参りしたよ

ピンクの　着物に
手まり柄の　被布　
髪には　花の髪飾り

彩ちゃん　お姫様みたいに
奇麗になった

庭の　柿の木では
ミヤマガラスは
クワァ　クワァと　
鳴いて　大騒ぎ　

秋空に浮かぶ
羊雲も　フワフワしながら
手を　振ってくれる

アキアカネの　群れは
スィー　スィーと
飛び回って　はしゃいでる

神社への　道すがら
村の人たち
笑顔で　おめでとうって
声かけて　くれる

隣の　おばあちゃん
千歳飴くれた
長い袋　引きずりそう

天神様では
神主さんが　お祈りしてくれた
しっかり　両手あわせて
お祈りしたよ

彩ちゃん　また少し　
お姉さんに　なった

お母さんの　着物姿
お家の　木目込み　人形に
そっくり　

来年の秋も　天神様に
お参り　したいなぁ

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