介護事業を20年経営して思うこと Vol.26
株式会社北陸福祉会 専務取締役の高澤 由香里と申します。
今回は、「未来 その3」です。
当社は、富山県高岡市・砺波市・南砺市にて、
グループホームやデイサービス・小規模多機能型居宅介護事業を、
20年運営しております。
介護事業の経営はもちろん、介護現場に私も出て
日々ご利用者様とかかわってきた中で、
いま思うことを綴りたいと思います。
未来という名前
なぜセキセイインコに未来（みらい）という名前をつけたのか、
これからをもっと明るく素晴らしいものにしたいという気持ちからです。
この20年、介護事業を経営する中で大変なことも沢山ありました。
また齢を重ねていくと人生にはいろいろなことが起きるものです。
利用者様は穏やかに過ごされているか、
職員は元気でイキイキしているかな、
困っていることはないかなと常に考え動きまわる日々。
素晴らしい出会いや嬉しい出来事も沢山ありますが、私も一人の人間です。
時には疲れが出ることもあります。
それでも待ったなしですべきことが目の前に。
そうしたタイミングで未来（みらい）に出会ったのは
何かの縁だと思いました。
ご飯を用意しているのに、私が帰るまで食べずに待っている小さなインコ。
遊ぶことも怒ることも食べることも、何をするにも一生懸命なインコ。
気が強くて気に入らないことがあるとすぐにわかる。
あんなに小さな命でも、私たちと同じように寝て起きてご飯を食べて、
怒ってたかと思ったら、水浴びしてすっきりしたんだけどって顔をして笑
あの日「特価セール」と貼りだされた未来（みらい）は、
今ではすっかり毛艶も良くなって
特等席になった私の右隣にいつもいます。
私は関わる人たちのこれからをもっと良くしたい。
インコの未来（みらい）も私自身も
これからをもっと素晴らしいものにしていきたい。
そのために今できることを一生懸命に取り組んでいきます。
今・ここ・自分・一生懸命に
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