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空っぽの頭の中1322日

空っぽの頭の中

我ながらな見事なまでの未熟な人生

蛇口を捻る感覚でいつも何かを考えてみるが

考え始めはいつも曖昧でぼんやりとした輪郭

言葉の並びから徐々に思い出の風景と

結びつけては物語に繋げていく

不器用な人生だからこそ紡ぐ言葉も

いつも何かが足りず

その何かがなんなのかが分からないから

無駄に付け足してしまう修飾語

蛇足だと気づかないから読みにくさが際立ち

いつかを振り返って読み返せば未熟さに

気付かされて恥ずかしくなってしまう

青い思い出を並べていくと自分自身の

進化の過程を客観的に触れる事ができる

あの頃の僕と今の僕

互いに見つめ合う瞬間と言うのは不思議な感覚だ

顔つきは一緒なのに思考は別人だから

話しかけても果たして仲良くなれるだろうか

あの頃の僕にとって今の僕は果たして

望むべくして成った姿をしてるのかな

聞いてはみたいが恐ろしくてドキドキしてしまう

僕は僕の中の忘れてしまっていたあの日の僕を

思い出しながら励ましたり慰めたりしながら

好きになったり嫌いになったり

試行錯誤しながら少しずつ穴だらけの

記憶を埋めながら新しい僕自身を形作っていく

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