水曜日の朝7時
すっかり朝の風は秋の冷たさをふくんで
水曜日の騒がしさと伴って
僕の身体から眠気を
はぎ取っていく
欠伸を一つ
おはようを一つ
背を伸ばして
手足を伸ばして
腰をぐりっとひねれば
バキって軽やか心地の良い音
身体の中を巡る血液の音
再び欠伸を一つ
世界に放出
気だるさの塊
水曜日の大気が
一瞬だけ濁ってすぐに拡散
僕の眠気はもう見えない
あるのは朝7時の騒がしさ
交差点にはいつもの風景
車の行ったり来たり
信号が変われば動き始める
僕の身体は準備万端だ
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