塗りたくっていく思考の色彩
取り止めもなく姿形は定まらず
ならばバラバラのまま
散らかしていく脳みその中身達
箇条に記述して
陳列展開羅列して丸裸
転々とまろびでては
点々と染みを作りながら
生きる喜びを形作っていく何か達
しょざい無げに悲しむ何かと
ひと所に固まり語り合う何かが
独りで居る事に慣れた何かを
僕の様でぼくじゃない何かに
タバコの吸い殻の
まだ立ち昇る煙を見上げて夢を見る何かと
混ざり合っては溶け出し
突き放してはまた拾い直して
僕の指先から文字となって
流れ出していく
思考のうやむやの濁流
真夜中の膿んだ脳みそでしか
楽しめない何かの集合体
理解しようとするから
意味がわからないのだ
理解せずにあるがままを
受け入れてこそ
僕らはきっと今よりももっと
仲良くなれる