マンガ描きの軌跡⑥足りないものはカバーする
2022年末のあなたへ、日記兼ブログ的な備忘録兼お手紙44通目。
11月も半ばになった。
気が早いような気もするが、家の中の大掃除を少しずつ進めている。
大掃除というよりは、今日はこの部屋のカーテンを半分洗ってとか、今日はいつもより念入りに掃除機かけて、今日は床をちょっと拭いてとか。
この年までさすがに何度も大みそかを経験してくると、12月の大みそかに一気に家じゅうきれいにしようったってそれは無理だと悟るもので、つまりは終わらせられない大掃除をしないですむための小掃除だ。
ちょこちょこ、ちょこちょこと小掃除を積んでおけば、12月の年末の掃除もだいぶ減らせるだろうという算段。
noteも今年中に書いとこうと思ったテーマのものを、ぼちぼち書き残しのないよう棚卸ししていこうと思う。
描けないマンガを描いてみよう
仕事経験が少なく、「仕事マンガ」というものを自分は描けない、と思っていた私が、思考を変え、仕事マンガに挑戦した話。
前回はこちら。
https://note.com/chiemanga/n/n97d67ce64b60
過去記事はマガジン「Letters~2022年末のあなたへ」の中にまとまっているので、興味のある方は読んでみてください。
足りないものはカバーする
仕事マンガを描こう!
そう決める前の私はずっと思っていた。
大したお仕事もしたことない私が、結婚後は家事専業で仕事らしい仕事もしてない私が、「仕事」をテーマに描こうだなんて。
おこがましい。無理でしょ。できっこないよ……。
しかし、その思考が少しずつ
できるかできないか、まずはやってみたらいいじゃないか。
できなくたって、私がダメかダメじゃないかとは関係ないじゃん。
と変換され、よし描いてみるかとなった私。
経験にないことは検索と想像力で補う。
そう、シリの青さは想像力でカバーなのだ。
とは言え、気持ちの上では「できそうかも」と思っても、現状すぐに知識や経験が身につくわけではない。まずは描いてみないと始まらない。
しかし、描きだしてみて早速つまづいた(-_-;)
はるか昔の会社員風景と今の会社員のあるある風景がまず分からない。
最近の会社員はどうやって会社行ってんの?
電車?マイカー?自転車?
もしかしてリモート?
今はみんなデフォルトでスマホ持ってるのかな?
…とか。
白い原稿。進まないペン。
やはり、私には無理なのか…。
くじけそうになったが、ここで気がつく。
描いたことないものをお手本もなしにやろうったって無理じゃん。
そう、まずはお仕事を舞台にしたマンガを手本として見たらいいんだ。
そこで手元にあるマンガ、SNSに流れるお仕事が舞台のマンガを読んでみた。
制服を着せると、「仕事感」がぐっと増すな!
そうか、こういう小物を置くと「○○の仕事」っぽさが出るのか。
この漫画ではこの仕事が舞台だけど、私ならこの仕事したことあるから、それを舞台にできるかな?
…という具合。
「自分が描く」という視点で読んでみると、なるほど、学ぶことが多い。
と言うか、それまでいかにマンガをフワッと読んできたかがよく分かる(;^ω^)。
ともかくも、
仕事を舞台として描くならこう!
という、テンプレのようなものがわずかながらもつかめたと思う。
というわけで、
自分の仕事経験+お手本をみて学んだこと+足らない所は想像力でカバー!
で描いたものがこちら。
「職場に推しができました」
「仕事探しはスタンバイ!」の募集マンガに応募するため描いたもの。
バイトリーダーのギャップ萌えと、実はファン心を彼が誰よりも分かってたんじゃないか?って所を描きたかったんだけど、伝わるだろうか…うむむむむ。
とにもかくにも、仕事が舞台のマンガを描けた!という事が、また自信につながった。
まとめ
つまるところ、経験してない、知らないから分からない、描けない!と最初から諦めてしまう必要はなくて
1.知らないことは想像力と検索でカバー
2.やり方が分からなければお手本を見て身につける
3.一度でも、中途半端でも、始めてみたらなんか自信になる
ということのようです。
やってみて、あ〜違うなぁと思えば引き返したらいいんだと思う。
そのルートは違うんだということは分かったわけだから。
また別のやり方を探せばいいんだよ、って思う。
そんな感じで。
皆さんの創作のヒントになれば幸いです。
ではまた次回。
読んでくれてありがとう。
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