
いちごの季節 1381日
魅力的な赤は春の知らせ
果肉が弾けては口の中いっぱいに
広がる喜びの風味
幸せな夢を堪能させてくれる
いちごの持つ魅力にすっかり取り込まれて
あぁたまらない
春を先取りもっと堪能したい
理性は失われて本能の赴くままに
いちごに手が伸びる
果肉に齧り付けば溢れる甘い香り
果汁に浸る夢見心地
ゴロゴロとした粒揃い
自慢気にこちらを見つめては
誘惑してくるものだから
一つだけでは満たされない
二つめを口に運べば
三つめのいちごが恋しくなる
冬の間、寒い中でも
しっかり土に根を張り
ゆっくり赤い果実へと栄養を送り込んできた
いちごの頑張りが味わいとなり
甘さとなり酸っぱさとなり
口の中いっぱいに主張してくる存在感
いちごの素晴らしさに夢中になってしまうのは
この時期僕だけじゃない筈
いちごの喜びにいちばん
沼れる季節がやってきた
あぁいちごよ
おまえは素晴らしい!
また一ついちごに手を伸ばす
赤く灯る幸せの形