仕事のコツ その1 早期に経済的基盤を確立する 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
私の最も基本的な仕事のコツは、安心して仕事に打ち込める環境を整えることです。
経済的基盤が揺らいていると判断が鈍りまくります。私の場合はサラリーマンを選びましたが、クビにされたら…と言う不安は早期に払拭しました。
先ずは生まれながらに経済的基盤はそれなりでした。
父方は実業家、かつ不動産収入も有りました。一方で母方は、酒蔵を閉業して建設関係の経営者、かつ不動産収入も有りました。そして父は父方の家業は弟に譲つての外資系石油精製メーカーサラリーマンでした。
という感じで幼いながら経済的な安定感は感じて育ちました。
私自身も、お小遣いは貯蓄して、何かを買う時も子どもながらに良い物を1円でも安くというスタンスでした。
貯蓄も銀行口座を開設、後には郵便局の定額貯金や信託銀行の長期信託等の商品を駆使して(当時数%の年利で複利)子どもながらに財テクもしていました、
親からのお小遣いは当時の一般的な金額。と言っても書籍だけは別枠でした。本を買うお小遣いは基本的に無制限。加えて父は大量に書籍を近所の書店から買っていました。文芸春秋、世界、文學界、思想、芸術新潮等の雑誌に加えて岩波新書等も発売日に自宅に届けて貰うスタイルでした。ナショナル・ジオグラフィックは英語版を米国から定期購読もしていました。なのでそれらは父が居ない昼間は最新号を読み放題。また、その定期購読に乗る形で私も無線と実験などの雑誌は定期購入していました。
また、祖父母からのお手伝いをした時の御駄賃からの経済的支援は潤沢でした。クリスマスプレゼントやお年玉もまぁ庶民レベルでは破格という感じ。
そして大学に入ると、航空宇宙関係の研究サークルの女性の先輩から入部直後にいきなり自分の家庭教師の仕事を引き継いで欲しいと言われ、セントポールの附属女子高等学校の学生さんの家庭教師になりました。未だに何でいきなり紹介してくれたのか…。でもとても有難い機会を先輩から貰ったと思っています。
これが人生初めての仕事でした。
加えて大学本部の学生課まで行って、窓口での斡旋で法学部の卒業生が経営していた自宅近所の塾の講師になりました。
因みに、例えば早稲田大学さんの今どきの学生さんはこんな感じて紹介を受けているようです。
私は理工学部の学生でしたので必修科目が多く、文系の学生さんに比べるとアルバイトに使える時間は極めて限定的でした。ですが何れも当時としては比較的高給でしたので、源泉徴収後、毎月最低でも数万円は収入が有りました。しかも上述のように書籍代は別枠でしたのでかなり余裕が有りました。
ということで学生時代は、極めて安定した経済的基盤を確立していたので学業と研究というに仕事に安心して打ち込むことができました。
つづく
蛇足
本題からは外れますが、教師としての仕事のコツは、駿台予備校で徹底的に学んだ1問1問を丁寧に解くこと。そして大学生と同じレベルでのその問題だけではなく間口を広く取って学ぶことをお伝えすることでした。
中高生を教えていましたが大人扱いすると自分から学んでいく姿勢が顕著になり、良い感じになります。
超蛇足
その辺りはこちらも宜しければお楽しみください。
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