マガジンのカバー画像

適応障害、休職

27
2022年4月に上京、就職したものの、2022年8月に適応障害と診断され、休職中です。休職中に感じたことや生活などを書いています。学生時代から調子が悪かったので、その辺もはいって…
運営しているクリエイター

2022年8月の記事一覧

「助けて」を言うための長い長い訓練の途中。自分の今を肯定するための祈りの言葉。

人より時間がかかる

僕はこの感覚を知っている。変化しない景色。同じところをただ回り続けて、何の記憶も残らない無為な生活。空気と飯を入れて出す以外、目的を失った人間が至るのは虚無なのだ。

母は東京は息子を送り出す時に「人間生活をやめないこと」を約束してきた。 コロナ禍を含めたこの数年で、この言葉の意味を痛感している。人とのナマの交流を失うと、生活からは色が失われる。

虚無からは何も生まれない。花が咲くのは、種を蒔い

もっとみる

8月のセミみたいな

休職を親に伝えたら「とりあえず帰ってきて話そう」ということで、帰省をしてきた。いろいろと話したようで、なんも話さなかったし、多分いろいろ話した。とにかく「前を向きなさい」「どこまでもうまくいかなければ、帰ってきてそこからリスタートすれば良いから、とにかく向き合うことをやめないように」と言葉をもらった。「無条件にお前の応援団やから」と。

ーーー

上記の言葉をもらった上で、新幹線に揺られながら、ボ

もっとみる

適応障害と診断された

書き散らし、垂れ流し。「人生の夏休み」だとされる大学時代をそれなりに努力して過ごした。そしたら、大学を卒業した後も夏休みが度々訪れるようになった。

長らく自称メンヘラをやってきたが、昨日、精神科にて「適応障害」と診断をいただき自他共に認めるメンヘラと相成った。新卒入社からたった5ヶ月で休職に入ることになる。ウケる。

数年前までは、精神を病むなんて甘えなんじゃないかと思っていたし、それこそ「気の

もっとみる

涙腺

涙腺が壊れた。心を守るはずの緩衝材が摩耗しきって、どんな圧力も受け止めてくれない。脆いガラスの玉がただただ甲高い音を鳴らしている。割れてしまうのをただ待つばかり。

「辛いときは辛いと言おう」これは数ヶ月前に自分がnoteで書いたセリフだが、「自分が辛いのかどうか分からない」のと、「辛いと相手に伝えたところで頼れない」のダブルパンチで結局、涙が止まらなくなった。

辛いかどうかは分からない。甘えか

もっとみる