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好きな作品には「憂い」と「愛おしさ」が詰まっていた
あらためて自分の好きな小説や映画を振り返ってみると、なんだか悲しいストーリーの作品が多いことに気づいた。
別にハッピーエンドの物語が嫌いなわけではない(10選のなかにもハッピーな作品はある)のに、どこか偏りがあるような気がして、何か共通点のようなものがないかと考えてみる。
特に偏愛する作家さんはおらず、ジャンルも好き嫌いはない。
似通っている部分もあるにはあれど、どれも決定打に欠ける気がした。
小説やエッセイの感想を書くのが苦手な人に伝えたい。自分らしい読書感想文の書き方
初めまして。
ライターのばやしと言います。
子どものころから小説が好きで、コツコツと読み終わった本の感想を書きためていたら、いつの間にか200冊以上の読書感想文を書いていました。
また、自身のnoteでも「自分の好きな本が多くの人に届くきっかけになれば」という思いから、さまざまな切り口で本の「オススメ記事」を書いています。
ただ、最近は「読書離れ」が世の中で囁かれるようになり、本を読んだ感想
どこまでも不確かであいまいな「記憶」という存在について
月ごとにテーマを決めて、小説を通して出会った興味を深掘りすることにした2024年。
5月のテーマは「記憶」について。
現在、放映されているドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』を始めとして、第1回本屋大賞を受賞した小川洋子さんの『博士の愛した数式』など、「記憶」をテーマにした物語は数多く存在している。
そして、どの物語にも共通するのは、どこか捉えようのない不思議な存在を手探りで追いかけてい