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そっちじゃないです。
今やっていることって
あまりにも普通で
やっていることすら気づけないんです。
わたしの失敗談なんですが、
タクシーに乗ってまして
携帯をどこかに置きたかったので
太ももの下に置いておけば携帯って硬いし、
それなりに太ももに当たってるのがわかるから
大丈夫だろうと。
ま、当然起き忘れましたよね。
意識している時は、いいんです。
別のことに意識が入った時が、問題なんです。
多分、おそらく、すぐに
人間は習慣の生き物。
これに同意している人でも
やりたいこと、やろうと思っていることが
できると信じている。
わたしも以前はそう思っていました。
いつも例に出すもので、二人で
手のひらを上下で合わせ
先導役、ついていく役と別れます。
ついていくことが難しく、
ついていく役なのに
ついつい動きを先導してしまうんです。
ただ相手についていくということができない。
動いていると、ついつい動かしたくなるんですよね。
も
思うようにはいかない。
1+1=2じゃないんです。
これとあれをやればこうなります、とは
全然違った結果が出てくる時があるんです。
人間なので当たり前と言えば
当たり前なんですが、
意識していてもしていなくても
全部まるっと含めて動いているんです。
まるっと含めているのに、
含めていないかのようにすると
どこかに歪みが出たり、
不具合が出てきます。
連動しているはずなのに、
連動していないイメージを持っていると
ただただやる、むつかしさ。
経験したことから始める。
色々なコツや知識を仕入れてきても、結局は
自分で試して、どうだったのか。
これが一番の基礎となるんです。
考えることの出発点です。
経験を通ることなく
頭でっかちにこれはいいはず、とか、
これができないわたしは間違っている、とか、
そんなことはどうでもよくて、
やってみた結果どうだったのか。
落とし穴もあるんですが、
ここから始めるしかないんです。
落とし穴は、
なにもしない、って。
なにもしないを
何かすることで実現しようとしちゃうんです。
ただただなにもしないだけなんですが、
ついつい、今までやっていたこととは
反対のことをすることで、
やっていない感を得ようとしたり、
なにもしないぞっ、と
ガチガチに固めてしまったり、
何にも起こっていないんだあ、と
起こっていることを無視したり、
なにか「する」ことで、
なにもしないをしようとしてしまいがちです。
別の何かをしようと