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アレクサンダーテクニーク

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そっちじゃないです。

そっちじゃないです。

今やっていることって
あまりにも普通で
やっていることすら気づけないんです。

わたしの失敗談なんですが、
タクシーに乗ってまして
携帯をどこかに置きたかったので
太ももの下に置いておけば携帯って硬いし、
それなりに太ももに当たってるのがわかるから
大丈夫だろうと。
ま、当然起き忘れましたよね。

意識している時は、いいんです。
別のことに意識が入った時が、問題なんです。

多分、おそらく、すぐに

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正解したい。

正解したい。

ここで言う正解は
それが真実であるということではありません。
一般的に言われる正解とは意味が違います。

「自分にとっての」とカッコ付きです。

慣れ親しんだものや、
習慣でやっているもの
知らず知らずやっていることなどの
無意識とも言ってもいいかもしれないこと。

間違いではないと思っていること。
疑問も持つことがないこと。

歩き始めを右足から出すこととか、
コップは左手で取るとか。
意識せず

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人間は習慣の生き物。

人間は習慣の生き物。

これに同意している人でも
やりたいこと、やろうと思っていることが
できると信じている。

わたしも以前はそう思っていました。

いつも例に出すもので、二人で
手のひらを上下で合わせ
先導役、ついていく役と別れます。
ついていくことが難しく、
ついていく役なのに
ついつい動きを先導してしまうんです。

ただ相手についていくということができない。
動いていると、ついつい動かしたくなるんですよね。

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ドタドタ、しーん。

ドタドタ、しーん。

ダンスの授業が終わった途端
サイが歩き回っているかのよう。

ここに大きなヒントがあります。

ダンススタジオの階下にいらっしゃる方の話です。
(アレクサンダーさんの著作に書かれてあります)

レッスン中は静かでも、レッスンが終わると
急に足音がドタドタと聞こえてくるようになるそうです。

気をつけている時とそうではない時。
こういってしまえばそこで話は終われるのですが、
もう少し考えてみましょう

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ちゃんとしたい!

ちゃんとしたい!

ちゃんとしようと思えば思うほどうまくいかなくなることってありませんか?

ちゃんと、ってなんでしょうか?

自分の動きのレパートリーから引き出した動きでは解決できないことってありますよね。だからこそ、何かの専門家に教わるわけです。

それなのに教わったことをちゃんとしよう、と思ってしまいませんか?
自分でできないから教わっているのに、
教わったことを自分のやれることでやろうとしてしまう。

教わっ

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思うようにはいかない。

思うようにはいかない。

1+1=2じゃないんです。

これとあれをやればこうなります、とは
全然違った結果が出てくる時があるんです。

人間なので当たり前と言えば
当たり前なんですが、
意識していてもしていなくても
全部まるっと含めて動いているんです。

まるっと含めているのに、
含めていないかのようにすると
どこかに歪みが出たり、
不具合が出てきます。

連動しているはずなのに、
連動していないイメージを持っていると

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ただただやる、むつかしさ。

ただただやる、むつかしさ。

経験したことから始める。

色々なコツや知識を仕入れてきても、結局は
自分で試して、どうだったのか。

これが一番の基礎となるんです。
考えることの出発点です。

経験を通ることなく
頭でっかちにこれはいいはず、とか、
これができないわたしは間違っている、とか、
そんなことはどうでもよくて、
やってみた結果どうだったのか。

落とし穴もあるんですが、
ここから始めるしかないんです。

落とし穴は、

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ガッチリ。安定。

ガッチリ。安定。

宮内庁長官みたいに歩いてるな。

水がたっぷり入ったバットを
そろそろ歩く様をいったものなのですが、
こぼれないようにそろそろと、
波立てないように歩かないといけない。

写真家の森山大道さんがいった言葉です。

宮内庁長官のように歩く時、
どこかしらを固めて、固定して
安定を得ようとしませんか。

ガッチリ、という言葉には
安定しているという印象がありますよね。

耐震強化のことだと、今ではガッ

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やってみる。

やってみる。

レッスンで動きについてみていく時、
私が動きをガイドしてもしていなくても、
生徒が習慣やクセでやってしまうことが多々あります。

習慣やクセでやっていることを
やらないように思っても、ついやってしまう。
自分の枠から出ることは、
全く知らない動きなのです。

習慣やクセではやらないと決めても、やってしまう。
「じゃーどうやって動くんですか?」
私も言ったし、来てくれる生徒も言います。
それくらい自

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どんどん伸びる。

どんどん伸びる。

方向性を出す手助けをしてもらって
すっとなったとしても、問題は
それをすぐにやめてしまうということなんです。

その方向性を常に出しておくように、
どんな刺激が来ても、
出し続けられるようにするんです。

わたしにできるのは盆栽の枝を整えるように、
どんどん伸びていく枝を整えること。

どんどん伸びていかなくちゃいけないんです。
あなた自身で伸びていく必要がある。

何もせずただそこにいる、という

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パターン。

パターン。

特別な何かをやっているときに
やっていることは、程度の差こそあれ
いつでもやっている。

人間の「使い方」のパターンは
そんなに多くはない。

身体に関していうと、
手を使う時のパターン、
足を使う時のパターン、など。

手を使う時の反応、
足を使う時の反応などの
刺激に対しての反応に、
そんなに多くのパターンはない。

実際に動かしているところ以外で、
どんなこと(反応)をしているか、
それは動

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自分って。

自分って。

自分自身のことなのに、
なんでこんなことやってるんだろう、とか
この動きをやめたいのに、
どうしてもやってしまう、とか
本当に自分って興味深いですよね。

頭で考えたこととは違うことをしてしまうんです。

理想とは違うことをやってしまう。
ここから始めるんです。

なんでそんなことやってしまうんだ、と
考えるのではなく、
どうしようもなくそうしてしまう、
このことから始める。

動きを変えるために

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こまったこまった。

こまったこまった。

困っています。
生徒にこう言われたとき、もしくは
自分自身が困っているとき、
あなたならどうしますか。

わたし自身なら、
自分自身がしていることで
自分自身を困らせているかもしれない、と
改めて自分を見つめて、
なにに反応しているせいで、今起こっている
困ったことになっているのかを探そうとします。

生徒がそう言っているのなら、
やっぱり生徒を観察して
なにが困ったことを生み出しているのかを

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なにもしない、って。

なにもしない、って。

なにもしないを
何かすることで実現しようとしちゃうんです。

ただただなにもしないだけなんですが、
ついつい、今までやっていたこととは
反対のことをすることで、
やっていない感を得ようとしたり、
なにもしないぞっ、と
ガチガチに固めてしまったり、
何にも起こっていないんだあ、と
起こっていることを無視したり、
なにか「する」ことで、
なにもしないをしようとしてしまいがちです。

別の何かをしようと

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