#32 それでも、さらに前へ
先日、ふと息子が教室登校をした頃のことを思い出しました。
踏切の前でずっと固まって動けずに、何本も電車が通過しても、一歩を踏み出すことができず、何十分もその場でジッとしている息子の姿です。
私は、息子にバレないように隠れて、祈るような気持ちで息子をずっと見守っていました。
息子はどうやっても登校する勇気が出ないと家に戻ってきて、トイレに何十分も籠もりながら腹痛に苦しみ続けていました。
そして、トイレから出ると、真っ青な顔でベッドに倒れ込み、少し眠りました。
それから