怒り(イライラ)の対処法。ネガティブ感情のコントロール方法を学ぼう!
「心のストレッチルーム」前田泰章です。
当ルームのカウンセリングは、話を聴くだけではない問題解決型です📝✨
📢このnoteでは、日本ではさほど主流ではない「問題解決型カウンセリング」をより多くの方に知ってもらいたく、情報発信をしています。
●最近、イライラすること増えていませんか?
当ルームでは、ネガティブな感情を対処する方法として、「フォーカシング」という心理療法をおこなうことがあります。
ネガティブな感情とは、不安、怖れ、孤独、緊張、焦りといった出来れば感じたくない感情です。
フォーカシングを習得できれば、ネガティブな感情のほとんどは対処することができるようになります😊💪
ただ、怒り(イライラ)だけは特別なんですね。
怒りは「二次的な感情」と呼ばれていて、そのまま対処することはおすすめしていません。
あまり感じたくない、または、目を背けたくなるような感情が怒りの背後にあり、その感情を探り対処していくようにします。
最近、イライラして大切な相手に当たってしまうという方には、今回のnoteは解決の切り口になると思います🥰✨
●イライラ上司の背後にある感情
たとえば、部下の仕事が遅くてイライラする上司がいたとします。
時には暴言を吐いて、部下や周囲に怒りをぶつけてしまうこともあります。
このイライラ上司の怒りの背後には、どんな感情が潜んでいるのでしょうか?
どう探ればいいのでしょうか?
方法として、少し先の自分自身をイメージします。
「もしこのまま部下の仕事がずっと遅かったとしたら・・・自分はどうなってしまうのか?」
上司になったつもりでイメージしてみましょう。
もしかしたら・・・
まだまだ、たくさんイメージできることはあると思いますが、多くの場合そこにある感情は、「不安や恐れ」ではないでしょうか。
つまり、「不安や恐れ」を感じたくないために怒りが出てくるのです。
「不安や恐れ」を怒りで覆い隠しているわけですね。
探る方法としては、自分自身に質問してもよいでしょう。
「何がそんなに私をイライラさせているのか?」
書き出してみると分かりやすいかもしれませんね。
答えがすぐに出なくても大丈夫。
この質問を頭の片隅において生活していれば、いずれ答えが出ることもあります。
●イライラしてしまう母親の背後にある感情
もうひとつ事例をご紹介しましょう。
小学生の子供が言うことを聞かず、イライラしてしまう母親がいます。
片付けをしない、勉強をしない、ゲームばかりしていて、だらしない生活を送っています。
そんな子供に、手を上げてしまうこともしばしば。
この母親の怒りの背後に、どんな感情が潜んでいるのでしょうか?
この場合も少し先の未来をイメージしてみます。
この母親になったつもりでイメージしてみてください。
「子どもがこのままず~っとだらしなく育ってしまったら・・・最悪のケースどうなるか?」
もしかしたら・・・
まだまだ、イメージできることはたくさんあると思いますが、最後の自分を責めるというのは、とても辛いことだと思います。
なぜならば、母親としてやってきたことを否定しているわけですから、存在価値が揺らいでしまい、生きている意味を見失ってしまうかもしれません。
そこにある感情は、人によって感じ方は違いますが、虚しい、惨め、寂しい、孤独、不安、といった感情ではないでしょうか。
そのような感情を感じたくないために、怒りが出てくるわけです。
●怒りが防衛本能だとしたら・・・
これは、僕の仮説でもありますが、怒りは、自分自身の精神を保つ防衛本能なのだと思います。
もし、今のあなたが、怒りの背後にあるものを感じることで、精神のバランスを崩しそうなときは、無理に背後にある全ての感情と向き合う必要はありません。
タイミングがくれば受け入れられるようになります。
ひとまず、怒りは二次的な感情なんだと、知っているだけでOK。
覚えておいていただきたいのは、怒りは人間としてあって当たり前の感情です。
怒りを感じない人というのは、人生を完全に諦めている人か、人生の悟りを開いた人くらいだと僕は思います。
では、怒りの何が問題なのか?
それは、怒りがあることが問題なのではなく、怒りを相手にぶつけてしまうことが問題だということ。
八つ当たりもそうですよね。
特に、家族などの身近な関係には、容赦のない怒りをぶつけてしまうこともあります。
自分の子どもに、「しつけ」だと思っていることでも、子ども側からしたら、
それが愛のある「しつけ」なのか?
自分本位(親側)の「八つ当たり」なのか?
敏感に感じとってしまうわけです。
ですので、怒りを感じて、身近な人にぶつけてしまいそうになったときには、「この怒りは、どんな怒りなのか?」ということを自問自答してみるといいでしょう。
また、人によっては、怒りをぶつけそうになったら、
・その場を離れる
・トイレに駆け込む
・お風呂に入る
・運動をする
・深呼吸をする
などの対処も有効です。
つまり、怒りを自分なりに対処できれば、存分に怒ってもいいんですね。
繰り返しになりますが、怒りを感じることが問題ではなく、怒りを相手にぶつけてしまうことが問題です。
怒りは、前に進む原動力にもなりますから。
まとめ
・不安や焦りといったネガティブな感情を対処するには、「フォーカシング療法」が効果的。
・ネガティブ感情の中でも怒りは特別。怒りは「二次的な感情」と呼ばれており、あまり感じたくない怒りの背後にある感情を探り、対処していく。
・怒りは、自分自身の精神を保つ防衛本能だとしたら、精神のバランスを崩しそうなときは、無理に背後にある全ての感情と向き合う必要はない。
・怒りは人間としてあって当たり前の感情。怒りがあることが問題なのではなく、怒りを相手にぶつけてしまうことが問題。
▶フォーカシングをもう少し知りたい!
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