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『メガロポリス』の儚くも美しい醜態
『Megalopolis』
IMDb | Rotten Tomatoes | Metacritic
公開日:2024年9月27日(北米)
公開日:未定(日本)
概要『メガロポリス』は、かのアメリカ映画界の巨匠フランシス・フォード・コッポラが手がけた久方ぶりの監督最新作だ。それは御年85歳のコッポラが監督のみならず、脚本とプロデュースまでを兼任した渾身の力作。本人が「苦節40年の末に念願叶ったパッ
『MoviePass, MovieCrash(原題)』:恥を知れウォール街
『MoviePass, MovieCrash』★★・・。
公開日:2024年5月29日@MAX / HBOにて展開(北米)
公開日:未定(日本)
あらまし
2016年から2019年にかけて全米で一世を風靡した、映画館での「映画館・定額制・見放題サービス」ー。その名もMoviePass(ムービーパス)。
その隆盛と没落の裏側を、経営者や設立当時の幹部、サービスセンター従業員、投資家、アナリスト
『猿の惑星/キングダム』:シリーズ累計10回目の焼き直しは美味いか
『Kingdom of the Planet of the Apes』(2024年)★☆・・。
IMDb | Rotten Tomatoes | Metacritic
公開日:2024年5月8日(北米)
公開日:2024年5月10日(日本)
物語のステークスがわかりにくい。
動機の変遷はわかっても、キャラクターの原動力が致命的に定まらない。主人公の類人猿ノアと人間の少女メイの目的が作中の大半で
『フォールガイ』:職人仕事にひたる多幸感
『The Fall Guy』★★★★。
IMDb | Rotten Tomatoes | Metacritic
公開日:2024年5月3日(金)(北米)
公開日:2024年8月16日(金)(日本)
今年に入って、好きになっていいアクション映画の筆頭にあげたい。大味な90年代アクション映画へのオマージュ、スタントマンと裏方スタッフへのリスペクトに、相性もパフォーマンスもキレッキレの主演陣。
これ
『リプリー』:古典原作の新解釈が不気味で笑えてオススメな件
『Ripley』第1-8話(2024年)★★★★。
Netflixで4月4日から配信開始されたドラマ『リプリー』がイイ。
このご時世に白黒だし、アクション性もないので一見とっつきにくいかもしれない。でも近年でも出色のサスペンス・スリラーで、噛むほどに味わい深いスルメドラマ。原作や過去の映像化作品を知る者も、そうでない人も、一見の価値あり。
原作と映像化の背景
もともとはShowtime(パ
『シビル・ウォー(原題)』:シリアスな社会派ドラマ、に見せかけたド根性戦争サスペンスな記者物語
背景
アレックス・ガーランドといえば、ダニー・ボイル監督とのタッグで名を挙げた英国出身の小説家、脚本家、監督。小説『ザ・ビーチ』を執筆し、レオナルド・ディカプリオ主演の映画化(2000)でボイルと初めて絡んだ。同作は酷評されたが、タッグはゾンビ映画の名作となった『28日後…』(2002)で開花し、その脚本でゾンビ・パンデミックものの定義を塗り替えた。
その後『サンシャイン 2057』(2007
『デューン: 砂の惑星 PART 2』:超級大作映画による娯楽と芸術の両立
『Dune: Part Two』(2024年)★★★★。
難解なものを、難解さを残したまま、見たいものにする。
ドゥニ・ヴィルヌーヴの『DUNE 砂の惑星 パート2』が1.9億ドル(およそ288億円)の超大作映画で冒険しているのはこの点だ。
プロット上、疑問符が確実に上がる些事にはじまり。箱に手を入れると何かの適正が見られるとか、人間コンピュータが脳内でいろんな計算ができるとか(これは考えて
『ゴーストバスターズ:フローズン・サマー』ウェルダンだが加齢臭にじむフランチャイズ続編
『Ghostbusters: Frozen Empire』(2024年)★★・・。
コアファンに牙を剥かれて炎上した2016年公開の女性版から素早く身を翻し、旧キャストのみならず監督までを血筋と縁故で固めたリブートシリーズ『ゴーストバスターズ』。
↑ からの。↓
通算3作目『アフターライフ』(2021年)に続く本作『フローズン・サマー』(2024年)は前作の物語を継承した、完全なるフランチャ