マガジンのカバー画像

発達支援の研究と実践をつなぐ部屋

このマガジンでは、エビデンスベースの支援実践、最新の論文情報、アセスメントの解釈、現場の先生・職員からいただくお悩みなど、発達支援に関わる質の高い情報を毎日お届けします。 (対…
このマガジンでは、月に20本の投稿を行います。また、根拠ある発信を心がけていますので、記事で紹介さ…
¥2,000 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2024年12月の記事一覧

3種類のこだわり行動とその支援方法とは?

DSM-5は、ASDの主症状の1つとして、こだわり行動が定義されています。(1) しかし、有名であ…

やる気を出せない子どもにご褒美を使ってはいけないのか?

子育て本や教師向けの専門書には、 「子どもはご褒美を使ってはいけません。ご褒美を設定する…

自閉スペクトラム症のパーソナルスペースの特徴から支援を考える

お正月に、伊達巻を2つ出されて、「どちらが美味しい?」と聞かれたので、食べると、違いがわ…

「発達障害の子どもは、いじめられやすいですか?」と聞かれたらどう答える?

発達障害の子どもの保護者と面談すると、「普通の学級にいたら、いじめられる可能性が高いです…

書字困難の子どもが、作文を書けるようになる3つのステップ

書字障害/発達障害を抱えた小学生以降の子どもは、作文の課題で悩まされるケースが頻発します…

自閉スペクトラム症の社会性の困難にある 3つの背景と支援方法に関する研究

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

【大切な行動観察スキル】支援における「遊びの6つの発達段階」を考える

発達支援において「遊び」は重要なテーマです。近年は、「遊び」の中で、子どもたちは様々な力を身につけていることがわかってきました。 そして、遊びは、子どもの発達段階においても変化をしていきます。この「遊びの発達段階」がわかると、現在の遊びから発達段階をアセスメントしたり、発達を促すために、どんな遊びが良いか選択することができたりするなど、様々な目安にすることができます。 本日は、支援者として知っておくと便利な、「遊びの6つの発達段階」について紹介します。 (続きはマガジン

算数の文章題が苦手な子どもへの3段階のスモールステップ指導

学習支援の中でもニーズが高いのが「算数の文章題」への支援です。 文科省の学習障害の基準で…

【本人もどうすればいいかわからない?】声の大きな子どもへの5つの支援

特別支援が必要な子どもの先生から、「声の大きさの調整せつができないので、どうすればいいで…

【適切な距離とは?】ベタベタしてくる子に距離感を教える4つの教え方

隣の子との距離感が近い、近くの子にベタベタ触るなど、適切に距離感をとるのが苦手な子がいま…

【昔と比べて今の子どもの発達は本当に遅いのか?】 新版K式発達検査の比較研究から

最近、現場の先生方と話すと「今の子は昔と比べて発達が遅い」という意見をよく聞きます。 椅…

書字障害の子どもに、タイピングは何歳から教えればいいですか?〜3つのポイントから…

近年、特別支援の考え方が広まり、通常学級の子どもにも合理的配慮が入ることが増えてきました…

【具体的な方法がわかればできる】登場人物の気持ちの読み取りが苦手な子どもへの4つ…

発達障害児には、学習の苦手さを合併することが多くあります。 特に、学習の苦手さは、将来の…

トラブル後のソーシャルスキルの高め方 〜すぐ謝れる子と謝れない子の違い〜

子どもの喧嘩や言い合いは、発達段階の中で自然なことです。大人が話を聞いたり、子ども同士で話し合う中で、徐々に社会性は育まれていきます。 しかし、大人がトラブルの仲裁に入ると、「ごめんさない」とすぐに謝れるがいる一方で、謝ることができない子がいます。大人としては、「とりあえず喧嘩したことは謝ろう!」と伝えますが、頑固な態度につい、 「あなたもやったんでしょ!」 「あなたにも責任はないの?!」 とつい言いたくなってしまうことがあります。このように謝ることへの抵抗が強い子には