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発達支援の研究と実践をつなぐ部屋

このマガジンでは、エビデンスベースの支援実践、最新の論文情報、アセスメントの解釈、現場の先生・職員からいただくお悩みなど、発達支援に関わる質の高い情報を毎日お届けします。 (対…
このマガジンでは、月に20本の投稿を行います。また、根拠ある発信を心がけていますので、記事で紹介さ…
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記事一覧

過集中で見過ごされやすい3つのデメリット

発達障害を抱える人は、1つのことに極端に集中してしまう「過集中」と呼ばれる状態に入ること…

【3つの仮説から考える】発達障害は増えているのか?

発達障害は増えているのか?というテーマは、長年議論の的でもあります。 「発達障害という言…

意欲が低い子の好奇心を育てる3つのステップ

近年、人間の発達に「好奇心」の影響が大きいことが知られるようになりました。(Todd B. Kash…

父親との信頼関係は、子どもにどのような影響があるのか?

近年、子育てにおけるアタッチメント(愛着)の重要性は広く知られるようになりました。 アタ…

利き手の確立と言語発達の関係性とは?

ASD(自閉症スペクトラム)の子やIDD(知的発達症/知的障害)は「発語の遅れ」を伴うことが多…

【実際の連携事例を踏まえて】異なる立場の人が連携する時の、4つの決め事とは?

現在、自治体からの依頼で学校へ出向き、定期的に先生や保護者の相談支援をしています。 その…

配慮を受ける子を見て、周囲の子が「ずるい!」と感じない環境設定の基礎基本!

発達障害などの困難がある子には、必要に応じた合理的配慮が障害者差別解消法で定められています。 例えば、学力がバラバラな学級において一律の宿題には、ついていけない子がよく出ます。そのような子には量を減らしたり、問題の変更などの配慮ができます。 苦しむ子が減るので良い傾向に感じますが、一方で、 「一人だけ特別扱いはできません!」 と言われて先生に配慮を断られるケースが存在します。 先生の言い分は、 配慮をすると他の子が「ずるい!」「俺もそっちがいい!」と文句を言う 教師

ご褒美で子供に動かすことはよくないのか?報酬設定の3つのパターン

ABA(応用行動分析)では、報酬設定して適切な行動を教える指導方法があります。 例えば、 …

発達が進むことで起こる5つの課題

発達障害は発達の凸凹と表現されますが、人間は元々、 身体 情緒 認知 言語 などの発達が…

子どものADHDと大人のADHDは異なる?

ADHD(注意欠如多動症)は発達障害(神経発達症)の1つです。 文科省や自治体の調査では、普…

発達障害の子どもが自己理解が難しい背景と2つの対応

保護者から「どうすればうちの子は自己理解をしてくれるのでしょうか?」と相談されることがあ…

【9年ぶりの変更】DSM-5から、DSM-5TRで追加された3つの重要な視点

アメリカ精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5)は、発達障害・精神障害の診断…

「ごめんなさい」が言えない子への4種類の対応とは?

先日、保育園に伺ったとき、職員の方から、 「3歳の男の子が遊んでておもちゃを壊してしまっ…

特定の人に依存状態になっている子への対応

アタッチメントが不安定な子には安全基地(特定の愛着対象)を作ることが支援の最初の取り組みになります。 そして、安全基地になるには、性格の相性が合う先生が担当することをお勧めしています。 しかし、安全基地になった先生から、 「アタッチメントが不安定な子が、心を開いてくれてて、今の自分は安全基地になれていると思う。しかし、依存状態になっているのか自分から離れられなくなってしまっており、困っている。」 という相談を受けます。 さて、安全基地になったけど、依存した状態では、確か