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旦那との仲は良くないけれど、他人には旦那を見つけなさいという人の話。
自分が子どもを欲しくないということが分かり、さて、じゃあ私はそもそも結婚したいのか?としっかり考えるようになって、気づいたことがある。「旦那を見つけな」「結婚しな」「子どもは?」と言ってくる他人の存在だ。
以前はその言葉を聞く度に傷ついていた。恋人がいないこと、結婚相手がいないこと、子どもがいないことを、重大な欠陥のように思っていたから。毒親に育てられなければ、私だって結婚に意欲的になれたのに。
恋はしたいけど、破滅する未来しか見えない
昨年末に彼氏と別れてから、私はほぼ14年ぶりに「誰とも付き合っていない状態」になった。今まで恋愛に依存していた私にとって、「特定の誰かに恋をしていない」というのはとても新鮮で、とても不安定である。
SNSで知人の幸せ投稿を見たり、薬指の指輪を見たりして、勝手に傷ついて「このまま一生恋愛せずに生きていくのかしら…」としょんぼりしたりもするけれど、じゃあ結婚したいか?羨ましいか?彼氏できたら幸せか?
フルマラソンを走って、世界が変わった話。
私がはじめてフルマラソンを走ったのは、18歳の秋だった。
受かると思っていなかった四年生の大学に受かり、短大進学後、すぐに就職するはずだった私に与えられた突然のモラトリアム。今だけは、今しかやれないことを、何だってやってやろうと思った。
そうして入った部活の一環で、私ははじめてフルマラソンの大会に出場した。
関門も制限時間も知らず、21km以上走ったこともなかった。若さと勢いだけで出場したは
他人に自分を差し出さない
今まで私は私の人生を、他人に慰めとして、あるいはごみ捨て場として、はたまた娯楽として、明け渡してきたらしい。
父からの暴力を受けいれて、母からの呪詛を受け入れて、弟との差別を受け入れて、気づけば私は他人に自分を差し出す人間になってしまった。
他人のために他人のために他人のために。楽しませなきゃ笑わせなきゃ安心させなきゃ。明るく元気で話せてコミュニケーションを取れる人間でいなきゃ。
「そうじゃ
ミッドナイトスワンを観た。※ネタバレ有
映画『ミッドナイトスワン』を観てきました。
元々トランスジェンダーを主題にした重めの作品が好きなことと、主演が草彅剛さん(小中の頃に、はじめて好きになったタレントさん)だったことで、これは観に行かねば…!と思っていました。
ただ絶対に情緒がメチャメチャになるだろうなという予想がついていたので(笑)、余韻に浸れるように日曜のお昼の回を選択。大正解でした。台風がなければ土曜に見て、日曜ずっと余韻に
劇場版すみっコぐらしで日曜朝から号泣した話
劇場版すみっコぐらしが、予想以上にしんどかったので書く。
すみっコはかれこれ6年くらい好き。もちろんキャラの設定も知っている。が、動くすみっコの破壊力は凄まじかった。そして何よりストーリー。まさか嗚咽するほど泣くとは。
感想(少しネタバレあり)
・数日前に絵本「そらいろのまいにち」を読み、各キャラがすみっこにやってくるまでの経緯を知っているだけに、開始数分のキャラ紹介でまず号泣。
・動きが