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2024年11月の記事一覧

「聴け、耳を塞げ」アメツチイマダワカレズノカミ「目を閉じて視よ」

「聴け、耳を塞げ」アメツチイマダワカレズノカミ「目を閉じて視よ」

この記事はアプラクサスという存在について、河合隼雄さんの著書から引用させていただきます。

ここに記す内容は、私のこれまでの記事と、これからの記事全体を通して表現したいことに密接に関わっています。非常に重要な内容なため、長くはなってしまいますが、割愛せず引用させていただきます。

以下より引用

上記の内容には重要な内容がいくつも含まれています。

「第三の道」、「東洋と西洋が接する町」、「いのち

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生きていく力について :2 精神力動論(力の動きで世界を観測する、ということ)

生きていく力について :2 精神力動論(力の動きで世界を観測する、ということ)

〇はじめに(とある講演会で)以前とある方の講演会に参加したときのこと。広いホールに明らかに用意していた椅子が足りないほど盛況で、一部の方は床に座っているほどでした。講演の全体の内容はほとんど覚えていませんが、最近では珍しくもなくなったものの、当時はまだあまり話されていなかった、日本の未来を憂うような内容に話が流れてゆき、その口調は次第に静かながらも熱を帯びてゆきました。そして最期にはホールの人々に

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生きていく力について:3 「アベルを生きる」欲動や元型の顕現、個性化について「カインを生きる」

生きていく力について:3 「アベルを生きる」欲動や元型の顕現、個性化について「カインを生きる」

〇小文字の他者(対象a)とは何か
まずは前提となる御話をさせてください。
このことに関しては真実だとも嘘だとも言いません。
しかし、今後の御話を進めるにあたって、まずは「そういうものだ」、と受け止めていただけると幸いです。

遥か太古の昔、言葉はまだコミュニケーションのツールではなく、傷を癒したり、物を浮かせるためのものでした。

やがて言葉が意思伝達のために使われていきますが、その頃の言葉はあら

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生きていく力について3.5:前回の記事の補足、思考機能の使い方「蛇足かも」

生きていく力について3.5:前回の記事の補足、思考機能の使い方「蛇足かも」

はじめての試みですが、前回の記事の補足を行ってみようと思います。
というのも、前回の記事の冒頭。
そこで「言葉」が全てを説明しきれなくなり、「欲動」が人々に干渉するようになった経緯の概要をお伝えしました。
ただ、おそらくこの冒頭の時点で多くの人が先に読み進めることをやめてしまっているように思えます。
もちろん、私自身の力量不足もあるでしょうし、あまりにも普通や一般常識の感覚からはズレている内容であ

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まんが日本昔話「きつね女房」考察(1Q84、エヴァンゲリオン、千と千尋もちょっとやるよー)

まんが日本昔話「きつね女房」考察(1Q84、エヴァンゲリオン、千と千尋もちょっとやるよー)


📖はじめに民話、「きつね女房」、愛知県豊川市に伝わるものとされるが、日本各地に類話が存在する、とのこと。

私はまんが日本昔話でこの民話を知りました。あくまでアニメ内で語られているこの物語に関して、「私がここまでnoteで記事にした内容の多くを説明しているじゃないか」、そんな感想を抱いたので紹介と解説をさせていただきます。

📖「きつね女房」あらすじある山里に成信という若者がいた。
彼ははや

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[こころの時代]数理学者が語る脳から心が生まれる秘密|NHK


「一個のニューロン あるいは脳のいかなる一部も他の部分の活動をコントロールしてはいない

さながら合唱団の歌手たちのようにお互いの声を聞き 反応し合っている」

そういった相互作用で行動の自己組織化(混沌からの秩序(渦))が生じる。


渦(アトラクター)が心であること。

それが大きくなった時、「気づき」となること。

その気づきの連鎖が意識となる。

辺縁系(無意識)から新皮質(意識)の相互
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