キになるズ

木育インストラクター@台東区/街路樹をちょっと気にしてみる散歩/そこにある木と少しずつ距離を縮めてみる/寄り道も大事

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木育インストラクター@台東区/街路樹をちょっと気にしてみる散歩/そこにある木と少しずつ距離を縮めてみる/寄り道も大事

最近の記事

再会~3rd Reunion~

再会と変化 前に登場した樹木たちのその後も、ちょっと気になる。 Netflixのリアリティショーみたいに、収録後の再会企画をやってみたい。 そんな想いから、樹木に1カ所に集まってもらうことはできないので、 自分から再び会いに行くことにしました。 じっくり観察ではなく、「ちょっと最近どう~」と軽く立ち話するような、カジュアルな報告です。 リユニオン① サルスベリ@浅草通り(2023.8訪問) 真夏に満開に咲いていた花が、実になっていました。 先にぎっしり実をつけなが

    • 18. フウ@春日通り

      今日の樹木 名前:フウ(楓) 分類:フウ科フウ属、落葉広葉樹、雌雄同株 気温35度の、まだまだ暑い秋の1日。 蔵前駅~御徒町駅の手前交差点あたりまで約1.7km、 ポカリを片手に、春日通り沿いのフウを汗だくで観察。 キになる① 涼しい姿 楓=音読みでフウ、訓読みでカエデと、2種の樹木を指す。 木と風、なんて涼しい字。 しかし、この日はほぼ風がなく、フウは真っすぐ。 樹冠は縦長の楕円系、棒つきアイスキャンディーに見えてきた。 濃いめの抹茶味。 佐竹商店街の入り口横の

      • 17. イロハモミジ@茶屋町通り

        今日の樹木 名前:イロハモミジ(伊呂波紅葉) 分類:ムクロジ科カエデ属、落葉広葉樹、雌雄同株 ちょっと久しぶりのキになる散歩は、 竜泉3丁目を横切る茶屋町通りと、イロハモミジ。 通り名の由来は 「吉原揚屋通りに続く道として、幕末には多くの引手茶屋が軒を連ね栄えた通りであったことから(台東区道路愛称名)」 樋口一葉旧居跡や一葉記念館もある歴史ある一帯です。 キになる① 勢いの夏 とにかく伸びる伸びる。 葉っぱをぎっしりつけて、真っすぐと。 秋の風情を感じる前の、元気

        • 16. アオギリ@金美館通り

          今日の樹木 名前:アオギリ(青桐) 分類:アオイ科アオギリ属、落葉広葉樹、雌雄同株 5月新緑。 春に芽吹いた落葉樹の葉がぐんぐん成長し、見どころ満載の時期。 爽やかな気分になる一方で、そのエネルギーに圧倒もされる。 今日の主役は、金美館通りの途中約200m区間に植えられているアオギリ。 冬は何の木だろうとスルーしていたけど、 葉が生えたらその姿に大ファンになってしまった! キになる① とにかく大きな葉 どどーん。全長30cmくらいありそうな、3つ裂けた大きな葉。

          15. クロガネモチ&コブシ@六区ブロードウェイ

          今日の樹木 名前:クロガネモチ 分類:モチノ科モチノ木属、常緑中高木、雌雄異株 名前:コブシ 分類:モクレン科モクレン属、落葉高木、雌雄同株 週末は観光客でとても賑わっている六区ブロードウェイ。 歴史ある全長約300mの通りには娯楽・商業施設がずらりと並んでいて、 ザ・浅草を代表するエリアの1つ。 ゆっくり歩いてみると、実は何種類かの樹木が植えられていて、通りの賑やかさをさりげなく演出している気づく。 キになる① ツルツル葉っぱの花形樹木 2021年にリニューアル

          15. クロガネモチ&コブシ@六区ブロードウェイ

          14. マロニエ@福井町通り

          今日の樹木 名前:マロニエ(セイヨウトチノキ)    分類:トチノキ科トチノキ属、落葉高木、雌雄同株 寒さとデスクワークでバキバキに凝った身体。 限界がきたので整体を探したら、希望日時に予約できる整体院が浅草橋に。 近くの福井町通りにマロニエが植えられている情報を発見。 本物のマロニエの姿が思い浮かばなかったが、何か聞き覚えのある名前… そうだ! 友達から子供の誕生日にもらった絵本「おひさまがおかのこどもたち」に、マロニエの木陰で遊ぶスウェーデンの子ども達が描かれてい

          14. マロニエ@福井町通り

          13. ナツツバキ&キンモクセイ@オレンジ通り

          今日の樹木 名前:ナツツバキ(夏椿・別名シャラ)    分類:ツバキ科ナツツバキ属、落葉高木、雌雄同株 名前:キンモクセイ(金木犀)    分類:モクセイ科モクセイ属、常緑小高木、雌雄異株 雷門通りと伝法院の通路門をつなぐ全長約380mの商店街、オレンジ通り。 歴史あるオレンジ通りの両脇には、お店がずらりと並んでいます。 賑やかな通り沿いには、ナツツバキとキンモクセイが植えられています。 他にもスターの手形や花壇、看板、鉢植えなどが所狭しと並び、 いろいろと目移りし

          13. ナツツバキ&キンモクセイ@オレンジ通り

          12. モミジバスズカケノキ@言問通り

          今日の樹木 名前:モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木)    分類:スズカケノキ科スズカケノキ属、落葉高木、雌雄同株 早口言葉のような名前と、漢字にしたときのごつさが印象的😊 3回続けて早めに言ってみたけど失敗、難易度高いです。 文京区の東京大学の本郷キャンパスの前から、台東区の隅田川に架かる言問橋まで全長約4kmある言問通り。 その一部の区間、300mくらいの間に、モミジバスズカケノキが10本ちょっと生えていました(↓緑色の部分)。 短い区間だけど、ダイナミック

          12. モミジバスズカケノキ@言問通り

          再会~2nd Reunion~

          再会と変化 以前に登場した樹木たちのその後も、ちょっと気になる。 Netflixのリアリティショーみたいに、収録後の再会企画をやってみたい。 そんな想いから、樹木に1カ所に集まってもらうことはできないので、自分から再び会いに行くことにしました。 じっくり観察ではなく、「ちょっと最近どう~」と近況を立ち話するような、カジュアルな報告です。 リユニオン① トキワヤマボウシ@石浜通り(2022.12訪問) 前回は熟れた赤い実をぎっしりつけて、その姿に圧倒された記憶が大きい

          再会~2nd Reunion~

          11. サルスベリ@浅草通り

          今日の樹木 名前:サルスベリ(百日紅) 分類:ミソハギ科サルスベリ属、落葉高木、雌雄同株 連日もう暑すぎて、歩きはあきらめ自転車散歩にしました。 浅草通りの駒形橋の西側~上野駅手前まで往復約3.5km。 鮮やかなサルスベリの姿に元気をもらい、パワーチャージ。 キになる① 小さな花火、大きな花火 濃いピンク、白、薄紫。 蕾からポンとはじけて、花火のように広がる花びら。 線香花火のパチパチと優しく散る火花のような軽やかさも感じます。 そんな花がたくさん集まると、シロップ

          11. サルスベリ@浅草通り

          10. リトル・ジェム@左衛門橋通り

          今日の樹木 名前:リトル・ジェム ※タイサンボク(泰山木)の園芸品種 分類:モクレン科モクレン属、常緑高木、雌雄異株 前回オウゴンモチを眺めながら歩いた左衛門橋通り。 あれ、まだまだ南に続いていたんだ! と自転車でたまたま通りかかり、気がつきました。 しかも街路樹がタイサンボク(の園芸品種)!! 娘が通っていた幼稚園の園庭の真ん中に1本生えていた、 ちょっと不思議なあの木。 あの木が、下町の一画にずらりと並んでいる。。。 これは観察せねば、と自転車を降り、 視界を「キ

          10. リトル・ジェム@左衛門橋通り

          9. オウゴンモチ@左衛門橋通り

          今日の樹木 名前:オウゴンモチ(黄金黐) ※モチノ木の園芸種 分類:モチノキ科モチノキ属、常緑広葉樹、雌雄異株 今回は入谷方面にある左衛門橋通り(さえもんばしどおり)を散歩。 たくさんの子ども達で賑わう、台東区の中でも比較的大きな入谷南公園の脇を通っています。 以前、子どもが遊んでいるときにチラッと視界に入り、黄金にきらめく葉に心奪われ、いつかゆっくり歩こうと決意。 キになる① ポイントカラー 髪の一部を染める、今はやりのポイントカラー。 それぞれ黄金色のポイントの

          9. オウゴンモチ@左衛門橋通り

          8. ホルトノキ@地方橋通り

          今日の樹木 名前:ホルトノキ 分類:ホルトノキ科ホルトノキ属、常緑広葉樹 原産地/分布:日本(関東以南) 前回の土手通りの途中から北方向に伸びる地方橋通り。 この通り沿いに生えている木、それはホルトノキ♬ 土手通りの街路樹のヤマモモとホルトノキはよく似ているので、以前はヤマモモかと思っていたけど、ちょっと違う気もしつつ、そのままにしていた。 いくつかの特徴からこれがホルトノキと分かった時から、ぐっと距離が縮まった気がして、とても嬉しい。 ちょっと不思議な名前は、江戸

          8. ホルトノキ@地方橋通り

          7. ヤマモモ@土手通り

          今日の樹木 名前:ヤマモモ(山桃) 分類:ヤマモモ科ヤマモモ属、常緑広葉樹、雌雄異株 原産地/分布:日本、台湾、中国、フィリピン 浅草北部を横に伸びる土手通り。 台東区HPの「道路通称名・道路愛称名」によると、日本堤という土手があったことにちなんだ通り名とのこと。 浅草駅からは少し距離があるけれど、なかなか味のある通りなので、最近では外国人観光客も多く見かけるようになりました。 そんな土手通りの街路樹、ヤマモモをご紹介。 イチョウやサクラと比べ、ぱっと見て、あまり特徴

          7. ヤマモモ@土手通り

          6. ソメイヨシノ@助六夢通り

          今日の樹木 名前:ソメイヨシノ(エドヒガンとオオシマザクラの雑種) 分類:バラ科サクラ属、落葉広葉樹 原産国:日本、江戸時代末期ごろ 浅草駅から隅田川沿いに北へ伸びる助六夢通り。 気になる名前だったのでネットで由来を調べていたら、何と台東区HPの「道路通称名・道路愛称名」に主な通りの通称と地図、更に由来が紹介されていました!これからの参考にもなるし、今まで歩いた通りもおさらいできる貴重な情報ゲット😊 ちなみに助六夢通りは、歌舞伎の演目「助六由縁江戸桜」の花川戸助六にち

          6. ソメイヨシノ@助六夢通り

          再会~1st Reunion~

          再会と変化 以前に登場した樹木たちにもう一度会いたい。Netflixのリアリティショーみたいに、収録後のリユニオン企画をやってみたい。 そんな想いから、樹木に集まってもらうことはできないので、再び会いに行きました。 リユニオン① イチヨウ@一葉桜・小松橋通り 葉が落ちて見えるようになった枝ぶりが力強くてびっくり。 枝の先はピース・ピース・ピース✌ 冬芽もしっかり、春の開花に向けてエネルギーに満ち溢れています。 小さな稲妻が落ちているのか、小さな竜が昇っているのか

          再会~1st Reunion~