keiSuke ohshima

このNoteを使って、学び直し(アンラーン)しています。 これまで読んできた本を要約しながら知識の習得を目指しています。 数学/情報/総合 特別支援学校高等部教員

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最近の記事

「学校の生成AI実践ガイド」 特定非営利活動法人みんなのコード 

本書の整理AIの仕組みと活用のポイント  AI(人工知能)は、機械学習技術を活用し、多くのデータから最適解を導き出すシステムである。効果的な活用には、以下の3つのステップが重要である。 ステップ1:適切な問いを立てる  生成AIに伝える目的や必要な情報を明確に設定する。 ステップ2:欲しい情報を引き出す  自分が求める情報かどうかを確認し、必要に応じて質問を調整する。 ステップ3:情報を適切に扱う  生成AIから得られた情報をそのまま受け取るのではなく、補助的な役割として活

    • 「数学の授業づくり」 酒井 淳平

      本書の整理良い授業の6条件 1.授業のねらいが明確であり、生徒が目指すべき学びの方向を理解できる。 2.生徒にとって意味があり解決可能と感じられる課題が設定されている。 3.授業の進行や学習内容の展開が、生徒にとって予測可能である。 4.生徒一人ひとりの実態に応じた適切なサポートが提供されている。 5.生徒が意欲的に取り組める工夫がされている。 6.生徒が成長を実感し、教師の授業改善の材料になる学習評価が行われている。 良い授業を実践するためには、授業改善のPDCAサイクル

      • 「自分らしく生きている人の学びの引き出し術」 尾石 晴

        本書の整理誰もが持っている「学びの引き出し」  私たちは、生きているだけで多くのことを学び重ねている。それに気づくために大切なのは、他人や世間と比べるのではなく、昨日の自分と比べて成長を感じること。そのために、日常生活で得た知識や経験を次のような形で整理する。 ・抽象化:物事の本質を取り出し、他の出来事との共通点を見つけること ・具体化:物事を細かく分け、実際に行動に移すこと ・一般化:経験から普遍的な原則や法則を見つけ出すこと  このように得た知識や経験の集大成が、私たち

        • 「特別支援教育情報活用能力を育む授業づくり」 熊本大学教育学部附属特別支援学校 編著

          本書の整理VUCA時代の情報活用能力を育む教育  VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧さ)が高まる現代社会では、知識の習得だけではなく、情報を適切に活用し、問題解決へと導く力が求められるようになった。「情報活用能力」とは、様々な事象を関連づけて理解し、情報を適切に活用して問題を発見・解決する力である。この能力は、学びの基盤となる重要な資質・能力である。 情報活用能力を育成するための学習内容 基本的な操作能力の習得 現代社会においては、タブレットやスマートフォン、パソ

          「自ら学びをコントロールする力を育む自己調整学習」 友田真

          本書の整理自己決定理論  自己決定理論は、エドワード・デシとリチャード・ライアンによって提唱され、内発的動機づけを高めるために満たすべき3つの基本的な心理的欲求を以下のように定義した。 1.自律性(Autonomy): 自分の行動を自分の意志でコントロールできると感じること。 2.有能感(Competence): 自分が環境や課題に対して効果的に対応できていると感じること。 3.関係性(Relatedness): 他者とつながり、理解し合い、受け入れられていると感じること。

          「自ら学びをコントロールする力を育む自己調整学習」 友田真

          「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」  山口周

          本書の整理経営の意識決定における3つの重要な視点 経営の意思決定において「サイエンス」「クラフト」「アート」という3つの視点が重要である。 1.サイエンスは、物事を論理的に筋道立てて考える能力を指す。原因と結果をシンプルに整理し、分析することが求められる。 2.クラフトは、経験や知識を活かした技術や技能、そして実践的な判断力のこと。 3.アートは、感性や直感に基づく判断で、非論理的な側面に重点をおく直感的な判断力のこと。 サイエンス頼りの意思決定が危険な時代  現代は、

          「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」  山口周

          「探究的な学びデザイン」 酒井淳平

          本書の整理探究の必要性  探究とは、物事の真相や価値について深く考え、明らかにする過程のことである。現代の学びが、特定の知識を習得する「コンテンツベース」から、自己成長との関連性を見出しながら学ぶ「コンピテンシーベース」へとシフトしてきている。未来を生きる子どもたちには、新しい価値を創造する力が必要であり、その力を育む探究は欠かせないものとなっている。 探究学習へ取り組む理由  探究学習を始めるにあたって、「なぜ探究学習を始めるのか」を明確にすることが大切である。探究が

          「探究的な学びデザイン」 酒井淳平

          「13歳からのアート思考」 末永幸歩

          本書の整理 本書でまとめられている「アート思考」とは、「自分の内側にある興味をもとに、自分なりのものの見方で世界を捉え、探究し続けること」である。なぜアート思考が重要なのかというと、自分の内面ととことん向き合い「自分なりの考え」を作り出すことが求められている時代だからである。 アート思考を育む方法 ①(初級)アウトプット鑑賞  作品を見て気づいたことや感じたことなど、事実を記録する。そして「どこから?」「そこからどう思う?」といった自問自答を繰り返し、示唆を得る。 ②(中級)

          「13歳からのアート思考」 末永幸歩

          「特別支援教育のさんすう〜一人ひとりの学びを支える〜」 小笠 毅

          本書の整理「量」から「数」への変化が算数の始まり  子どもたちは、「長い・短い(距離)」「大きい・小さい(面積)」「上・下(高さ)」といった「量」の比較から「数」の概念へと移行していく。そのため、小学1年生では「数についての感覚を豊かに」し、「数の意味や表し方について理解する」という目標が定められている。そのための学習内容として、作業的な操作を重視している。そのため、量を数として考えるための半抽象化のステップとして、ブロックを活用した1対1対応から数の学習が始まる。 数を

          「特別支援教育のさんすう〜一人ひとりの学びを支える〜」 小笠 毅

          「Socienty5.0で実現する社会を見据えた肢体不自由教育」 菅野 和彦 監修

          本書の整理新しい時代の肢体不自由教育における、教職員の目指すべき姿  教職員は、環境の変化を前向きに受け止め、教職生涯を通じて学び続ける姿勢が求められる。また、子ども一人ひとりの学びを最大限に引き出す役割を果たし、子どもが主体的に学べるよう支援する伴奏者としての能力も備えていることが求められる。 ICT活用の視点  教職員は、学校教育の質の向上を目指していくためにICTの活用が必要不可欠であるということを理解し、「教科指導の効果を高めるための活用」「自立活動における困難さを

          「Socienty5.0で実現する社会を見据えた肢体不自由教育」 菅野 和彦 監修

          「思考技術」 高松智史

          本書の整理答えのないゲームでの戦い方  私たちは、これまで答えのあるゲームでの戦い方に慣れ親しんできた。答えのあるゲームでは、「答え」があたればそれでよかった。しかし、これからの時代は「答えのないゲーム」の中で戦っていかなければならない。 答えのないゲームの戦い方 1.プロセスがセクシー 答えのないゲームでは、プロセスを愚直に踏んでいくしかない。これからの時代は「答え+プロセス」の両方を重視して結果を考えていく必要がある。 2.2つ以上の選択肢を創り選ぶ  プロセスを重視

          「思考技術」 高松智史

          「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」 山口 周

          本書の整理6つのメガトレンド 1.物の飽和と意味の枯渇  あらゆる物が手に入る時代が到来している現代では、その「意味」を世界に対して与えられる人材が求められる。 2.問題の希薄化と正解のコモディティ化  問題の解決方法が「調べれば見つけられる」時代となっている。そのため、今後必要とされる力は問題を発見能力であり、現代の枠組みの中で課題設定できる人材が価値を生みだす。 3.クソ仕事の蔓延  クソ仕事とは、無意味な仕事のことである。これが蔓延している中、常に「仕事の目的」「仕事

          「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」 山口 周

          「イシューから始めよう」 安宅和人

          本書の整理1.生産性の定義 生産性は「アウトプット/インプット = 成果 / 投下した時間・労力」 と定義される。  生産性を高めるためには、 「解の質 = イシューに対してどこまで明確な答えを出せているかの度合い」を高めることが重要である。 2.イシューの定義 イシューとは『自分の今の立場で出すべき問題』を指す。 3.イシュー発見のプロセス イシュー発見のプロセスは、 「何に答えを出す必要があるのか」という議論から始まり 「そのために何を明らかにする必要があるのか

          「イシューから始めよう」 安宅和人