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#企画

「ネットで買われても、実感が湧かない」という店長の悩みと向き合ってみた話。

「ネットで買われても、実感が湧かない」という店長の悩みと向き合ってみた話。

自宅の1階を、酒屋さんに貸している。

酒屋さんの名前は「いまでや 清澄白河」
GINZA SIXでも展開する、業界ではちょっと名の知れたお酒のセレクトショップだ。

そんな酒屋さんが自宅に出店した特異な経緯は、以前も記事にした。

オープンから1年。

毎日のように、自宅の1階で1杯やるようになった。
店長の松本さんとも仲良くなった(と思っている)。
暇な時は、お互い仕事の悩みを吐露しあったりし

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広告の企画書は、「好き」と「知られていない」のギャップの設定が大事

広告の企画書は、「好き」と「知られていない」のギャップの設定が大事

広告論の授業で100本以上の企画書を採点する中で、優秀な企画書の共通点が見えてきました。

それは、「この商品にはこんな良いところがあるのに、伝わっていないのはもったいない!」というギャップの提示があることです。

今日は、広告コミュニケーションの企画を考える上で大事な、「魅力と現実のギャップ」の作り方について書きたいと思います。

また、学生は好きな題材を選べますが、社会人は選べません。どうした

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「競合プレゼンはやめたほうがいい。」僕がそう考える理由を、プレゼンします。

「競合プレゼンはやめたほうがいい。」僕がそう考える理由を、プレゼンします。

あなたは「競合プレゼン」なるイベントに参加したことがあるだろうか。

僕のいる広告業界では、この競合プレゼン(通称:競合/競合コンペ)なるイベントがしょっちゅう行われている。

と言っても、イベントの主催者はクライアントで、僕たちはその参加者にすぎない。

僕たちの仕事のはじまりは大きく2パターンあり、競合プレゼンをせずにはじまる「指名」と、競合プレゼンからはじまる「競合」だ。

少し特殊なケース

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頭がこんがらがってしまった時に、立ち戻るべき2つの原点

頭がこんがらがってしまった時に、立ち戻るべき2つの原点

日本広告学会のクリエーティブ委員会に所属しており、学生向けのアイデアコンテスト「学生広告クリエーティブ賞」の審査委員長も担当しています。

以前、コンテストの審査基準についてnoteに書いたのですが、たくさんの「スキ」を頂きました! 本当にありがとうございます🙇‍♂️

今年のコンテストも、無事に終わりました。

全114件の応募作品のうち、なんと、金・銀・銅の上位3チームが同じ大学、同じゼミの

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ネーミングに悩んだら、顧客の「使う瞬間」にヒントを探そう

ネーミングに悩んだら、顧客の「使う瞬間」にヒントを探そう

コロナ禍のイエナカ需要の高まりもあり、農業の産直サイトが盛り上がっています。

我が家でも先日、母親と昼ごはんを食べていた時に、食後にシャインマスカットが出てきました。

「○○って直販サイトがあるでしょ。そこで初めて買ってみたの」

仕事柄、60代女性のネットでの購買行動に興味があったので、さりげなくどうやって購買に至ったのか、その理由を聞いてみました。

相手が「使う」ことを考え、ネーミングを

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オンライン会議のプレゼンは、スライド棒読みでも構わない

オンライン会議のプレゼンは、スライド棒読みでも構わない

仕事柄、オンラインでのプレゼンテーションが多いのですが、対面でのプレゼンに比べて相手の反応がわかりにくく、やりにくいなと感じることがあります。

そう感じるのは、私だけではないようです。こちらの記事には、オンラインのプレゼンは対面に比べて反応が読みにくいため、「プレゼンでは発表に充てる時間を短くし、ディスカッション(質疑応答)を重視するとよい」と書かれています。

本当にその通りだなと思う一方で、

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「自宅の1階が酒屋だったらいいのに」が実現するまでのパワーポイント。

「自宅の1階が酒屋だったらいいのに」が実現するまでのパワーポイント。

1年前、とあるお店にこんなパワポ資料を送った。

そして今日、お店がオープンした。

その特異な経緯を、ここに記しておく。

■待ちではなく、攻めのテナントをそもそも、なぜ自宅の1階をお店にしようと考えたかは以前に書いたが、

こうしたテナント募集は、不動産屋に依頼するのが一般的だ。

募集して、待つ。

申し込みがあったら、どんなお店かを聞いて、入居の判断をする。

この行程が、僕には非効率に思

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編集者がネタを発掘してから取材するまでの思考と行動を言語化してみた。

編集者がネタを発掘してから取材するまでの思考と行動を言語化してみた。

こんにちは!SELECK編集長のやまもと(@hanahanayaman)です。

久しぶりにノウハウ系のnoteを書きたいなと思い、なんのテーマにするか迷いましたが、今回は「取材獲得」について書いてみようかなと思います!

理由としてはシンプルで、記事の書き方やインタビューの仕方よりも情報が出回っていない話なので、読む人にとって情報価値が高いかなと思ったから。(一方でニッチかもしれないw)そして、

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