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夫婦・親子・家庭・家族「マジビト」

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「生ぐさボウズ」の中から、夫婦・親子・家庭・家族についての記事をまとめています。
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記事一覧

喜怒哀楽

喜怒哀楽

20220627

めずらしくイライラした。自分のことではないのだけど、側で勝手にイライラした。

親の言動に傷つけられたという感情、悲しみや怒りを持つことと、親に感謝することは両立する。

どうしてこの2つの感情が1人の中にあることを、認められない人が多いんだろうか。

むしろ、それらが併存してしまうことこそが、人を悩ませるということに、なぜ思い至らないのか。

まして、どちらかを正解として、誰

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親の葛藤

親の葛藤

20220530

土曜日、小川村小学校の運動会があった。娘のういは保育園の年長さんだけど、来春から入学予定ということで出場種目があり、一緒に参加した。

運動会の1週間ほど前から、彼女は嫌がっていた。同級生のお友だちと連れ立って遊ぶこと、運動会の最後に予定されていた小川音頭を踊ることは楽しみみたいだった。でも種目への参加は嫌がっていた。参加しない、ただ見てると言っていた。

小学校に行くこと自体

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嫌い

嫌い

20220516

「ういって嫌いって言わないよね」と、娘について妻が言う。

確かにと思う。ういさんの口から何かを嫌いって言葉を聴いた覚えがない。

「大好き」はよく言う。
好きであることに真摯なんだと思っている。「大好き」って言い続けていてれば自分のモノになると思っているだろう節もある。

幸運なことに、僕たち親なり、どこか他の場所から、ういさんが欲しいと思っているモノはうまいこと集まってくる

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明日

明日

20220502

ある映像をみていた。

明日自分が死ぬとしたらどうするか?とたずねられて、「実家に帰って、母親と、家族に、ごはんをつくってあげたい」と答えていた。

なんかいいなあと思った。

残りわずかな時間のすごし方として、親や家族を選べるところがステキだった。

そしてそれ以上に、ごはんをつくって食べさせたいっていうのが、なんだか沁みた。

自分が何をしたいかってことより、誰かに何かをし

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勉強

勉強

20220425

このところういさんが、いわゆる勉強らしきをしたがるようになった。ひらがなや漢字をはじめとした文字を書きたがったり、足し算や引き算なんかの数字をいじってみたり。

勉強をしていく中で受験アスリートの道に迷いこむことの困難は身をもって知っているから、我が子にそれをオススメしようとは思わない。

たぶんそれは妻もそうだと思うけれど、とはいえ、みずから勉強したいと言ってくることには何か

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給水係

給水係

20220418

小川村に引っ越して、3週間が経とうとしている。

2月、3月と荷物を移動させ、4月頭は生活できるよう荷解きをしていた。まあどうにか暮らせるくらいにはなっている。

このところ、ういさんが保育園を休んでいた。

日頃のバタバタに、通い慣れていた保育園から新しい保育園への転園での緊張が重なってか、保育園を行きたがらない日が続いた。

妻と僕とで、その日その日のスケジュールを変更させ

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毒親

毒親

20220322

毒親という言葉が好きじゃない。

僕自身がアダルト・チルドレンいう、親との関係性にある種の困難を抱えているという自覚があった上で、毒親という言葉とは距離を置きたいと思っている。

それは、子どもにとって毒でない親はいないだろう、と思っているから。

親に対して毒なんて何を言ってるの!とかそういう拒否反応ではない。毒親って言葉を使うと、毒親じゃない親がいそうな感じに違和感がある。

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AC

AC

20220314

先日アダルト・チルドレンの自助グループに行った。

僕自身明確にSO AC(アダルト・チルドレン)な自覚はあって、かといって、そのことに振りまわされているかと言われればよくわからない。

カウンセリングみたいなモノを受けたこともなく、ACについての本を少し読んだくらい。内省と書くことを繰り返してはいる。

ただなんとなく、自分のことをACだと自覚し、そしてそんな人たちが集まって

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出家

出家

20220131

出家ってなんだろうかとふと思う。

別に仏門に入って修行をするとか、そういったことを考えたいわけではない。

出家、文字通り、“家”を出るってのはどういうことか。

“家”という言葉に、人それぞれいろんな情景を描くのだろう。あったかい団欒の場やマイホームなどなど。

僕にとっても、植え付けられたイメージとして、そんなほのぼのとした印象もなくはない。

でも、それよりなにより、“

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泣く

泣く

20220117

先週、泣いたと書いた。

ありがたいことにというか、会う人会う人で、ちょこちょことその話題になる。心配というか、意外というか、そんな具合で、話がふくらむ。

僕は割と泣く。
何かしらの作品で泣くとかは、人生の中でまあなくて、大体自分ごとで泣いている。

小学校くらいまでは割と泣き虫な方だったと思うけど、中高と年齢を重ねるにつれて、全く泣かなくなった。

泣くことのタガがはずれた

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うれしかった

うれしかった

20220111

2022年、妻とケンカ初めをした。

ささいなことで、「うわコイツないわあ」となった。一緒にいるのもイヤだったから、車で一人で出かけた。ケンカして家を空けるってのは初めてだと思う。

それで、家から少し距離のあるコンビニの駐車場でめそめそ泣いていた。

そうこうしてたら、あすかさんから連続で電話がかかってきた。

出ないでいると「ういが泣いて大変 どこいる?」との連絡だった。

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子在らしめる親

子在らしめる親

20211129

娘のお友達のママと、子育てについて雑談する。

「勉強しろっていうのもダメっていうしねえ」と聴いて、せやなあと考える。
“親”と“子”の関係について。

“親”が“子”に、ある方向性を強制してしまうことは、残念ながら常にある。

というか、その強制力のみをもって「“親”と“子”という関係」は成立する。“親”と“子”の成立の条件に強制力がある。

ここでの“親”と“子”は親子に限

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そっと留める

そっと留める

20211025

娘のういさんが動画の撮影をしていた。

よくみているYOUTUBEの真似事で、「はごろも将棋チャンネル」と名乗る。三脚にカメラを取り付け、大切にしてる植物たちの紹介とオススメをしている。

その姿勢にいたく感動する。

みる人がどういうことに関心があるだろうかってことを想像しつつ、自分が楽しんでることをおすそ分けする。

こんな言葉が使えるようになってるんだと、こちらが驚くよう

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