社会性を失う
文章を面白く書く為には社会性を失う事が重要だと今日になって気付いた。昨日あれだけ「生涯本8冊だけ読んででこれだけ面白い文章を書く為には環境と遺伝が必要」とか言って結局他にも複数の漫画を読んでいたし、あたかも自分が元々才能があったかの様に書いて皆んなからの「えぇー!8冊だけでそんなに面白い文章書けるの凄い!!!!」待ちをしていた僕が恥ずかしくて仕方がない。今になって思うとそんな環境とか遺伝とかはあまり関係無く、ただ単に社会性を失う事が出来たからだと思うのだ。この文章を読んでいる大半の人はしっかり朝早くに起きて、仕事して、夜帰って来て、寝る、という基本のサイクルを回しながら間間に自分が仕事以外でしたい事をしているのだと思うが、僕の場合はその基本サイクルが無い為、「今日何しようかな?」から始まり大体はシコって二度寝、三度寝をするか、バドミントンラケットを使って1人サバゲーごっこをするか、ネットサーフィンをするか、外に出て何もせずに帰ってくるか、スマブラのVIP対戦を10〜15試合して寝るか、ぐらいの曖昧性を含んだ内容の動きをしているので、いわゆる「社会」の流れに反した動きを毎日していると言う事になる。つまり社会性を失った動きと言う事にもなるのだ。だから毎日死ぬ気で働いてる人からしたら「なんでこんな些細な日常を書いているのだろう。」という感想になり、自分の見ている世界では興味も持たない事柄に感じる事で、そことのギャップに面白さが生まれるのだと思う。(僕からしたらその出来事はその日の中でのメイントピックなのだが。)
だから面白い文章を書く為には社会性を失う事が重要だと思うのだ。
今日は前日の夜更かしの所為で午前9:30ぐらいに起床して、直ぐに母の冷凍唐揚げ入りおにぎり1つと昨日の夜ご飯の残りである照り焼きチキン3切れをペロリと食べた。自分の好きな食材を食べている時はセロトニン摂食モクで敢えて日がよく当たる窓際で食べている事を忘れる程の集中力を見せる。気持ちが良い。そして着替える事はなくパジャマのままで外に出てみた。これは突発的な衝動が「外に出たい!」だったからだ。そして近くの公園とグラウンドが併設されている所に歩いて行き、少し整地が遅れている雑草達の所に行き自然を感じた所で家に帰った。煙草が吸える様になったらこういう場面で一吸いするのだろうとも思った。そしてまた突発的な衝動により「金髪にしたい!」と今まで一度も髪を染めた事が無いのにも関わらず思い、近くのスーパーでブリーチ剤を購入しに行こうとしたが生憎財布の中には6円しか入っていなかったので(様々な事情によりここまで所持金が減ってしまった。)行く事を断念した後に布団に入って意識を飛ばした。そして午後1時。一切夢を見なかったのに寝起きはとても気持ちが悪く、今にも吐きそうな雰囲気があったので直ぐにトイレに直行。幸いな事に嘔吐する事は無かったが依然として気持ちが悪い状態が続いていたのでもう一回意識を飛ばそうとまた布団の中に入ろうとした時に母からLINEで「良いもの買って来たよ」と連絡が来た。こういう時の良いものは本当に良いものの事が多い。なので直ぐ何処かから買い物し終わって帰って来て玄関に居る母の所に向かい「良いものって何!」と聞いて、僕の好きなラムネのアロエヨーグルト味一袋とパン屋さんの美味しそうなホットドッグ1つとスーパーの唐揚げ3個入りを貰った。本当に嬉しい。こんなにも僕みたいなクソガキに支給してくれる。急いで僕は朝ご飯を食べた場所に行き、セロトニン摂食モクも兼ねてその3つの食材をペロッと食べた。この場所で食べる事で無理なくセロトニン摂食をする事が出来るのはとても便利だ。そしてその勢いで冷蔵庫から卵を1つ取り出して温泉卵を作れる容器に入れてレンジで温めた。この行為をする時は母から「よく注意しながら温めないと直ぐ爆発するからね」と言われているので絶対に注意して温めないといけない。だがその時僕はスマホで可愛い子猫の動画を見ていて完全に卵を温めている事を忘れてしまい、盛大に爆発させてしまった。その為全体の30%は大破して食べれる状態では無くなり、辺りはかなり凝固した卵が散乱してしまった。僕は急いで台拭きで掃除をして、気持ちを落ち込ませながら残りの70%しか無い普通のゆで卵を食べた。この時は何故かセロトニン摂食が意識の中に入っていて嫌になって暗い廊下側で食べた。最悪。そしてまた布団に入って意識を飛ばした。そして午後5時。僕の家はとある新興宗教の教会で、毎日午後6時から45分間ぐらいの儀式をするので、この時間帯に起きておかないと儀式の際に頭が回らなくなり直ぐに寝てしまう事になる。そうすると母から「寝ないでちゃんとやりなさい!」と強めに怒られるので絶対に寝てはいけないのだ。僕は無神論者なので一切この宗教に信仰心の様なものは無いので生まれて来てから自我を持つぐらいの意識を感じ始めてから今日に至るまでずっとこの時間は苦痛を感じないといけない時間なのだ。いつでも儀式で使う太鼓の撥で両親の頭をフルスイングしたいのだが、それをしてしまうと「芸人になり天下を取る。」という夢を達成出来なくなるので、いつも我慢している。突発的な衝動が来ないまでは。
この時間になると僕の眼球から光度が狭くなり見える景色が大きく変わる。光を奪ったその景色はあの時の月明かりによく似ていた。その月明かりは赤く染まる擦れた畳を綺麗に写した。
社会性を失う事が
面白い文章を書く為には重要だが
皆は最低限の社会性を持ち生活しないといけない。
その景色はいつも面白くない。