地雷
日中家族と戯れ過ぎてまだ午後8:30で眠気が頂上まで昇った。今日書きたい事を整理していたメモを読み返しても、その概要は見えて来ずメモの意味を成さなくなっている事に憤慨する。眠過ぎて上手く文章が書けない。1時間前に入ったお風呂も日々の掃除当番である父が湯船の掃除を怠っており、昨日の汚い人間の灰汁が浮かぶ冷たい水の中に眠過ぎて何も考えずに入ってしまい、折角浴室まで足を運んだのに入る前よりも汚い身体にしてしまった。悔しい。けど眠過ぎて上手く家族伝える事が出来ずにこの出来事はバライティなら必ずカットされるぐらいのウケ量で消化された。もっと悔しい。「入る前の浴室掃除用スリッパはなんやってん!」小さく布団の中に言葉を入れて、その言葉達に昨日よりも汚い身体を掃除してもらった。気持ちの問題かもしれないが、こういう時の苛立ちはかなりのストレスを齎すので注意して生活しないといけないという事も気付がしてくれた。そしてトイレに行こうと部屋を出て廊下を歩いていると、スマホの画面を直立しながら凝視する父が居た。父は現在57歳で数年前から老眼が始まった。そしてADHD.ASD.躁鬱.強迫性障害持ちでもあるので、ADHDの特徴でもある「過集中」を引き起こして自分が今真っ暗な廊下の中央で立ち止まってスマホの画面を見ているという事も考えずに堂々とスマホの画面を凝視していた。そして同じくADHDの特徴でもある「2つの事が同時に出来ない」を引き起こして止まってしまっているのだ。僕は生憎父と衝動する寸前に父の気配を感じて止まる事が出来、冷や汗をかきながら用を足した。もしこの時父に衝動していたら確実に不機嫌な態度を見せられて僕が家族から怒られていただろう。この家の地雷は踏んだ時や、踏んだ後直ぐ分かる事では無く、踏んで少し時が流れた後に突然爆発するその爆発音で地雷に気付くのだ。
身体は無傷だが、精神的ダメージを毎秒蓄積し続ける事で僕の様な人間が誕生する。
あーー
腹立って来た。
けど、もう寝るか。
おやすみ。