シェア
案山子の独り言
2024年10月23日 19:30
壊れた心を開いてみたら一杯大切なものが折れてたひとつひとつ直すしかないけどあたしの手で直せるだろうか途方に暮れてた そしたら髪揺らす秋の風直すのはあなたの手じゃない先生は時間 お薬は自然直すのはあなたの心自身信じて待っていればいい時間はかかるだろうけどあなたの心があなたの心をちゃんと直してくれるから優しく髪撫でる秋の風長い冬になりそうだけど春は必ずやって来るあ
2024年9月24日 19:30
花ならば 何のお花がよかろうか春ならば もちろん桜がよかろうな夏ならば やはり向日葵がよかろうな秋ならば きっと秋桜がよかろうな冬ならば…冬のお花は何があろう冬はお花が少なかろう少しでも多い方がよかろうなあたしは厳しい冬に咲く冬のお花になろうかななって真白き雪の中凍え行き交う人々の心に灯る雪の華になろうかな
2024年9月7日 19:30
岸辺に咲く素敵なお花川の流れに身を映し風にゆらゆら春謳歌その姿が羨ましいと思う心の岸辺には川が綺麗だ汚いだ風が強いだ弱いだと乾いた花のしわがれ声どう生きれば成功するかあれこれ学んで努力して戦い続けてこの姿なのに良くない思えば難しいことはない自心の岸辺に根を張ってそこで風に身をゆだね只々素直に咲いてれば羨む姿になるものよもとより咲いてる岸辺が違うのよ場所
2024年8月26日 19:30
春の川が好き夏の海が好き秋の風が好き冬の空が好き好きなのは全部自然あなたの声が好きあなたの笑顔が好きあなたの仕草が好きあなたの視線が好き好きなのは全部自然あなたの声は春の川あなたの笑顔は夏の海あなたの仕草は秋の風あなたの視線は冬の空好きなのは全部自然繕う必要なんてない
2024年8月7日 10:00
雪が溶けたくないと泣いたら春が来る桜が散りたくないと泣いたら夏が来る蝉が死にたくないと泣いたら秋が来る葉が落ちたくないと泣いたら冬が来るじゃあ あたしが泣いたら何が来る移ろい見守る人が来る向こうで 母が笑ってる
2024年8月3日 20:00
あの子が植えた桜の木こんなに大きくなりました今年も綺麗な花咲かせ春の風と遊んでるあの子は忘れているでしょう素敵な桜を植えたことぜひ見にきてほしいけどあの子は施設にいるらしい届けておくれ春の風桜の便りをあの子の元へ届けておくれ春の月夢枕照らす花明かり
2024年7月27日 20:00
近くに家が建ちました日当たり良かった場所だけど常に日陰になりました見上げた空には大きな木日を浴びて元気そう一方下に目をやれば日陰の仲間は次々としぼんで枯れては散ってゆく次は私の番かしらこの家さえ建たなけりゃ今頃綺麗な花咲かせ春の風と遊んでる空で日暮れを知った頃私は身体を横たえて静かにしぼんでゆきました
2024年7月20日 05:15
青空が辛すぎてそよ風が痛すぎてひとり下を向いてたいつになったら岸辺に咲く花は白私の心は今も黒その花に想い重ねてもただ汚してしまうだけいつの日か春の岸辺に春はまだ来ないけどあの花のように真っ白に咲きたい
2024年4月13日 17:48
歌を唄いなよって君はそう言うけどどんな歌がいいんだろうみんなどんな歌を唄うんだろうあの歌だとウケないかなあの歌だと恥ずかしいなえっ どうしようどうすればいいんだろうねぇ 君は何を唄うんだい唄いたい歌を唄えばいいんだよまわりなんて君が悩むほど聴いてないしまして期待などしていない自分の唄いたい歌を思いっきり唄えばいいんだよ私は「黄色い春の歌」そう言って菜の花の君は
2024年4月11日 12:10
辿り着いた景色にあなたはいなかったさくらを散らせた風は光風降りしきる雨にやっと耐えて見た光眩しさに紛れた風の手は目に見えない瞬く間に散ってゆくさくら色のあなた最後のひとひらはあなたの想い舞い落ちたフロントガラス気付かずいれたワイパー辿り着いた景色にあなたはいない…けどさくらを見る度に思い出すあなたの想いそのひとひらの想いは今も私を温かく励ましてくれる今年の春もあなた
2024年3月29日 08:24
春がやって来るよ信号待ち見ている景色とは裏腹にそっとそよ風が教えてくれた本当に思わず疑いたくなるでも きっと来るそよ風は季節の気息いつもそうそよ風は嘘をつかないさあ 春よ来い
2024年2月22日 06:16
涙は私の春化粧さくらに映るあなたのせい綺麗じゃない けど仕方がないあなたを想ってしまうのだから
2024年2月19日 14:47
暖かな日差しになればどんなに積もった雪もゆっくり溶かすことができる温かな気持ちになればどんなに閉ざした心もゆっくり開くことができる暖かな日差しは空が温かな気持ちは心がよく晴れているから空よ 私の心よゆっくりゆっくり晴れてゆけそして春を導く風となれ
2024年2月3日 18:04
あの日見た景色は春色の街桜咲く道の上にはあなた吹き抜ける春風に揺れる髪には花びら暖かな陽気が包む春色のシーン辛いこと多い毎日だけどこの街に残る思い出はいつも私を勇気づけてくれるかけがえのない思い出はいつもほんにあたたかい