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案山子の独り言
2024年9月7日 19:30
岸辺に咲く素敵なお花川の流れに身を映し風にゆらゆら春謳歌その姿が羨ましいと思う心の岸辺には川が綺麗だ汚いだ風が強いだ弱いだと乾いた花のしわがれ声どう生きれば成功するかあれこれ学んで努力して戦い続けてこの姿なのに良くない思えば難しいことはない自心の岸辺に根を張ってそこで風に身をゆだね只々素直に咲いてれば羨む姿になるものよもとより咲いてる岸辺が違うのよ場所
2024年9月4日 19:30
様々な想いが巡る季節未だ定まらぬ想いにただ迷走する日々はまるで野仏磨く刀は誰のため迷走するは何のため所詮動けぬ野仏が何を成そうと成さのうとただ風の音にかき消され景色の中に埋まるだけいっそのこと様々な想いが巡る季節今日は空の青さがやけに目につく
2024年8月26日 19:30
春の川が好き夏の海が好き秋の風が好き冬の空が好き好きなのは全部自然あなたの声が好きあなたの笑顔が好きあなたの仕草が好きあなたの視線が好き好きなのは全部自然あなたの声は春の川あなたの笑顔は夏の海あなたの仕草は秋の風あなたの視線は冬の空好きなのは全部自然繕う必要なんてない
2024年8月15日 17:30
立ちすくむ影が頼りなくともどんな風が吹こうとも折れたり倒れたりしない弱竹柔らかさは弱さ弱ければこそしなりしなればこそ強い心 弱竹のようにしなる心は頼もしい
2024年8月13日 17:30
摘んできてくれたお花が最後の時を迎えようとしています水を変えても場所を変えても日々衰えゆく姿は変わらないあなたに摘まれてきた時の輝きそれは見とれるほどでしたそれからは私の心を彩る日々見る風景の中に咲くその花はいつもあなたの心も映してた実らぬ花と知りながら受け取ったのはこの私枯れる運命と知りながら受け取ったのもこの私もう終わってしまった恋をそっと諭すかのように風
2024年8月6日 09:39
この風は夏流れは清き心川浴衣に漂う哀愁扇ぐ団扇は夏の空この景色の中季節の中で生きると決めただから私はもう迷わない風は夏空 迷わず夏色に染まれ
2024年8月3日 20:00
あの子が植えた桜の木こんなに大きくなりました今年も綺麗な花咲かせ春の風と遊んでるあの子は忘れているでしょう素敵な桜を植えたことぜひ見にきてほしいけどあの子は施設にいるらしい届けておくれ春の風桜の便りをあの子の元へ届けておくれ春の月夢枕照らす花明かり
2024年7月27日 20:00
近くに家が建ちました日当たり良かった場所だけど常に日陰になりました見上げた空には大きな木日を浴びて元気そう一方下に目をやれば日陰の仲間は次々としぼんで枯れては散ってゆく次は私の番かしらこの家さえ建たなけりゃ今頃綺麗な花咲かせ春の風と遊んでる空で日暮れを知った頃私は身体を横たえて静かにしぼんでゆきました
2024年7月2日 09:37
片付けものをしていたら小さなビー玉見つけたよむかし田舎の夏祭り買ってもらったビー玉よあれからどれほど経っただろたまったホコリをぬぐったらあの日の夏のきらめきがビー玉の中で泳いでる婆やの手の温もりしわくちゃな笑顔蜩鳴く夕焼け空田園歩く夏の風忘れてた思い出がじんわり私を包む髪をなでる初夏の風お婆ちゃん 久し振り
2024年6月8日 09:47
単調でつまらない人生だと扇風機で涼んでいたら扇風機が故障したしたら途端に暑くなりポンコツって扇風機のせいにしたふと羽を回して風を送るその単調なことに私はすがってる単調でつまらないからと扇風機が回すのを止めたとしたら…直しながら思った単調なことが誰かの為になってる可能性単調なことをしてくれる人や物のありがたさや尊さを扇風機が直って動き出す涼しい風が私をゆ
2024年5月31日 17:02
田を渡る風の足跡追いかけて揺れる穂先についてゆくいつも見失ってしまう風どこかへ消えてしまう風気付けばまた ひとりぼっち風は見えない感じるだけでは動けない穂が枯れては足跡を追えない早く追いつかないといけない
2024年4月11日 12:10
辿り着いた景色にあなたはいなかったさくらを散らせた風は光風降りしきる雨にやっと耐えて見た光眩しさに紛れた風の手は目に見えない瞬く間に散ってゆくさくら色のあなた最後のひとひらはあなたの想い舞い落ちたフロントガラス気付かずいれたワイパー辿り着いた景色にあなたはいない…けどさくらを見る度に思い出すあなたの想いそのひとひらの想いは今も私を温かく励ましてくれる今年の春もあなた
2024年1月10日 13:58
海から吹く風が懐かしいのはあの人のことを想うから空から降り注ぐ光が寂しいのはあの人のことを想うから懐かしさも寂しさもきっとあの人の優しさ吹く風よねえ 注ぐ光よ私は忘れないあなたのその優しさを
2023年12月29日 21:09
あの大空の彼方にきっとあなたはいるのだろう正解も不正解もない信じるも信じないもないあの空の青さもあの雲の白さもなぜかあなたらしい風よ 届けてほしいあの大空の彼方へあの日と変わらないこの澄みきったあなたへの想いを