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高齢者の骨折につながる骨粗〇〇〇症について

高齢になると、
骨折する人が増えるのはなぜでしょうか?

骨がもろくなる
「骨粗しょう症」が大きな要因。

体の中では
日々、古くなった骨を壊し、
新しい骨を形成する新陳代謝が行われていますが、形成する量が少ないと骨粗しょう症になります。

転倒したり、重い物を持ったりした際に、スカスカの骨が折れてしまいます。

その中でも骨折しやすい部位は

大腿(だいたい)骨の脚の付け根に近い部分や、
背骨の椎体が特に多く、
上腕や手首とともに
「4大骨折」と呼ばれます。

50歳代は
転倒時に手を付くことによる手首、

70歳代以降では大腿骨の骨折が多いなど、年代により部位は違います。

骨折しても割と簡単に治ると思っている方は多いですが

骨折を甘く見てはいけません。

国内で年間約20万人と推計される大腿骨骨折の患者は、

1年以内に約20%、
5年以内に約半分が亡くなるという
調査があります。

骨折前には屋外を歩けた人の約半分が、
大腿骨を折って手術を受けた1年後には屋外では歩けなくなっているなど、
日常生活にも影響します。

ならばそうならないためにどうしたらいいのでしょうか?

骨折を予防し、
骨折後も治りをよくするためには、
骨粗しょう症の早期発見が重要になります。

国内の患者数は約1590万人と推計され、人ごとではありません。
うち7割以上を女性が占めています。

今後の課題は
痛みなどの自覚症状が少ないため、
発見が遅れがちなことり

多くの自治体が、
40~70歳の女性を対象に5歳刻みで骨粗しょう症検診を実施し、
無料か低額で骨密度を測定できるのですが、受診率は5%程度と低調…。

予防には乳製品や魚、納豆、緑黄色野菜などカルシウムやビタミンD、ビタミンKを多く含む食品の摂取、適度な運動や禁煙が大事ですが、切迫感が乏しいのも事実です。

しかし今後の打開に向けた方策は行われています。

例えばですが
歯科で骨粗しょう症を発見しようという取り組みが徐々に広がっています。

歯と一緒にX線画像に写った
下顎の骨の粗さや厚みから、
骨粗しょう症の可能性を歯科医が判定し、リスクが高い場合、
整形外科の受診を勧奨したりする試みが行われています。

上記の内容を理解している施術家に
大事な体を任せていきたいですよね。

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