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悪魔も絶望するシステムを

悪魔も絶望するシステムを

ちょっと前に「銀行の貸金庫で金品を窃盗」というニュースがあった。貸金庫も信用できないとなると、何を信用したらいいんだろう?きっと、こんな感じで金品にありついたに違いない。

しかし、社員の不正はもちろん、ちょっとした嘘の発覚にしたところで、本人はもちろん、上司にとってもイヤーなシーンはない。ときには解雇通告に至ることもあるだろう。泣いて詫びを乞うなら、はじめからやらないでよ、とも思うが、後の祭りで

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ルーティンの光と影

ルーティンの光と影

冬のシャワー(湯船に浸からない派)は不快でしかなかった。
浴室が寒すぎて、体を温めるためにシャワーを浴びているというよりも、冷やすために浴びている感じだ。
しかも、先の調査だと、私はシャワーに使っている時間は月20時間、2.8%も占めている。たかが2.8%と言うなかれ。実は夕食にかけている時間よりも大きい。

現在の衆議院の議員数の構成では、日本共産党やれいわ新選組よりもシェアが高い。

さて、必

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将軍の景色

将軍の景色

ご多分に漏れず、『キングダム』を愛読している。
前半のピークは秦軍の六大将軍の一人、王騎の死であろう。
趙軍の三大天の一人龐煖との戦いの中で致命的な傷を負いながら、主人公の信とともに、追撃を逃れる。
一緒に愛馬凰に乗りながら、王騎は信と会話を交わす。
そして「将軍の見る景色」を見せる。

この後の信の成長の中で、このとき見た景色はきっと大きな影響力を発揮してきたことだろう。
誰もが経験できない景色

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階級を揃える

階級を揃える

光熱費、原材料費、事務経費と、色々なコストが上がってくると経営者は、より良い条件のサービスや製品、商品を探し求める。この場合「より良い=より安い」と言っていいだろう。

通常ならスルーしてしまうような飛び込み営業や電話営業による取り次ぎにも、「経費削減」、「コストカット」と聞くと、思わず受け入れてしまうこともあるだろう。

「こういう提案あったから、検討してみて」

まあ、通常は即決されることもな

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念仏を唱えるリーダー

念仏を唱えるリーダー

私は激怒した。必ず、この上司の本意を確認せねばならぬと決意した。

8月も末になり、ちょっと、時期を外したタイトル名となってしまったが…。
別にお盆だからってこともないのだが、ちょっと前に、YouTubeで除霊関連(!?)の動画を観ていて、ふと思い出した出来事があった。

あぁ、あれって除霊みたいなものだったな、と。

昔の仕事で、自社商品の販売先のオーナーに対して、取引停止を仕掛ける、というよう

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面積は体力、高さはセンス

面積は体力、高さはセンス

新卒で働き始めて間もない頃、先輩に質問されたことがあった。
「小西な、センスって、どいうことかわかるか?」
まったく抽象的な話で、創造もつかない。
服のセンス、料理のセンス…。感性?

その先輩いわく…

営業において、ゴールのない仕事はない。
新規であれば、成約であったり、納品であったり、上司から「お疲れさん」と言われる瞬間がどこかにある。自分の実績として、カウントできる瞬間がどこかにある。

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いま、あえて仕分けを…

いま、あえて仕分けを…

朝起きて、ヒゲを剃る、歯を磨く、といった身だしなみ系や、休みにウォーキングをする、夜に筋トレをするといった健康系、起床後に当日のスケジュール確認をする、月末から月初にかけて請求書を作成するといった仕事系と、毎日が大小様々なルーティンで構成されていることに気づく。
おそらく、このルーティンは放って置くと、年々増えていく。
暇なときならそれでいいが、仕事も立て込んでくると、支障をきたすことになる。

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50本のトングと、自分の財布の「ように」問題

50本のトングと、自分の財布の「ように」問題

トングを買った。
50本だ!
仕事で必要だからしょうがない。
検品のために狭い部屋に50本を並べていく。
爽快だ。
自然と笑みが浮かぶ。
「買っちゃったよ、50本…」
おもちゃを買った子どものようだ。

最近の買い物しては、5色のマジックペンを買った。

一部、紙のカレンダーでのスケジュール管理もしており、クライアントごとに案件を色分けする必要があったのだ。
以降、5色を使い分けて管理することの楽

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あえてアイコンタクトをとらない

あえてアイコンタクトをとらない

以前、「未来委員会」というネーミングのプロジェクトチームが立ち上がったことがあった。何の業界で、どういうメンバーだったか忘れたが、おそらく自分もメンバーとしていたんだと思う。

その冒頭、未来は見ないほうがいいこともあるから、ネーミングを「見ない委員会」にしては?と発言し、ひどく場の空気を悪くしたことがあった。
今更ではあるが、この場をお借りしてお詫びしたい。

ところで、その後、どうなった?未来

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ENDLESS PAIN

ENDLESS PAIN

座った椅子が倒されていく。
目を閉じて、口を開ける。
今回も、また始まった。
意図的に、意識を他に向ける。
あぁ、note更新しなきゃ…

社会人になりたてのころの話。
着任した部署で、とある社員から業務を教わっていた。
今の御時世では信じられないかもしれないが、残業代もあってか、やたら残業が多く、自然、こちらも遅くまで残らざるを得なかった(こちらは、営業手当をもらっていて残業代は出ない)。

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懸賞金額を上げよう!

懸賞金額を上げよう!

ある程度、成熟したマーケットにおいては、同業者とのシェアの取り合いが発生する。ガチンコの取った取られた、もあれば、協定を結んで仕事の紹介をしたり、外注をしたり、と。

そのような局面では、他社になめられてはいけない。
他社外交が重要となってくる。

他社外交においては、所属する企業の規模、シェア、当人の肩書き、業界歴、説得力、胆力等々、色々なファクターをもって相手と対することになる。
昨日今日入っ

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かくいう私は、ルールメーカーです

かくいう私は、ルールメーカーです

「アレルギーはありますか?」
外食の際に、店員の方から聞かれることがあっても、
「ありません。大丈夫です。」
と回答してきた50年間であった。

通常、このようなケースの「アレルギー」は原因食物を摂取すると間もなく反応する「即時性」アレルギーを指す。が、実は時間差で反応する「遅延型アレルギー」というのも存在しているらしい。

試しに検査キットを取り寄せ、調べてみたところ、

牛乳

アーモンド

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あなたのことを、知りたいから…

あなたのことを、知りたいから…

「人に雇用されず、人を雇用せず」をモットー?として起業してから3年半経った。雇用しないことによって、国に対しては後ろめたい気持ちもなくはないが、そもそも年々雇用されたくないという人も一定量増えているんだろうから、バランスが取れているんじゃないか、とエクスキューズさせてもらう(ダメ?)。

そういう世捨て人のようなニュートラルなポジションにいると、それはそれで、当時ど真ん中にいたときには見えなかった

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「決めること」はリーダーの仕事

「決めること」はリーダーの仕事

「おっ、おう」
最近、反応に困る問い掛けが続いた。

「社名、いいよね」
「ルールメーカーって、小西さんに、ピッタリだよね」

冒頭のような、反応をしながらも心の中では呟いている。
「ごめんなさい、そこまで当時は考えていなかったです」
「結果オーライってことにしておいてください」

どうして社名を「ルールメーカー」にしたのか?

起業したての投稿だ。

ぼんやりとルールを作り出していくことの大切さ

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