小西 和孝

富山県にある井波町出身(現南砺市)。1974年生まれ。砺波高校を経て、花の都大東京へ。 1997年より新聞社の販売局に勤務。 2006年より資源リサイクル事業の会社に入社。2008年に取締役に就任。2020年6月で退任。 2020年7月に法人を立ち上げる。現在金沢に単身赴任中。

小西 和孝

富山県にある井波町出身(現南砺市)。1974年生まれ。砺波高校を経て、花の都大東京へ。 1997年より新聞社の販売局に勤務。 2006年より資源リサイクル事業の会社に入社。2008年に取締役に就任。2020年6月で退任。 2020年7月に法人を立ち上げる。現在金沢に単身赴任中。

最近の記事

終わりなき旅

井波の自宅の当時使っていた部屋に、未だ学習机が残っているだろうか? 残っているなら、未だあの傷も残っているだろうか。 ずーっと忘れていた記憶。 あれから、30年経って、ふと思い出した。 実は、受験勉強をしていて、暗記するのは得意じゃなかった。 何度も口に出して繰り返す、連想する別のものと結びつける等、色々とやってみたが、一番シックリきたのは、なにかのマニュアル本を読んだ「手を動かしながら、覚える」だった。 最初は、例えば「メソポタミア文明」を覚えるのに、不要紙に「メソポ

    • KNOCKIN' ON YOUR DOOR

      先日、新聞で読んだ記事で、こんなのがあった。 東京都新宿区でオーストラリア国籍の被告が 「強盗だ」 と言って住人に暴行したという。 ところが、どうも被告の方にも言い分があるという。 というのも、事件は深夜に発生したのだが、被告は住宅からガソリンのにおいがして火災の危険があると感じ、避難を呼びかけようと2階ベランダに上ったのだという。 そして、住人に呼びかけたそうだ。 「Go to a door」 ※実際にあった事件です。

      • まだ終わっちゃいない!

        単身赴任においては、色んな終わりを目撃する。 体重計の電池が切れる。 ストックしておいた深煎りごまドレッシングがなくなる。 北陸で生まれたプレーンヨーグルトもなくなる。 家族と一緒だったら自分以外の誰かが目撃するかもしれないが、単身赴任だと独り占めだ。 そして、今、歯磨き粉が終わりを迎えようとしている。 最後まで使い切ろうと、容器の口から遠いところから畳んでいく。 どんどん容器は萎んでいき、粉は口に向かって集められていく。 「もう、だめだ」 そう思い始めてから、1

        • 50-50-50

          もし、私が来年の6月までに、50本塁打、50盗塁を成し遂げた日には、前人未到の50-50-50の実現だ! 50歳だから。

        マガジン

        • 言ってみたかっただけ
          17本
        • 徒然なるままに
          122本
        • 金沢にて
          53本
        • 仕事は友だち
          29本
        • マネジメント
          47本
        • 受ける営業
          24本

        記事

          サバはサンマを凌駕する

          最近出張が多くなった。 今月だけでも、日帰りも含めると12日と、根無し草主義者の本領発揮である。 一方で、50歳に到達し、年々自宅に愛着が湧いてきた。やはり、ホテルは疲れる。 新型コロナウイルス感染症の影響もあり、体力のあったこの数年間で出張が少なく、体力が衰え始めてから出張が復活する、というのも皮肉な話だ。世の中トレードオフ祭りである。 さて、そんな出張であるが、非日常の空間は、非日常の体験、気づきを与えてくれることがある。 例えば、仕事の関係で、ここ最近、敦賀に宿泊する

          サバはサンマを凌駕する

          やはり見附島は、見附島だった

          過去の投稿を見ていて、ドキッとした。 能登半島地震が起きたのが今年の正月だから、その1年以上前の投稿か。 その後、どうなるのかも知らずに、お気楽な投稿をしてしまったものだ。 そして、見附島は攻撃をすることもなく、ただ、ただ、黙って、そこにある。 当たり前だが、見附島は見附島だ。 また、いつの日か、訪ねてみたい。

          やはり見附島は、見附島だった

          階級を揃える

          光熱費、原材料費、事務経費と、色々なコストが上がってくると経営者は、より良い条件のサービスや製品、商品を探し求める。この場合「より良い=より安い」と言っていいだろう。 通常ならスルーしてしまうような飛び込み営業や電話営業による取り次ぎにも、「経費削減」、「コストカット」と聞くと、思わず受け入れてしまうこともあるだろう。 「こういう提案あったから、検討してみて」 まあ、通常は即決されることもなく、一度担当者にボールが落ちてくる。 さて、この際に、担当者は何を心がけるべき

          階級を揃える

          念仏を唱えるリーダー

          私は激怒した。必ず、この上司の本意を確認せねばならぬと決意した。 8月も末になり、ちょっと、時期を外したタイトル名となってしまったが…。 別にお盆だからってこともないのだが、ちょっと前に、YouTubeで除霊関連(!?)の動画を観ていて、ふと思い出した出来事があった。 あぁ、あれって除霊みたいなものだったな、と。 昔の仕事で、自社商品の販売先のオーナーに対して、取引停止を仕掛ける、というようなものがあった。随分と物騒な話だが、こちら側としても販売網の強化という使命があっ

          念仏を唱えるリーダー

          面積は体力、高さはセンス

          新卒で働き始めて間もない頃、先輩に質問されたことがあった。 「小西な、センスって、どいうことかわかるか?」 まったく抽象的な話で、創造もつかない。 服のセンス、料理のセンス…。感性? その先輩いわく… 営業において、ゴールのない仕事はない。 新規であれば、成約であったり、納品であったり、上司から「お疲れさん」と言われる瞬間がどこかにある。自分の実績として、カウントできる瞬間がどこかにある。 もちろん、いったんそこで一区切りとなるが、その後も得意先のフォローは続く。一度作っ

          面積は体力、高さはセンス

          いま、あえて仕分けを…

          朝起きて、ヒゲを剃る、歯を磨く、といった身だしなみ系や、休みにウォーキングをする、夜に筋トレをするといった健康系、起床後に当日のスケジュール確認をする、月末から月初にかけて請求書を作成するといった仕事系と、毎日が大小様々なルーティンで構成されていることに気づく。 おそらく、このルーティンは放って置くと、年々増えていく。 暇なときならそれでいいが、仕事も立て込んでくると、支障をきたすことになる。 ということで、あるとき、一念発起して「ルーティンを、毎日一つ削ること」をルーティ

          いま、あえて仕分けを…

          他人にはおすすめしないけど、やっぱり自分はやってるだろうな…

          今年も7月15日がやってきた。 今回もやるぜ! ほいっ! 黄色?オレンジ?が上京、水曜の何?これ?黄土色?は福井に終日。金沢を留守にする機会も多くなりましたね。 色の数も、なかなか2022年の6色を超えることがありません。 ただ、ブランクのところが休みかというと、そうでなく、強引にでもブランクを作らないと資料やレポート作成が追いつかなくなってきました。真っ白というよりもグレーに近く、そういう意味では相変わらず仕事とプライベートの境界は曖昧になっています。 さて、起業し

          他人にはおすすめしないけど、やっぱり自分はやってるだろうな…

          50本のトングと、自分の財布の「ように」問題

          トングを買った。 50本だ! 仕事で必要だからしょうがない。 検品のために狭い部屋に50本を並べていく。 爽快だ。 自然と笑みが浮かぶ。 「買っちゃったよ、50本…」 おもちゃを買った子どものようだ。 最近の買い物しては、5色のマジックペンを買った。 一部、紙のカレンダーでのスケジュール管理もしており、クライアントごとに案件を色分けする必要があったのだ。 以降、5色を使い分けて管理することの楽しいこと、楽しいこと。 塗り絵をする子どものようだ。 そういえば、先日は某コピ

          50本のトングと、自分の財布の「ように」問題

          聴衆にバレないために

          日報や議事録の作成、報告を苦手とする人が多い。 そりゃご多分に漏れず、私も好きな業務じゃないが、意外とコンスタントにスピーディに成し遂げるだけで、他者との差がつくことに気づいてからは、あえてこだわるようにしている。そう、コスパ、タイパがいいのだ。特に相手に付き合っていて安定、安心を感じていただくには、これほど時間、コストもかけずできることはない。今すぐでもやるべきだ。 それでも、なかなかできない、続かないのが現実(だから、継続的にできると優位性がある)。気合や根性で片付けて

          聴衆にバレないために

          「外貨」を獲得できているか?

          「うちの関連会社で、一番すごい会社はどこか知っているか?」 ある日、H先輩に聞かれた。 「うーん、やっぱり(一番売上の大きい)A社ですかね?」 と私が答えると、違うという。 「正解は、B社」 少し意外な感じがする。それほど、売上も大きくないし、利益も出ていないという印象だ。 「なんで、B社なんですか?」 不本意そうに、私が質問すると… 日々、売上や利益を追いかけていると、否、追いかけているから、気づかないときがあるが、ちょっと引いて遠目から見てみると、獲得した売上や利益が、

          「外貨」を獲得できているか?

          あえてアイコンタクトをとらない

          以前、「未来委員会」というネーミングのプロジェクトチームが立ち上がったことがあった。何の業界で、どういうメンバーだったか忘れたが、おそらく自分もメンバーとしていたんだと思う。 その冒頭、未来は見ないほうがいいこともあるから、ネーミングを「見ない委員会」にしては?と発言し、ひどく場の空気を悪くしたことがあった。 今更ではあるが、この場をお借りしてお詫びしたい。 ところで、その後、どうなった?未来委員会? ここ金沢も、週末には、ひがし茶屋街や兼六園、近江町市場と、観光客でご

          あえてアイコンタクトをとらない

          ENDLESS PAIN

          座った椅子が倒されていく。 目を閉じて、口を開ける。 今回も、また始まった。 意図的に、意識を他に向ける。 あぁ、note更新しなきゃ… 社会人になりたてのころの話。 着任した部署で、とある社員から業務を教わっていた。 今の御時世では信じられないかもしれないが、残業代もあってか、やたら残業が多く、自然、こちらも遅くまで残らざるを得なかった(こちらは、営業手当をもらっていて残業代は出ない)。 苦痛だった。 何が苦痛か、って、終りが見えない。 最初は業務の全容が見えず、一つ