子供の不登校①~親の内面の問題の気付き~

なるべく一つの記事でまとめたくて長文になってしまいました。最後までお付き合いくださいましたらうれしいです!
気付きに関しては、スピリチュアルヒーリングに始まり、日々の内観により得たものになります。ヒーリングの内容や内観の仕方などは追々書いていこうと思います!

不登校のはじまり

コロナ禍のある時期から娘が徐々に体の不調を訴えるようになり、最終的には不登校になっていきました。人間関係のトラブルや勉強の不安などはなく、身体が思うように動かない、行かないといけないとわかっているのに行けない、という原因不明の不調でした。
私はそんな娘が理解できず(理解したくなかったのかもしれません)、「面倒くさがっている」「甘えている」「さぼっているのではないか」と娘に責任を押し付け続けました。

そして、不登校が三か月続いた時、私の焦りは限界値を超えました。娘の顔を見ることが出来なくなりました。
もちろん、周りの友人、スクールカウンセラー、病院、思い当たるところ全てに相談しましたが、具体的な解決策はなく、どこも変わらず「本人のペースで、見守りましょう」との結論となりました。
夫はというと、仕事でほぼ家にいない人で、子育ては専業主婦の私の役割でした。私もそれで納得していたし、それでいいと思っていましたが、ここまで問題となれば、もっと関わって一緒に考えてほしい!!と怒りも爆発。「焦らずいこうよ~」というマイペースなのか逃げているのか何なのか?夫との気持ちの温度差もあり、ますます家庭環境は悪化。もう正気でないので、まともに話し合いもできませんでした。
このままひきこもりになるのだろうか、勉強はどうするのか、学校に行けず将来社会人としてやっていけるのだろうか、もうこの子の人生は終わった。
私の脳内はこんなネガティブな想像ばかりが無限リピートされていました。そしてある時メンタルが崩壊しました。

今にも擦り切れそうな糸がついに切れてしまい、もうこれ以上娘と一緒に居られないと不安や怒りなどの感情が爆発。それでも死ぬほど大切で愛している娘に変わりはなく、これ以上傷つけたくないというわずかに残っている平常心で親に預けることを決めました。
愛しているんです。大切な存在なんです。なのに、わが子の弱っていく姿を受け入れられない自分の未熟さに絶望。

無償の愛とはーーーーーーーーー

別居する間にスピリチュアルヒーリングでカウンセリングやクリアリングを始めました。

気付き1:常識への捉われ

私は学歴を重視した環境で学生時代を過ごし、挫折したコンプレックスがありました。周りの友人は成功者(私にはそう見えているだけなのかもしれませんが)で、娘には私のようになってほしくないと執着してきました。
弱った我が子に追い打ちをかけるように、自分の価値観を押し付け、さらに娘を追い込んでしまったのです。
しかし、実際世の中には、学校に行かなくても社会で働いていたり、幸せになっている人は沢山います。これから娘が学校へ行かなかったとして、本当に幸せになれないのでしょうか?不登校は不幸、それは真実なのでしょうか?勝手に自分の常識に当てはめ、勝手に娘の将来を決めつけてしまっていた昭和のガンコ親父でした。(あ、ガンコババアか…)
無意識に常識に捉われていたことにようやく気付きました。こうなったら他にももっとあるはずで、日常生活の中でひっかかることがあると、いったん立ち止まり考えるようにしました。そうして一つずつブロック(思い込み)を外していっています。
30ウン年で培われた私の経験、常識、考え、マイルール、それを見直すことは容易ではなく、これまでの自分を否定されているような気持ちになり、怒り・悲しみ・淋しさといった感情が溢れ出ました。しかし、それの為に現実が辛いものになっているのは事実で、逃げずに向き合うと決めたのです。
そしてここで、私にとって本当の幸せとは何か?というのが問題解決に向けての最大のテーマとなりました。

この時点でおわかりでしょうか?もはや娘の不登校が問題なのではなく、私に問題があるよと気付かせてくれたきっかけに過ぎなくなっていました。

気付き2:共依存からの精神的自立

母親ならば子どもが分身に思ったことがあるでしょう。ですが、それぞれ別の存在であり一人の人間として尊重すべき存在。しかし私は娘の人生を背負い、母であることで自分の存在を認めようとしている共依存の状態でした。
娘と自分の人生を切り離し、自分自身の人生を歩むために必要なことは、精神的自立です。「自立」と聞くと、「独りぼっち」「孤独」といった思い込みがあったので、本当の意味の「自立」を知り、これから自立に向けて行動していくのみです。
(精神的自立・・・自分で立って、誰とでもうまくやっていくこと。助けが必要な時は頼れる人に頼ればいいのです。)

気付き3:自己否定・自己卑下

芸人さんに多いタイプですが、人を楽しませることが大好き、なのに自分に自信がなく、被害妄想も激しい自称明るいネガティブ人間です。自分に自信がないからこそ明るくふるまい注目してほしい願望があるのでしょう。厄介な性格です。自分で客観的にみても厄介で腹立たしい…w
親の兄弟差別による妹への妬みや、子どもの頃のいじめ、容姿が気に入らない、など子どもの頃からどんどん自己否定の塊の人間が出来上がりました。
今回、「鏡の法則」で娘を通して自分のダメな部分を投影していることが分かりました。相手は鏡、これは色んな場面で気付きを与えてくれるので、人間関係で迷ったらぜひ活用してみてください。あなたが気付くべき問題が隠れていて、それをわざわざ相手が悪役となって伝えてくれています笑 クリアできたらきっとその問題はあなたに起こらなくなるので、例え相手にどんなに腹が立っても最終的に感謝することができるでしょう笑
笑い話はこの辺にしておき。(笑えたかどうかはわかりませんが)

娘に対して不安になったり腹が立ったりしているのは、自分の嫌な部分が見えてしまっていて(同族嫌悪とも言います)、自分への怒りが沸いてしまうからなんです。どうすれば解消できるのか?答えは超簡単。自分を許す、認める、愛してあげると気にならなくなります。投影するネガティブな要素がなくなりますので。
自分を愛し認めている人は、とても穏やかで平和な人がほとんどだと思いませんか?仮に、ちょっと問題あるなという人が身近にいても、気にかけず、さらりと流せるというか。
私の友人にもいます。私は運転するとき、相当な安全運転を心がけているのですが、交通マナーの悪いドライバーを見たりすると、かなりイラっとして暴言が暴走します笑 そんな時友人は、「落ち着いて、急いでたのかもしれないじゃない、事故にもなってないからよかったじゃないの。いちいちそんなことで怒ってると疲れるよ。リラックス~」となだめてくれます。もはや神です。私基準の安全運転マイルールが絶対の正義と思い込んでいるので、それに反する人は悪と決めつけていました。(もちろん危険な運転はいけませんが)安全運転と言いながら、正直時々私は大変迷惑な運転をしてしまいます。。(ごめんなさい)そんな時、「あ、人のこと言えないな」と、自分がいつも正しいのではない、と素直に反省します。どこのだれかも知らないあのドライバーたちは、私にそんなことを教えてくれたのでした…例え話が長くなってしまった。

自己否定から自己受容が必要だ、と気付いたのでした。しかし、ずっとずっと自己否定しながら生きてきた私にとって、自分を愛するということは、そう簡単に理解できることではありませんでした。一生自分を嫌いなまま生きていくのだと思っていましたので。
ただ、自分を愛することは幸せになるために欠かせないことだけは理解しました。

気付き4:両親への思い

親になって子育てをして精神的な病を発症する人が多いのは、自分の子ども時代を振り返ったり自分と子どもが重なることで、色んな記憶が蘇るからです。子供時代に抱えていたトラウマ、悲しみなどは子どもの頭では処理できず、大人になって初めて気付き再び傷つくことがあります。私が娘の不登校でメンタルが崩壊し、そのうち両親への恨みのような真っ黒い感情が湧き出てきて、気が付くと感情の矛先は娘ではなく、両親に向いていました。

両親との関係性を一言で言うならばこちらも「共依存」。3人姉妹の真ん中で、生まれながらの末っ子タイプだった私に突然妹が出来、両親親戚じゅうが溺愛しました。そんな環境と生まれながらの性質も合わさって、癇癪を起したり妹をいじめたり、身勝手な行動が見られる子どもでした。両親に対する試し行動は、本当はかまってほしいという淋しさから出たものでしたが、両親はただこれに気付かなかったか、私を素直に愛せない事実に向き合いたくなかったのか(理由は私はわかりませんし、聞きません)見て見ぬふりをしたのでしょう。(注:気付かないこと悪ではありません。愛の学びに良い・悪いはなく、どんな学び方を選ぶのも本人の選択の自由です)
両親は私の性格に難を示すばかりでした。当然のことながら、親目線になってみれば、自分の言うことを素直に聞いてくれる子供のほうが可愛く映りますよね。今では理解できるのですが、ずっと「愛されていない」と感じて生きてきました。明らかな姉妹差別もありましたし、それを追及しても口を濁すだけでした。ですが、愛してはいるのですよ。親ですから。それは分かります。ただ、私が求める、私が欲しい愛をくれなかっただけです。そこが大変な問題なのです。私は「欲しい!欲しい!くれくれ」と求めてばかりの自己中心的な赤ちゃんのまま大人になってしまったのです。ちなみに今もですwww

この親への思いから、自分の奥深くにある本当の感情、インナーチャイルドを掘り起こし、見つめ、癒していくことになります。

不登校でもたらされたメッセージ

娘はこれらの気付きを私に与え、本当の幸せとは何か、一度立ち止まって考えてほしい、というメッセージを伝えてくれたと思っています。
あなたは、自分にとっての本当の幸せとは何か、すぐに答えられますか?何年も自分の人生を生きてきて、どんなことが幸せなのかを学んでいますか?
私は、「自分のことなのに、自分のことが分からない」状態でした。完全に自分を失い、外的基準で生きている証拠です。振り返ってみると、不登校が起こる前から、身体の不調や目の前に起こる出来事がこれと繋がっていたのだなと分かります。宇宙は人生の気付きをあらゆる方法を使ってメッセージを送ってくれます。それに気付くか気付かないか、もしくは無視するかは自由です。良いも悪いもありません。
人は変化を恐れるように出来ていますので、怖くて当たり前です。私は自分が自分でなくなる気がして(そもそも自分を持っていないのに!!w)とても怖くてたまりませんでした。ですが、私はそのメッセージを受け取り、自分にとって本当の幸せとは何かを知り、より豊かな人生を送ると決めました。だって、これまでとても苦しかったですから、向き合い軽やかに前進したいと心から思ったのです。









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