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#音楽
【過去記事発掘】テリー・ボジオ:ドラムで宇宙を表現する真摯な音楽家の姿を見た!@ビルボードライブ東京
以下の文章は2016年1月に某サイトに掲載するために書いた記事です。そのサイトにはまだ載っているようですが、筆者が退職した後もシレっとSEO対策で載せっぱなしになっている死んだ記事になっているのが許せないのでここにサルベージいたします。暇つぶしにどうぞ。
ドラム界、三賢人の一人、テリー・ボジオ。
(ほかの2人はあなたの好きなドラマーの名前を適当にぶっこんでください。)
1975年、フランク
黒い安息日を覆う音/トニー・アイオミと彼の愛器、SG。
姉さん、事件です。
HR/HM界の重鎮、ブラック・サバスのトニー・アイオミが、その活動初期において使用していた魔改造1965年製ギブソンSGスペシャル(リンクの記事には64年製とあるが、65年製で正しい)、通称”モンキーSG”を模したシグネチャーモデルが発売されました。昨年、アイオミ所有の実際のモンキーSGを小さな傷にいたるまで再現したモデルも発売されていたのですが、右利き用
「ゴジラ」を生んだ音響と音楽/伊福部昭・三縄一郎・下永尚
日本特撮映画の原点、ゴジラ。
もはや説明不要、水爆実験の放射能によって怪物化した古代生物の生き残り。都市を蹂躙し、口から吐く白い炎は街を炎上させ、歩いた後には瓦礫の山しか残らない。登場から60年以上経過した現在でも人気を保ち続けている、まさに怪獣の王である。第1作目「ゴジラ」は昭和29年に公開。後に黒澤映画の第二班監督も務める本多猪四郎の戦災の記憶を基調とした手堅い本編演出と、この世には存在し
【映画雑記】「Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡」孤独な眼をしたロックンローラー。
最近は劇映画を観るのがなんだかめんどくさくて、ドキュメンタリー映画ばかり観ている。たまにこういう周期が来る。今日はU-NEXTの作品一覧にの中に見つけてとりあえずマイリストに入れて放置していた1本を観た。
「Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡」。
ニューヨーク・ドールズのギタリストとしてデビューし、ハートブレイカーズ(トム・ペティとは関係ない)を経てソロへ。セ
悪魔とドライヴ/ロック史に潜む悪魔の影
【注】本記事は「悪魔/悪魔主義」がロックに及ぼした影響をいくつかの事例で紹介する内容であり、オカルト的に考察するものではありません。悪しからず。
エルビス・プレスリーの登場以来、ロックは一部の良識的な人々から「悪魔の音楽」と批判され続けている。そして、「ロックは悪魔の音楽」と自称した人々もいた。自らの神秘性を高めるために称した者や、無邪気に悪魔的なイメージを演じた者が大半であったが、ある者は血
初めて映画で使われた電子音楽/「禁断の惑星」とバロン夫妻
1947年、アメリカで世界初のUFO目撃事件が話題となり、人々の関心は空へと向けられた。空を飛ぶ宇宙からやってきた謎の物体、それは冷戦下の核の恐怖の裏返しであったが、来るべき宇宙時代への憧れもそこにはこめられていた。それと呼応するかのようにSF文学も成熟期に入り、クラークやハインライン、P・K・ディックといった現在でも読み継がれている作家たちの作品が次々と発表された。
1950年代に入ると映画