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【読書記録 #1】『たった1枚の紙で「続かない」「やりたくない」「自信がない」がなくなる』 [著]大平 信孝

はじめに

大人になると段々と感情を押し殺して、周りの目を気にするようになる。
中身より上辺。感情より理性。衝動より打算。

それが「大人になる」ということだとしたら、それは果たして喜ぶべきことなのか。

大人になるにつれて大切な"何か"を失ってはいないだろうか。

公園で友達と大声で走り回った記憶。
放課後に泥だらけになりながらサッカーをして遊んだ記憶。
戦隊ヒーローになりきって戦隊ごっこをした記憶。
勉強を差し置いて漫画を読みあさった記憶。
部活動にうちこんだ記憶。
町内会のお祭りで夢中になって射的をした記憶。
運動会のかけっこで一番をとるために練習をした記憶。

あのときのワクワク感を取り戻す。

これから紹介するのは童心にかえる大切さを教えてくれるそんな本である。


今回紹介する本


衝撃

「テンションを上げる」と「やる気を上げる」は違う。

その言葉に衝撃を受けた。

どちらもニュアンスが少し違うだけでほぼ同じ意味だと思っていたからだ。
しかし、著者によるとそこには"明確な違い"があるらしい。

「テンション」は一時的なもの。
「やる気」は長期的なもの。

私が普段気合を入れるときに行っていたのは「テンションを上げる」方だった。
テンションは一時的なものなのに、それを維持しようと必死だった。
そして維持できない自分を責めていた。

しかし維持できないのは至極当然である。
「テンションは長続きしない」のだから。

合点がいった。
私が取り組むべきは「やる気を上げる」ことだったのだ。


どうすればやる気を出せるのか

では、どうすればやる気を上げることができるのか。

ポイントは「過去」にあるという。

著者の言葉を借りると、『過去の記憶には、大切なあなたの価値観が眠っている。「本当に実現したいことや目標」の原点はそこにある』という。

キーワードは冒頭に話したワクワク感

あのワクワク感、情熱を取り戻して物事に取り組むことができたならば、やる気を上げられる。

どういう方法で過去と向き合うのか、その具体的なやり方は是非本を読んでご自身で実践してみてほしい。
とても簡単で、非常に効果的な方法である。


私のワクワク

私が実践してみた結果、浮かんできたのが「ゲーム」であった。

ゲームで遊んだときが一番ワクワクした。
ゲームで対戦したときが一番熱くなった。
ゲームの話をしたときが一番盛り上がった。

あのときの記憶は今でも鮮明によみがえってくる。

私のやる気の源はゲーム。

それがわかったから、これまでプログラミングに関して門外漢であった私だが思い切ってチャレンジしてみることにした。
ワクワクするものに触れているから、大変なゲーム開発の勉強も続けられるし、基本情報技術者の勉強にも楽しく取り組める。

すべてはつながっている。

こうして「やる気を上げる」ことができたのだ。
これまで継続できなかった私だったが、この本のおかげで変われた。
そして「続かない」「やりたくない」「自信がない」がなくなった。

今日も私は「ゲーム制作」に向けて奮闘する。

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