怒りの根底には必ず「一次感情」が潜んでいる
感情コントロールって難しいですよね。
頭では分かってても制御がきかなくてイライラしてしまったり、頭が真っ白になって気が付けば怒鳴り散らしていたり・・。
そのような経験は誰しもあると思います。
完璧な人間なんてこの世に存在しませんので、それは仕方のないことです。
自衛のためにも、怒りの感情が必要な時もあります。
ただ「怒りは二次感情である」ということを理解しておくと、自分自身がキレにくくなったり、読心術が鍛えられ対人関係も良好になったりするので、今日はその話を少ししようと思います。
参考までにどうぞ(^^)
怒り=二次感情
怒りの感情の根底には必ず
不安
悲しみ
寂しさ
心配
落胆
などの感情が潜んでいます。(一次感情)
一次感情なしに、突然怒りの感情が湧いてくることはまず考えられません。
必ず感情をワンクッション挟んでから怒りが湧いてきます。
(突然生命の危機に陥った場合は、一気に戦闘態勢に入る必要があるためアドレナリンやドーパミンが大量に分泌され怒りモードになりますが)
分かりやすく例をいくつか挙げてみましょう。
①部下がミスをしたのでキレた上司
↓
★上司の一次感情
「こいつがミスをしたら俺が上から怒られるんだよ。まじで勘弁してくれよ」という落胆の気持ち。そして自分の心配をしている。
②受験を控えている娘が最近怒りっぽい
↓
★娘の一次感情
「受験が上手くいくか心配、もし合格できなかったらどうしよう」という気持ち。不安感が強い。
③迷惑行為を繰り返す不良少年
↓
★少年の一次感情
「親から見放されて、さびしい。俺のことをもっと見て欲しい」という気持ち。愛情が欲しい、寂しいという気持ち。
あくまで例ですが、このように一次感情の次に怒り(二次感情)がやってきます。
なので自分がイライラしている、キレそうな場合には
「自分の一次感情はいったい何なのか?」を考えてみるといいです。
そこが明確化されれば、感情コントロールもしやすくなります。
そしてこれは絶対やってほしいのですが、キレてしまう前に一次感情を相手に伝えてください。
「私はね、いま不安でしょうがないの」
「正直いってガッカリだよ」
「あの時はすごく悲しかった」
このような感じでストレートに伝えてください。
そうすると相手も論理的に頭を働かせようとします。
関係性や性格にもよりますが
「こういう気持ちになってたのか、なるほどね…」
「じゃぁ、こうすれば解決できるんじゃないかな?」
このような感じで相手も考えてくれることが多いです。
この「キレる前に一次感情を相手に伝える」という行動は、無駄に労力を消費しなくて済むので、両者にとってプラスになります。
もちろんこの逆パターンも使えます。
相手が怒っているのなら、「この人の一次感情は何なのか?」を考えてみるといいです。
そこを解消してあげれば、怒りも静まります。
まとめ
今日は「怒りの根底には一次感情が潜んでいる」というお話をさせていただきました。
特に家族やずっと仲良くしたいと思っている相手には、一次感情はすぐに伝えた方がいいでしょう。
そこを隠していてもモヤモヤが消えませんし、相手も対応しづらいです。
私も家では、すぐに感情を口に出します。(意識してやってます)
自分を包み隠さず100%さらけ出しているので解放感もありますし、何よりその方が信頼関係を築くことができます。
ケンカを未然に防ぐことはもちろんなのですが、ケンカをしてしまった後に「相手が何で怒ってるのか分からない」とか「なんでこんなに怒るのか分からない」となっている夫婦は信頼関係ができていない証拠です。
お互いのことをよく理解できていないのですね。
このようなことにならないためにも、大切な人には一次感情をすぐに伝えることが大事だと思います。
表面上だけの付き合いなら、まぁ言わなくてもいいですが、なるべくは遠回しにでも伝えた方が解決も早いのかな?と思います。
そんな感じです。
ではでは今日はこのへんで(^_-)-☆
最後まで読んでくれてありがとうございます。
また明日執筆します。