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滞米記 the States

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Staying in America / Midwestern / Findlay, Ohio
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#エッセイ

<オハヨーOhio記 5> 初雪、book outlet

1. 雪シーズンとサプリ 2. Mazza Conference 3. ランチ場所 1. 雪シーズン  昨日初雪。…

芹沢 沓胡
2週間前
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“Wonder Walkers” ミシャの世界

Michaの絵本をはじめて開いた冬 繊細でおおらかなコラージュ 色彩と 構図が焼き付き 鮮烈な…

芹沢 沓胡
3週間前
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信仰

一昨年 クリスマス礼拝で牧師の説教を聞いた 話の唐突な展開に 何故そうなると辟易し ふと…

芹沢 沓胡
1か月前

Total Eclipse

よるの雨音を聞きながら やっぱり明日は無理かしらねと眠りに落ち 翌る日 窓から差し込んだ…

芹沢 沓胡
2か月前
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Navajo

夢が叶ったという感覚に至ったことは 未だにないやも それでもきっと 祖母の魂も喜んでいる…

芹沢 沓胡
2か月前
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joy “メタモルフォーゼの縁側”

楽しいと感じること ほがらかな手応えは長く続いて 前へ進む力に変わる 月刊誌の連載や新譜…

芹沢 沓胡
5か月前
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slip flap

いちばん解ってほしいとき 行き過ぎる気持ちや言葉 滑りゆく地盤の如く 何処かでまた 流れが合うときがあるだろうか 忙しさを脇に置き ただ 時間を過ごせたら 月に振り回されているのでない 絶望するには早過ぎる 森のなかで SLOW DOWN の表示を見るたび 摩耗した心が繰り返す 今は速度を落とすとき いきる速さ くらしかた 自然のリズムに近く ふとした再会 別れ際の自然な抱擁が 心の一隅を照らす 変わらぬ愛情 いつくしみ 誰もがすでに愛されていて わすれないで 私がいる 

Unplugged

木のうろに飛び込んだりす ひとつの夜と朝を同じ樹々の間に過ごす 大きく設けられた窓から …

芹沢 沓胡
6か月前
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<お片づけ>3(色数、眠り、判断の速度)

暮れから諸々動き出し、年明けからはレジリエンスを試されつづけ、目下睡眠時間を確保すべくお…

芹沢 沓胡
9か月前
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Broadway Concertの夕べ

コンパクトなホールは熱気に包まれ すっとした佇まいから溢れ出した パワフルでsoulfulな歌声…

芹沢 沓胡
10か月前
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おいしい記憶

”かなしくなったら お料理したら” 胸に残った何気ない言葉は ちいさな灯りのやうで 年が明…

芹沢 沓胡
11か月前
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<お片づけ>2(起こった変化、物量)

片付けを始めて 自分自身が今まさに変わりつつあるのだと驚く瞬間が度々 ・スペースに余白が…

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<お片づけ>1(目的、余白)

机上の限られたスペース 平面に積み上げた資料や本 発生する雪崩に倦み やりたいことをした…

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自発性 ”The Duchess”

18世紀後半の英国 Duke of Devonshireに嫁いだ 麗しきGeorgiana 我をはっきりと持った芯 紅茶のEarl Greyの所以 ピンクのドレスが翻る 散りばめられた輝き 衣装 建物の装飾に溜息 華麗に友の間を舞って おんなであることを 哀しく思う瞬間は誰にもあってほしくない 木霊する悲痛な叫び 手立ての無さに 思わず目を背けずにはおれない 虚ろなまなこ 震える体に差し伸べられる手はなく どうしようもない絶望 胸が張り裂ける理不尽さは終わりにしたい 闘いは