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信仰

一昨年 クリスマス礼拝で牧師の説教を聞いた 話の唐突な展開に
何故そうなると辟易し ふと自分が宗教施設の長椅子に掛けていることに
思い至る 信仰をもつ者は救われる きっとさふだろう 別の日
”奇跡を目の当たりにしたことはある?” という問い 毎日、この瞬間にも
という答えは おそらく求められていない 奇跡を起こす主体はキリスト

視野や思考に 限界を覚えることはないのだろうかと うっすり思うものの
心の拠り所がはっきりしている人は つよく 余裕を持ち おおらかな
傾向にあるよう感じることも 今なお数多の人々が信仰を持つ、何か

すべてが奇跡の連続 何ひとつ欠けても 今の状態にはならなくて
決まった感謝の対象は 人生を簡潔にする助けになるか 対象は異なろうと
祈り続けること しずけさと歌の波動 浄らかな姿勢も ひとつの生き方
日々を日々たらしめるもの 祈りの込め方や愛情の注ぎ方に大差ないのやも

宗教はきっと とてもシンプル いろいろに意味付けは可能であるが
人の役に立ちたいという気持ち 誰かのためにと祈りを捧げる姿が
絶えず人の心を打ってきたのだろう 簡潔さは揺らぎにくい 降る雨に
起こる風 我は我の 彼は彼の 真理や信じるところを きょうも往く

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芹沢 沓胡
Erat, est, fuit あった、ある、あるであろう....🌛