りゃんず@愛媛へ移住した一家

2024年4月、夫の新規就農の夢を叶えるため、家族4人で地方移住しました。大自然を満喫しつつ苦労もいっぱい。田舎生活に憧れる方に共有したいと思い、リアルな体験談を綴っていきます。

りゃんず@愛媛へ移住した一家

2024年4月、夫の新規就農の夢を叶えるため、家族4人で地方移住しました。大自然を満喫しつつ苦労もいっぱい。田舎生活に憧れる方に共有したいと思い、リアルな体験談を綴っていきます。

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田舎に移住して半年で後悔している話。

はじめまして、りゃんずです。 2024年4月に、愛媛へ移住しました。 家族は4人。私(36)と夫(40)、それから7歳と4歳の子供です。 しかし半年経った現在、目の前に大きな壁が立ちはだかりました。 仕事がない。 安定収入の見込みが立たない。 自治体の移住サポートが弱い。 正直、現時点では「移住は失敗だった」と思っています。 (子供たちが自然の中でのびのび遊ぶ姿が心の支えです。) というわけで、田舎暮らしを考えている方のためにも、移住のリアルをお伝えしなければと、いて

    • 地方移住してもお金持ちにはなれないが、「豊か」にはなるんじゃないかという話。

      突然ですが、地方暮らしって、お金持ちにはなれないです。いや、誰もなれると言ってないですが、とにかく夢のような「リゾート地で悠々自適、天国のようにハッピー!」とかではありません。 地方(*愛媛の松山から車で1時間半の市)に暮らして半年ですが、支出は減ったものの、家計管理の仕方を見直して無駄を削ったのが原因で、地方にいることが影響したわけではないようです。 というのも、家賃や教育費は安くなったのですが、車2台持ちの維持費とガソリン代、競合が少ないスーパーの物価、地元の人があれ

      • 田舎暮らしの「虫」の実態

        田舎に移住すると決まったとき、心配事のひとつだったのは「虫」の存在でした。 実は、私も長女も、虫が嫌い。しかし、農家志望の旦那は農薬の恐ろしさを知っているので、殺虫剤は極力使わない主義です。 しかも自宅のすぐ隣が山。猿とか猪とかも出る山です。そんな中、どれだけ「虫」と隣り合わせの生活になるんだろうか……そんな心配をしていた我が家が半年間経験した「虫」との生活をお送りします。 あんまり出会いたくないけど居る虫たちゴキ●リ まずGはいます。ただ、田舎だから出現数が高いとい

        • 就農のスタートラインに立つまでの長ーーい道のり。

          柑橘農家を目指して、4月に家族で移住した我が家。自治体の研修が、受け入れ農家の都合(今年の収量が少ないため給料が出せなくなった等の理由)で頓挫しました。その後の自治体からのサポートがなく宙ぶらりんになったため、近隣市町村での就農を視野に入れて動いています。 ここまでの経緯はこちらの記事に書き綴りました。 うまく就農できなかった原因は土地と支援制度〜新規就農の最低条件〜|りゃんず@愛媛へ移住した一家 解雇が言い渡されたのが9月末。一時は呆然と立ち尽くした状態からなんとか立ち

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          お金がなくても節約しないぞ!と思っているもの4項目

          地方移住して、農家を志していた主人の仕事が、いろんないざこざで立ち行かなくなってから、半減した収入がさらに半減した我が家。とりあえず貯金を切り崩しながら生活しています。 もちろん節約はしていかなければいけません。我が家が節約に努めている項目はざっと以下の通りです。 子供が小さく、おしゃれやインテリアに凝る時間がないので、これらは特に苦にはなっていません。 と、常々、節約には努めているのですが、節約に走りすぎてはいけないと思っているものがあります。それは以下の4項目です。

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          「新規就農者いじめられる」があるあるという話。

          4月に夫の新規就農の夢を叶えるために地方移住した我が家。 夫は研修先の農家さんと相性が合わず、研修が取り消しになり、さらに研修を取り持っていた市からも次の助言がもらえなかったため、現在は無職。その日暮らしのアルバイト(ピザの宅配など…)をしながら、次の就農の機会を探している日々です。それについての経緯はこちらの記事をご参照ください。 うまく就農できなかった原因は土地と支援制度〜新規就農の最低条件〜|りゃんず@愛媛へ移住した一家 (note.com) そのような中でも、あ

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          田舎暮らしがフリーランスには快適である件

          4月に地方移住した我が家。いろいろありますが、私は友人に声をかけられたことをきっかけに、フリーランス(個人事業主)として在宅勤務を開始しました。今回は田舎暮らしはフリーランスには作業環境がとてつもなく快適であることをお伝えしようと思います! ①家賃は安く、時給は高いお仕事ができる! 都心だと高い家賃。今は賃貸アパートに住んでいますが、広々とした間取りなのに家賃は2万円下がりました。また、地方だと、どんな仕事でも時給が安い(基本1000円以下…)というのがデメリットのひとつで

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          移住の初年度に用意した350万円の思わぬ行方

          4月に移住した我が家。とりあえず初年度用に350万円を用意しました。 その350万円の貯金が、半年後にはなんと60万円になっていました! 主な原因は ●引っ越し代 ●保険料・税金 でした。 ①引っ越し代諸々で4月は出費100万円まずは引っ越しがシーズン中だったため、高くつきました。これまでの転勤では会社が負担してくれていたので、甘く見ていました。会社経由での引っ越しだと、大口になるので、大幅に割り引きされるそうです。 3月末~4月上旬、福岡→愛媛で、大手引っ越し会社の見

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          田舎暮らしの生活費:上がったもの下がったもの

          地方移住して、家計を振り返ってみたとき上がったもの・下がったものを記します。 ①家賃は下がった。 86,680円(駐車場1台込み)→68,500円(駐車場2台込み) 広さはあまり変わらず、少し古いのですが、駅近にも関わらず家賃は下がりました。 ②教育費は大幅に下がった。 幼稚園  10,300円→5,020円 ピアノ  13,310円→9,350円 スイミング  7,590円→4,400円 ピアノ教室はとあるグループ会社なのですが、設備費が0円になったので大幅に下がりま

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          なぜ愛媛?移住までのステップと現実とのギャップについて

          愛媛を選んだ理由地方移住しようと検討し始めた我が家。 夫の新規就農の夢を叶えることが最初のきっかけだったので、場所選びも、何を育てたいか?というところから出発しました。 夫はもともと農業の研究をしていて、『果樹をやりたい』というのは決まっていました。中でも、りんご・ぶどうが第一希望でした。しかし、 りんご→寒いところは勘弁(私) ぶどう→初心者には難しい? ということで、第三の候補に挙がってきたのは、みかん。みかんは農業の中でも安定しているという話を聞いたのですが、

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          新規就農は月収15万円から?実際の毎月の収支を公開。

          夫の新規就農にあたって、気になるのは最初の数年間の収入でした。 独立して自分の土地で収穫・販売し始めれば、事業としてある程度の収入が見込めます。また、果物の場合、すでに木のある土地を引き継ぐことができれば、『苗から実がなるまでの期間は収入ゼロ』ということもありません。 問題は、それまでの『研修期間』です。(研修を受けなければ、良い土地がもらえません…。) 移住前に聞かされていたのは、 新規就農のための研修は月収15万~(週休1日の時給制) でした。 移住前、我が家の月

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          うまく就農できなかった原因は土地と支援制度〜新規就農の最低条件〜

          2024年春、主人の「農家になりたい」という夢を追いかけて、地方移住した我が家。 周りからの声を聞いても、客観的に見ても、農業にはビジネスチャンスがあるし、田舎にはポテンシャルがある。 なのに、半年で仕事をなくしました。 客観的には、農業はポテンシャルが高い先日とあるテレビ番組で、「農業ビジネスはポテンシャルが高い」とほり●えもんが言っていました。 彼の言わんとすることは「まだまだ非効率的なところが多いからそこを改善すればめっちゃ儲かる」という話だったと思うのですが(

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          「そうだ、移住しよう」となった理由〜子育てと自己実現〜

          そもそもなぜ移住しようと思ったか。 その理由は3つあります。 理由①夫には農家になるという夢があった。 都会で働いてると、明日も続く満員電車に、先の見えない残業で、疲弊することがありますよね……。 私の夫もサラリーマンでしたが、それに加え、上司のパワハラにも悩まされていました。転勤生活も続き、このまま働いていたら鬱になる、というラインで働いていました。 一方で、東京育ちにも関わらず、大学時代から農業に関心があり、「いつかは農業をしたい」という思いを持っていました。「衰退

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